Google+が5周年

Google+が立ち上がってからちょうど今日で5年になりました。そして、TechCrunch Japanでもちょうどその記事が上がっておりましたのでご紹介します。

Google+

全くもってその通り(笑)

Google+、5歳になって今もどうにか生きている|TechCrunch Japan」の記事が実に的を得ておりましたので、ご紹介します。ちなみに私は3年目までGoogle+のファンでした…(笑)。途中で変更が加わったり、コミュニティとコレクションに力を入れ出し、UIが変更した際にiOSで上手くログインできなかったりしていく中で、プライベートでもだんだんと他のSNSに移行していっちゃいました(笑)。直観的なUIという概念から始まっていたGoogle+でしたが、ようやく使い慣れてきた矢先の方向修正に疲れちゃったのだと思います。

Googleはあらゆる面で正しいことをした。デザインはすばらしく(そして、当時としては、極めて高度なウェブ技術を使っていた)、サークルを利用したプライバシーへの配慮は、Facebookへの強力な対抗手段と思われた。人々は心からGoogle+に期待していた。
ハネムーンは長く続かなかった。サークルは殆どの人にとって複雑すぎる結果になり(友達をバケツに分けるアイデアは奇異に感じられた)、Googleの匿名を認めない(仮名すら)方針は、直ちに反感を買い、Googleがポリシーを変更した後も、当時の苦い思い出は多くの人の心に残った。
スタート当時、Googleはサービスの改善よりも、Google+のユーザー数を増やすことに集中していたように思える。
Twitterと異なり、Googleはこのサービスをサードパーティーデベロッパーに対して、殆ど開放しなかった。それはGoogleが、「非常に特別でマジカルな何か」を壊したくなかったからだ。
引用)TechCrunch Japan

 
Google+に関しては世界共通のユーザー認識だったようです(笑)。

Googleが同社の全サービスにソーシャル(即ちGoogle+)を盛り込むことへのこだわりは、プロジェクトリーダー、Vic Gundotraによって強く進められたが、少々行きすぎていたようで、2014年4月にGundotraがチームを去った後、各サービスからGoogle+統合機能を取り除く作業には、当初の開発と同じくらいの工数がかかった。
Gundotraが去った後、コミュニティーとコレクションに焦点を絞って昨年再スタートするまで、Googleはこのサービスのことを殆ど忘れていたようだ。その反響は、夏の暑い日の心地良いコオロギの声のようだった。
引用)TechCrunch Japan

 
混沌とした時期ですね。当時のお取引先企業様からも「Google+はどうなの?最近」との声が最も大きかった時期です。

ここの記事では、Google+の功績含め「ともあれ、ギリギリで頑張っているGoogle+よ、誕生日おめでとう!」という締め括りとなっていますが、今後はどうなっていくのでしょうか?

SNS?チャット?

Google自身もSNSの分野で遅れていることは充分認めており、だからこそ、Google+フォトを廃止したり、ハングアウト機能を切り出したり、クローズドチャットのような「Spaces」をリリースしたりしてきました。そして、Googleもチャットの市場価値にも充分目を向けています。

しかしながら、世界的には中途半端にアクティブユーザー数のあるGoogle+であることも事実。Facebookの対抗馬として有力視していたのも既に4年以上前の話です。各投稿のインデックスによるSEO優位性もそこまでなく、パーソナライズ検索でフォローしているアカウントの投稿が出たりする程度。では、今後Google+はどこに向かってしまうのでしょうか。

とりあえず静観?

SNSも様々な変容を遂げており、サバイバルが絶賛激化中です。Facebookも多角的な取り組みや広告機能を取り入れたりしている一方、Twitterはユーザーとマネタイズが比例しておらず苦戦していたりします。

そんな中、Google+はどうすべきか。私が思うに、今何かを取りやめたり、工数と資産を割いて新しいことに着手するタイミングではないのかと感じています。激化するSNSメディアにおいてはもう少しFacebook(とInstagram)やTwitter、キュレーションメディアの方向を見定めつつ、満を持してもう一度チャレンジすべきかと考えています。ですので、今は静観という名の放置かな、と(笑)。それでも昔からのGoogle+ユーザーは引き続き利用していますので、アクティブ率の減少は鈍化しているはずです。

従いまして、ユーザーとしても法人見地としても、今はGoogle+を見守りつつ、出方を待つしかないでしょう。

カテゴリー

新着記事

人気記事

過去記事