• 第3者の声を重視するGoogle

第3者の声を重視するGoogle

本ブログでは、Googleが米国現地時間5月10日にGoogle I/Oの開催と同時期に発表したSearch Labsとその中のひとつであるSearch Generative Experienceについてご紹介しました。しかし、実は同時期に発表した内容があと2つあるんです。今回はそのひとつであるPerspectiveフィルタ機能と、今後強化されるヘルプフルコンテンツシステム、レビューランキングシステム、E-E-A-Tについて触れられていた記事についてご紹介します。私は個人的に「えっ?閲覧されていなくてもコンテンツ内容や作者次第で検索上位になるの?」って思うほどセンセーショナルに感じたのですが…皆さまにはどう映る内容なのでしょうか。

あと、今後啓蒙や権威性を強化するにはTwitterもそれなりの手段になり得そうな感じがしました。

Googleからの記事内容

GoogleがThe Keywordで紹介した記事はあくまでも米国本国向けの内容ですので、日本にはすぐにどうこうという話ではありません。ましてや和訳中に触れるレビューランキングシステムに関してはまだ日本未導入ですし。しかし、ここに記載されている内容は遅くても1年以内には日本でも実行されそうな気がするので、今のうちに内容を確認しておくと良いと思います。

というわけで、まずは和訳した内容からご紹介します。

他の人の体験に学ぶ、より多くの視点からのGoogle検索

Google検索の多様な視点を発見し、探求するための新しい機能を追加しました。
この数年Web上のコンテンツは爆発的に増えています。伴って、大小様々な意思決定をする場面において、多くの情報を整理しそれらの事実や視点を考慮したうえで、自分で情報の判断をしなければならなくなりました。
そこで私たちは、この情報の荒波の中で先導できるような方法を改めて考え、今までにない方法で情報を整理しWeb上の最適な情報を提供できるジェネレーティブAIを使用した方法を今日ご紹介しました。そして、世の中にあるあらゆる情報の中で最も参考になるのは他の人の意見である、ということも分かっています。
だからこそ、AIを搭載した新しい機能でGoogle検索を変革しながら、迅速に情報を提供することに引き続き注力するだけでなく、検索者が最適な情報を理解するために役立つ人々や視点を検索者と繋げることに注力しています。今回は、Webや世界をより人間的な素晴らしい体験にするために、Google検索に加えられたいくつかのアップデートをご紹介します。
 

フォーラムやSNS上の皆さまから役立つ情報を探す

今後数週間のうちに、誰かの経験が役に立つと考えられるトピックを検索すると、検索結果の上部にPerspectives(視点)フィルタが表示されることになるでしょう。このフィルタをタップすると、掲示板やQ&Aサイト、ソーシャルメディア上で人々が共有した長編・短編の動画、画像、文章だけの表示に切り替わります。また、そのコンテンツの作成者の名前、プロフィール写真、コンテンツの人気度に関する情報など、より詳細な情報も表示されます。
 


 

例えば、あなたが国を越えて引っ越すことになり、まだ現地に住んでいる知り合いがいないとします。そこで“新しい街で友達をつくる方法”と検索しPerspectivesフィルタをタップすると、動画で語られる個人的な体験談や、フォーラムスレッドのコメントによるヒントなど、他の人からのアドバイスを含む結果のページが表示されるようになります。
また、検索結果ページに表示されるPerspectives部分からもこのコンテンツにアクセスできますが、これはGoogle検索にさらなる多様な声を届けるために早い段階から活動してきたことを基盤としたものです。“もっと見る”リンクをタップすると、フィルタをタップしたときと同じように、Perspectivesコンテンツの全ページにアクセスできるようになります。
このアップデートは、先日トップストーリーの下に導入したニュース関連のPerspectives機能と同様のものです。この機能は、注目すべき様々な声や情報源を紹介することで、ニュース記事への理解を深めるのに役立ちます。
 

必要な専門知識を見つけやすくするために

正確な視点を見つけやすくするだけでなく、独自の専門知識や経験を持つコンテンツにより重点を置き、検索結果のランク付けに関わる方法を改善しています。昨年私たちは、より多くの人々のために作られたコンテンツを表示し、流入目的に作られたコンテンツの表示を少なくするために、ヘルプフルコンテンツシステムを開始しました。今後数ヶ月の間に、このシステムをアップデートし、個々の視点や専門的な視点から作られたコンテンツをより深く理解することで、このような有益な情報がさらに検索結果に表示できるようにする予定です。
有益な情報とは、フォーラムスレッド内にあるコメントや認知度の低いブログ記事、独自の専門知識を持つ記事など、思いがけない場所や見つけにくい場所に存在することが多々あります。私たちのヘルプフルコンテンツランキングシステムは、検索結果をより良くすると思われる場合、こうした“秘宝”とも呼べるコンテンツをより多く検索に表示できるようにします。
また、企業や観光地のレビューを掲載したページなど、レビューコンテンツをGoogle検索でランク付けする方法を改善し、情報の質とオリジナリティをより重視するように取り組みました。これにより、実体験に基づくページや、特定のテーマについて深い知識を持つ人が作成したページがより多く表示されるようになります。また、有益なコンテンツの要素として“経験”の重要性を強調する一方で、情報の品質や、権威性、専門性、信頼性といった重要な要素には引き続き焦点を当て、ユーザーが見つけた情報が信頼できるものであるようにします。

Google検索の大きな特徴は、世界中の人々の知恵と経験を結びつけられることです。私たちは、検索に新たな進歩をもたらすとともに、30秒の短い動画から深く掘り下げた長文な記事まで、あるいはその中間の形であれ、人々のコンテンツを見つけ、探求することを引き続き支援していきます。

引用)The Keywordより和訳

 

今回、結構重要なことを発表しています。大事なのは2つです。

  • 回答として世間の声や巷の意見が必要そうな検索クエリに対してPerspectiveフィルタ(意訳すると、視点別意見)機能を設ける。
  • 埋もれている有益な意見や専門家の意見は数多くあるので、ヘルプフルコンテンツシステムとレビューランキングシステム、E-E-A-T概念を強化し、ランク付けに影響させる。

 

同時期にGoogleが公開したSearch Generative Experienceについて、この記事でも触れたように、第3者の声を使うことは分かっていました。そして、そのPerspectiveフィルタ機能は、このブログでも以前ご紹介したトップストーリーのメカニズムと同じとのことです。しかも、ヘルプフルコンテンツシステムやレビューランキングシステムを強化し、優れた内容だけど埋もれているコンテンツも見つけやすくしていくとのことです。同時に“経験”を加えたE-E-A-T概念も注視しながら信頼できるコンテンツを紹介していけるようにするとのことでした。
 
おそらく、米国英語圏からのロールアウトになりそうですが、数ヶ月経ってからまたしばらくして日本にも導入されるようになるかもしれません。

今後どうすれば良いの?

ライターにせよ、Webサイト運用者となるサイトにせよ、まず抽象的に申し上げますと、今後は「発信者がアイデンティティを持つこと」が重要だと思います。自分のやってきたことや書いてきた実績を意識し、専門家になることを意識し、調査力やフットワークも強化したほうが良いと思います。

具体的には、得意分野に関して深堀りすることかと思います。
私は以前個人的にWebサイトを運用し、愛猫について執筆すると共に、キャットショーに出向いて取材したり、CFA(猫に関して種の保存を目的に、基準を定義するような世界的団体)に問い合わせしたりして、くまなく情報として発信していました。その結果、私の個人サイトを見て、同じ猫種を迎え入れたという方々の声を多く頂戴し、特定の猫種名検索で1位表示していたこともあります(その後、愛猫の死をきっかけに運用を停止しました)。その際、気を付けていたのは、「調査/分析」「権威の声」「事実」「自分の見解」という4つをしっかり分けてコンテンツ化していました。そうすることで、バランスの良いアイデンティティであることを形成・演出でき、結果的に当時は読者からの支援を集められたと思います。

Twitterもそうですよね。同じことをツイートしても、いわゆる万垢(10,000以上のフォロワーを持つアカウント)はいいね!されますが、開始直後のアカウントは誰にも支援されません。色々な見地から色々なツイートを重ねていく中で支援を受けるようになるんだと思います。

これは個人ライターでも法人Webマーケ担当者でも同じことが言えると思いますし、同じように意識することを心がける必要があると思います。ぜひご参考ください。

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