• 2021年のスパム対Google

2021年のスパム対Google

2019年のスパム対Google2020年のスパム対Googleに続き、今年は2021年のスパム対Googleの話です。また、昨年はスパム予防策まで発表していました。毎年この時期になると恒例のスパムへの対応記事となっていますが、2021年はどうだったのか――Search Central Blogより和訳してご紹介します。

Google Cap

Googleからの発表内容

米国現地時間4月21日付けの記事です。SpamBrainという名称のAIがあることを明らかにしています。

2021年、Googleの検索スパムとどう戦ったのか

2021年は、世界中で回復方法やもっと強くなる方法について検索されていました。皆様が大小さまざまな疑問の答えに繋がるよう、役立つ情報の提供を第一に、Googleは検索エンジンからスパムや悪意のあるコンテンツを排除することに取り組んでいます。
 

SpamBrain:スパム対策に最も効果的な解決策

20年近く前と比較すると、2021年には当時の200倍ものスパムサイトを捕らえましたが、これはSpamBrainというAIベースのスパム防止システムのおかげでもあります。
 
SpamBrainは2018年に導入され、継続的にその性能を向上させてきました。2021年になるとSpamBrainは前年に比べて約6倍のスパムサイトを特定しました。その結果、2020年によく散見されたスパムの種類であるハッキングスパム(70%)や、ホスティングプラットフォーム上で見られる意味不明なスパム(75%)が大きく減少しました。また、SpamBrainの特筆すべき点は、あらゆる種類の不正行為に対応できるよう、堅牢で進化するプラットフォームとして構築されていることです。
日々巧妙なスパムが生み出される中、SpamBrainは何十億ものWebページの中から破壊的で悪質なスパム行為を特定する能力により、99%以上のGoogle検索結果でスパムが表示されない状態を実現しています。
 

検索の品質とユーザーの安全を守る

2021年には従来のWebスパム以外にも、いくつかの分野で大きな進展を遂げ、特にリンクスパム、詐欺、オンラインハラスメントとの戦いにおいて顕著に対策を発揮しました。
リンクは、依然としてGoogle検索において有益な検索結果を発見しランキング付けするのに役立っており、このコアシグナルを保護するために2021年に多くの進歩を遂げました。Googleでは、不自然なリンクを広く特定し、検索品質に影響を与えないようにするために、リンクスパムアップデートを開始しました。

詐欺行為は、オンラインユーザーの安全に対する大きな脅威です。2020年の取り組みを発展させ、Googleはいくつかのアルゴリズムアップデートを開始し、その結果、詐欺行為的Webページが検索結果へ表示されるのを40%削減することができました。アップデート対象範囲の拡大により、過去数年間にわたり戦ってきたカスタマーサポートと偽った詐欺行為以外にも、多くの種類の詐欺行為から人々を守ることができるようになりました。

ユーザーの安全を守るため、SpamBrainを拡張してオンラインハラスメントにも対応し、指名検索クエリに関しては、特定のコンテンツを削除するためにお金を払えと要求する搾取的な悪質サイトの評価を低下させました。
 

ランキング操作の影響を軽減する

スパムの他にも、低品質なコンテンツや意図的なランキング操作を減らすべく、たとえ品質ガイドライン違反への該当が曖昧であっても、本質的にユーザー体験を低下させる悪質行為だと判断した場合は、適切に対処するよう努力しています。

例えば、商品レビューをしているWebページの中には、実体験に基づいた本来あるべきレビューではなく商品説明を書き換えただけのコンテンツが多く見受けられましたが、そのランキング評価を改善することもこの取り組みのひとつです。2021年に商品レビューの評価方法を2度大幅にアップデートし、低品質なレビューを大幅に削減し、より良い内容と専門知識を持つレビューを優先的に評価することに成功しました。

Googleでは、皆様が検索を通じて最も有用なコンテンツを見つけるまで遮るものが無いようにしたいと考えています。Google検索で悪質な何らかの操作を目的とする行動を見かけた際は、検索結果ページから直接フィードバックをお送りください。

引用)Search Central Blogより和訳

邪魔するものはスパムなり

今回の記事によって理解できたのは「フィッシングやマルウェア等の攻撃的なやつはスパム」だけではなく「リンクスパム」「ランキング操作するのもスパム」「悪質なレビュー生成もスパム」というように、Googleの評価の虚を突くようなあらゆるブラックハットな手段をスパムという扱いにしていることです。

そして、SpamBrainなるAIがその様々なスパム傾向をデータベース化し、スパム認定として合致しているものは省き(対処し)つつ、その後の手動対応(人の目による確認)へスムーズにパスしていることが分かります。確かに、増え続ける玉石混交のWebサイトページをサスティナブルにクローリングし、インデクシングするには、余計でスパミーなWebサイトページは排除できるに越したことはないですよね。そして、SpamBrainが全Webサイトページの第1関門のバウンサー(用心棒)として機能するようになれば、かなり省エネなプラットフォームになれるかもしれませんね。

今回の2021年のスパム対Googleの記事に関しては結構刹那的な情報ですので、2020年のスパム対Googleの記事と合わせて読むことをオススメします。

カテゴリー

新着記事

人気記事

過去記事