• 2023年10月版 – ライティングのすゝめ

2023年10月版 – ライティングのすゝめ

私は、今年の7月にライティングにおける進め方をライティングのすゝめと称して投稿しました。その時にご紹介していたのは以下6つの内容です。詳細は元記事をご覧ください。

  1. ゼロから書き始めるならロングテールから
  2. 情報そのものに価値があるか
  3. 情報は一次情報で
  4. 議論を誘発する事象の掲出
  5. 情報は科学的で多面的であること
  6. 1つの記事で言いたい主旨はひとつ

 

いずれまとめて書いていきたいと思いますが、今回はそこに2つほど追加要素を記載します。ポイントは導線とAIです。

導線を設計する

コラム記事を書いた私の経験で申し上げますと、記事だけでなくライター自体(記事の方向性やテイスト、内容、トンマナ)を気に入った読者は高い確率で他の記事も読むことが分かりました。そして他の記事を読む傾向は夕方から夜中の時間帯が多いことも分かりました。夕方とはいわゆるアフターファイブで、そこから就寝するまでの、心理的、時間的に余裕がある時間帯に他の記事にも遷移する傾向を感じます。

とはいえ、時間帯が分かったところでアプローチはしにくく、記事の公開自体は24時間行うべきですし、早い時間帯や日中も閲読してくれる人や他ページに遷移してくれる人だっていますので、時間帯のことはいったん忘れましょう。手を打てません。

そしてもうひとつ——記事を読んで気に入ってもらえるタイミングについてです。これはなんとなく記事を全部読み終わった後に遷移してもらえると考えがちで、次に推奨する記事リンクの設置もコンテンツの最後に配置しがちです。その背景には、読みながら他の記事を推奨されても邪魔ではないかという配信者側の配慮もあると思います。
しかし実は、読者は飛ばし読みやなんとなく自分が気に入った段落等だけ読む傾向もあり、したがって目次や見出しは意外と注目されているのです。そして、欲しい情報が手に入ったらそのまま「なんか良い記事だな」と思いつつ離脱して、配信元のサイトのことは忘却してしまうこともしばしば。それだと、配信者側としてせっかくの接触機会を刹那的に終わらせてしまうわけなので勿体ないのです。

そこで導線の設計です。目次や見出しに関する答えや一時的な結論が出た段階で、(目次や見出し単位での設置にとらわれず)類似した記事やさらなる回答を付与してくれる記事の推奨をすると良いです。例えば以下のようなイメージで、結論付けた時点で他の記事を投げかけて読者の思考の多様化を図るのは効果的です。

推奨記事リンク設置例
 

こういった手法、よくニュース記事や芸能記事で目にすると思いますが、あれはかなり効果的です。あとはSEO上のテーマ性がズレるのでは?という懸念ですが、ここをテクニック(読み込ませ方、iframeや画像等)でカバーするか、類似コンテンツやテーマ性を担保した推奨記事を設置する(Googleを混乱させないコンテンツ設置)かはお好みと方針になるかと思います。

実は冒頭でご紹介した7月時のライティングのすゝめにおける「1.ゼロから書き始めるならロングテールから」の目的もここにありまして、最初から細かく記事を用意しておければ、こういった推奨記事も設置しやすいのです。どうしても顕在化した(分かりやすい)ニーズをもとに記事を書き始めてしまう人が多いのですが、そこはしっかりとスケジューリングして何から書き始めれば良いか戦略付ける必要があるのです。

この辺について詳しく知りたい人はお問い合わせ私のXからDMでご連絡ください。

AIを使いこなせるようにしておく

「AIは結局人間に勝てないから」という意見の方も多くいらっしゃいますし、私も何人からもそういうことを言われました。でも、私はAI信者でも人間破滅論者でも何でもありません(笑)。ただひとつ「これからどうなるかも分からない中で、その持論はAIを追求しない理由にはなりませんよね?」ということです。私から言わせれば、「AIなんて…」というコメントは「最近の若いもんは…」というコメントと変わりませんし、老害化する予兆とさえ思ってしまいます。だって、私はAIに依存するなんて一言も言っていませんし、人間より優れているなんて一言も言っていないのですから。むしろ、AIは「読者の心理に寄り添うことが出来ていないから無機質な文脈になる」とさえ思っています。

とはいえ、手を抜かないのがAIの優位性であり、大量の情報を処理し最適解を追求するのがAIです。そしてAIはまだ一般的に世に出てから0歳~1歳程度です。人間より情報処理量が優れていて、しかもまだ0歳のAIを使わない手ははいのではないでしょうか。但し、AIを使うことをゴールにするのではなく、AIを使って出たアウトプットの活用方法をゴールする考え方でなければなりません。要は使い方次第ってことですね。

AIを使いこなすことによって、コラム記事を書く上で、インターネット上にどういうニーズがあるのか、またどういう意見が多いのか、世間は(インターネット上で)どう解釈しているのかを知りやすくなります。少なくともヒントにはなるでしょう。こうしたAI活用のためにプロンプト慣れしたり、AIの癖を知ること、つまり使いこなせるようになることは大事だと思うのです。

現在、常時最新かつ最短期間のライティングを追求中

どんなに専門家であろうが、人間のライティング量には限界があります。そして、その専門家が記憶しているノウハウや知識を吐き出すにはまだまだ沢山の切り口があるわけで…。そこをAIを駆使することで、最短期間で最新の情報を最大化することができたら、配信者にとっても読者にとっても非常に便利です。現在、その追求を日々行っていますので、またこのブログでも情報共有していければと思います。

ではでは。

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