Twitterでは、9月24日、今年5月から試験導入していたTip Jar機能を「Tip」という正式名称にし、本日より一般アカウントに向けても実施を開始したことを発表しました。まずはiOS利用者に提供を開始し、その後、数週間かけてAndroidの利用者にもチップ機能を提供していくとのことです。
どうなってる?
既にiOSのTwitterには、アイコンをタップしたハンバーガーメニュー内で以下のような表示がされています。
この「収益を得る」から設定することで、自分がTip(以下:チップ)を受け取ることができるアカウントになれます。ただし、条件がありまして…以下をクリアしている必要があります。
チップを受け取るアカウントになる条件として、以下3つがあるようです。
- 18歳以上であること(ちなみにチップを投げ銭できるのも18歳以上)
- フォロワーが1,000人以上いること
- 過去30日間で3件以上Twitterスペースのホストをしたことがある
これをクリアしたアカウントにはフォローボタンの横にチップアイコンが出来るため、他のアカウントからチップが送れるようになります。
改めて「チップ」機能って?
詳しくは以前の記事をご覧いただきたいのですが、フォローをしていてもしていなくても、称賛したいアカウントに投げ銭できる機能です。チップ機能によるマネタイズを狙ってTwitterに注力する人やクリエイターが増えれば、Twitterという場が有益になり、ユーザーも増加し、Twitter社としてのマネタイズ機会も増えるという算段です。
また、チップを受けられるアカウント条件にスペース機能の利用頻度を入れ込んでいることからも、Twitter社として課題と感じている“ユーザー間コミュニケーションの活発化”を意識していることが分かります。
引用)Twitterブログ
ちなみに、投げ銭の決済方法はグローバルに色々あるようですが、私たち日本人に一般的なのは…どれでしょうね。当初あったはずのPayPalは対応しなくなったのでしょうか。この決済方法も国によって対応が様々らしいので、実際の利用時に確認すると良いでしょう。
インフルエンサーはどうなる?
最近、YouTuberが「以前程売上が上がらないし、再生回数も増えない」と嘆いている様子を目にします。これはユーザーの多チャンネル化が進んでいるせいで、個々のチャンネルの再生回数が伸びないのか、YouTube側の単価が下がっているのかは分かりません。しかし、YouTubeというプラットフォームだけに依存して生活するリスクもあることから、色々なビジネスに展開していくYouTuberも多いです。また、最近のYouTuberやSNSでマネタイズする人もチームで動いているようで、その分人件費も嵩むようです。
既にファンやエンゲージメントゾーンを確保している(YouTuber等の)クリエイターとしては、収益チャネルは多くあったほうが良いはずですよね。そういう意味ではTwitterに注力するインフルエンサーは増えるのではないでしょうか。テキストだけであろうが、写真であろうが、映像であろうが、双方向コミュニケーションであろうが、Twitterは対応できますので、手を伸ばしやすいと思います。