• 検索とAIが組むとこれだけすごいぞ談

検索とAIが組むとこれだけすごいぞ談

Googleでは、米国現地時間5月10日よりGoogle I/O 2023を開催しておりました。また、そのタイミングでGoogle検索もジェネレーティブAIを搭載した新しい検索体験システムが利用可能になると発表されました。この新しい検索体験システムのことをSearch Generative Experience(SGE)と呼びまして、Bing検索のジェネレーティブAI搭載に次ぐセンセーショナルな発表(予測はしていましたが)になったかと思います。とはいえ、最初はまだ米国英語圏の申請制のようです。

そして、SGEに関して「こんなこともできるぞ」という追加記事がありましたので、ご紹介しておきます。私たちにとってはまだ先の話とはいえ、一応知っておくと良いでしょう。
 

Googleからの発表内容

今回のSGEの発表を踏まえて、どんな検索の世界が待っているのか、というのをGoogleが具体的に紹介した記事となっています。特別SEO情報とかではないのですが、一応ご紹介しておきます。

ジェネレーティブAIでGoogle検索を超高速化

ジェネレーティブAIを使用してGoogle検索により多くの情報と文脈を提供する、Google検索の最新アップデートを本日からサインアップの上、お試しください。

過去25年間、私たちは検索エンジンを構築するための科学と技術に専念してきました。Googleレンズを使ったビジュアル検索や、マルチサーチ機能による画像とテキストの両方を使い今までの検索様式を超越した検索等、最新のAIを駆使し全く新しい検索方法を開発してきました。実際に世界中で現在、月間120億件の視覚的な検索にGoogleレンズを使用しています。これはわずか2年間で4倍にまで利用数が増加していることになり、そういったことからも検索はますます多様化してきています。
ジェネレーティブAIの新たな躍進により、私たちは検索エンジンに何ができるかを改めて考えています。この強力で新しい技術により、Google検索が答えられるとは思ってもみなかった全く新しいタイプの回答も可能にし、情報整理の方法を変え、世の中に広がる情報の整理と理解を助けることができるのです。
本日、Googleは、この新しいGoogle検索の一歩目をご紹介します。また、Search Labsは、Google検索のテスト版にアクセスする新しい方法であり、これらのジェネレーティブAI機能を最初に体験することができます。
 

ジェネレーティブAIでGoogle検索を向上させる

Google検索の新しいジェネレーティブAI機能によって、私たちは検索の手間を省き、トピックをより速く理解し、新しい視点や洞察を発見し、より簡単に情報を得ることができるようになりました。
例えば、「3歳以下の子供と犬がいる家族にとって、ブライスキャニオン国立公園とアーチーズ国立公園のどちらが良いか」という質問を例に考えてみましょう。通常であれば、この1つの質問を細かく単語に分け、膨大な情報を整理して得た情報を検索者側で組み立てていくことになるでしょう。しかしジェネレーティブAIを使えば、そのような面倒な作業をGoogle検索が代行してくれます。
AIを活用した、検討すべき重要な情報のスナップショットが表示され、さらに深く掘り下げるためのリンクも表示されます。

このスナップショットの下には、次のステップの提案も表示され、「子連れでブライスキャニオンに行くには、どれくらい時間がかかりますか?」のような次に繋がる質問も可能です。これらをタップすると新しい会話モードの画面が表示され、今調べているトピックについてGoogleにさらに質問することができます。
前の質問内容ありきで次の質問に繋げられますので、より自然に検索を続けられるようになります。また、適当なWebサイトコンテンツへの導線や、様々な角度から掘り下げられる便利な情報も見つかります。
 

ジェネレーティブAIで買い物をサポート

ジェネレーティブAIをGoogle検索に活用することで、皆さまが買い物をする際にその全体像を理解した上で、最も慎重で複雑な商品購入の意思決定を、より早くより簡単に行うことができるようになるでしょう。
商品を検索すると、検討すべき重要な要素や、その条件に合う商品のスナップショットが表示されます。また商品説明には、関連する最新のレビュー、評価、価格、商品画像などが含まれます。この新しいAIによるショッピング体験は、350億件以上の商品リストを持つGoogleのShopping Graphをベースに構築されているため、常に変化する商品、販売者、ブランド、レビュー、在庫について世界で最も包括的なデータセットとなっています。実際、1時間ごとに18億件以上の商品リストがShopping Graphで更新され、人々に最新且つ信頼できる結果を提供しています。


 

様々な声と情報源を掲載

Googleでは、皆さまが自分の意思決定の材料として、他の人からの意見を知りたがる傾向にあると理解しています。そこで、Web上のコンテンツにハイライトを当てて注目を集め、皆さまが関心を示しているトピックを簡単に掘り下げられるように、検索結果に新たな体験型デザインを施しました。Google検索にジェネレーティブAIを導入することで、Web上の各サイトに価値のあるトラフィックを送り続けることが出来るでしょう。
また、広告はWebのエコシステムを形成するうえで重要な一部であり、皆さまが関連する商品やサービスを見つけられやすくするために役立つものであると信じています。この新しいジェネレーティブAIを利用した検索体験では、ページ全体を通して専用広告枠に検索広告が引き続き表示されます。また、広告であることを明示し、広告がオーガニック検索結果と区別できるように引き続き責任を持って取り組みます。
 

責任あるアプローチをとる

ジェネレーティブAIやLLMには限界があることが知られており、現在でもGoogle検索が常に正しく行われるとは限りません。Googleは、新しいジェネレーティブAIの機能を検索に導入するにあたり、責任ある慎重なアプローチをとっています。Googleでは、検索の高い品質基準を維持するためにこれらのモデルを訓練し、時間をかけて改善を続けていきます。これらのAIや言語モデルは、Googleが何十年もかけて微調整を重ねてきた独自のシステムも活用しており、こういった機能により表示されるクエリの種類を限定するなどして、道徳的な利用ができるよう制限をかけています。
また、検索者自身が情報を評価できるよう、表示された検索結果を拡張して回答の裏付けを確認したり、クリックしてさらに深く調べたりすることもできます。
 

Search Labsで始める

このジェネレーティブAIを搭載したGoogle検索は、まずSGE(Search Generative Experience)と呼ばれるSearch Labsの実験から始め、米国内のChromeデスクトップとGoogleアプリ(AndroidiOS)で利用できます(開始時は英語のみ)。
 


 

Search Labsへの登録は本日より受付開始し、SGEへのアクセスは数週間後に開始します。GoogleアプリまたはChromeデスクトップのLabsアイコンをタップすることで興味を示していただき、labs.google.com/searchで詳細をご確認ください。

引用)The Keywordより和訳

いかがでしょうか。
つまり、検索結果に専用枠ができ、時には画像を使って、また商品系検索では比較できるように(しかもGoogleが管理している商品登録データを活用)UIをドラスティックに変更して提供するとのことです。とはいえ、リスティング広告枠は引き続き、目立つように、広告だと分かるように掲載していくとのことです。

日本への導入はいつ頃?

Bardの利用に関しては、3月下旬に米国限定でスタートし、日本を含む180ヶ国に対応できるようになったのは約2ヶ月後である5月10日前後でした。その感覚で考えると、ジェネレーティブAIを搭載したGoogle検索を日本でも利用できるようになるのは7月頃かな、とも思いましたが、Bardよりも複雑そうですよね。いつになるか分かりませんが、そう遠くない未来だと思いますし、Googleのことだからきっと利用制限をかけないと思います。

ちなみに、検索結果に表示されるWebサイト側としては、Informational Queryからの流入は減少するかと思われます。なので、従来のInformational Queryに対する対応をしていてWebページ作成者側としては、一次情報的に既にジェネレーティブAIで内容を理解した検索ユーザーが次に流入やクリックするとしたらどういうWebページが好まれやすいか、というのを予測・仮説立ててページを設計する必要が出てきそうです。

引き続き検索はされるでしょうが、ジェネレーティブAI搭載前後で検索心理に違いが出てきそうですので、新しい仮説の考察準備をしておくと良いかもしれませんね。

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