• LINEスタンプ制作における4つの攻略術

LINEスタンプ制作における4つの攻略術

LINEスタンプ
私はLINEのクリエイターズスタンプに2つ程スタンプを登録して販売しています(何でもやる節操のない男です、はい)。デザインが好きなので趣味も兼ねて作ったのですが、2つということは、実際のスタンプ数で言うと(1つ40スタンプなので)80です。さすがに疲れたので3つ目を作る気はありませんが、これからクリエイターズスタンプを作ろうと考えている方に向けて私なりのアドバイスを、ということでオススメの考え方をご案内します。

その前に…
今はアカウントの管理画面から選択した期間内の登録スタンプの送信数と受信数、さらにはその中の40個のスタンプ単位でも送受信数まで分かるようになってるんです。なので、自分の作ったどのスタンプが人気でよく使われているかが分かるんです。

↓縦に長い参考画像ですみません↓
LINEマイページ画面

では、改めて私のこの2つの登録スタンプとスタンプ毎の送受信数、売上などから、これからオススメするスタンプの方向性をご案内します。あ、オススメというのは要するに確実に売上を上げていく攻略術という意味で捉えていただいて結構です。


1.日本語の少ないスタンプを作れ!

私はスタンプを作る時、様々なLINEユーザーに「どんなスタンプが欲しいか」ヒアリングを重ねました。まぁ、みんな好き勝手なことを言うものですが…(笑)。そしてみんな一様に言うのは「日本語が入っていた方がいちいち文字を打たなくて済むから良い」と言うことでした。そこで、私が実際に作ったスタンプは日本語入りばかりの登録スタンプと、ほとんど日本語が入っていない登録スタンプの2つでした。結果、日本語入りの登録スタンプは1日の平均総送信数(つまり使われている数)が20くらいに対し、日本語無しの登録スタンプの平均総送信数は1,000を越えているんです。
結局、長続きするのはユーザーの捉え方に依存した拡張性のあるスタンプです。日本語入りのスタンプでは伝達内容が限定されますので、その時しか使えないばかりか、1回使って飽きられることも…ユーザーは同じ相手に何度も同じセリフの同じスタンプを使いたがらないので、シチュエーションによって捉え方も変わるスタンプの方が好まれる傾向にあるのです。しかも、何度も使われることで受信者による購入機会も増える訳なので、使ってもらい続けることで売上も上がります。

2.テーマを限定しろ!

すでに購入者数がある程度見えていたり、話題性を持てるキャラクター(や作成者)でない限り、いくら良いスタンプを作ろうが、何万というスタンプ数に埋もれてしまいます。もちろん「イエス」や「ノー」、「壁からジィー」というスタンプも良いでしょうが、どういう時に使ってもらいたいスタンプか…イラストの切り口が今までにないスタンプか…広く浅いナンバーワンを目指すよりも狭く深いオンリーワンのスタンプを目指した方が細く長く売上が続くスタンプになれそうです。ナンバーワンはLINEキャラクター達に任せましょう(笑)。

3.スタンプタイトル名で差別化を!

ユーザーが何かのスタンプを購入しようと思う時、スタンプショップからNEWやEVENT、クリエイターズスタンプから探すと思います。もちろんショップ検索して探すユーザーもいるでしょうし、受信したスタンプを衝動的に購入するユーザーもいるでしょう。でも、ここでは単純にスタンプショップ画面をスクロールしながら探すユーザーを対象で考えます。
そうした時、ユーザーの目に止まるのはタイトル名とメイン画像です。もっと言うとメイン画像よりタイトル名を見ます。そのタイトル名に「可愛い猫のスタンプ」と書いてあるものと「返答に困った時に使うスタンプ」と書いてあるものがあるとしたら、どちらが「おっ」となる確率が高いでしょうか?
もうお分かりいただけると思いますが、スタンプタイトル名で差別化を図るとはそういうことです。これは前述の2.にも通じるお話ですね。
スタンプショップ画面

4.市場を日本で考えるな!

常に新しいスタンプを購入し続けるユーザーもいますが、大概のユーザーはいくつかの有料スタンプで回していくケースがほとんどだと思います。それともうひとつ、今やLINEユーザーは世界100ヶ国以上に存在しており、クリエイターズスタンプも同数の国で販売されています。
というわけで、世界を見据えたスタンプを作った方が売上に繋がりやすいのです。先に述べた通り、私は日本語入りの登録スタンプと日本語無しの登録スタンプの2つを販売していますが、日本語無しのスタンプは日本語入りのスタンプの50倍売れています。1.と通じるお話でもありますが、日本語無しの登録スタンプが1番売れている国は台湾、次いでタイ、インドネシア、日本は4番目の売上です。
特に日本のように「みんな持ってるから買う」という購入心理では人気スタンプに勝てませんので、海外で購入してもらうことを意識して作ると良いでしょう。


ざっくり、私のクリエイターズスタンプ攻略術は以上です。
これを読んだところで、当たり前だと思うかもしれませんが、いざデザインしていく中で上記4つを再認識しておくことは重要だと思いますよ。

はい?ちなみに私のスタンプはどれくらい売れたかって?
「引き続きSEOと今の仕事を頑張ってやっていかなきゃならんなぁ…」と改めて思い直すような売上額です(笑)。

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