• 箸休め:コロナ禍での検索推移

箸休め:コロナ禍での検索推移

GoogleがThe Keywordでコロナ禍における気晴らしについて、ここ1年の検索がどうだったかツールを作ったようですので、和訳してご紹介します。米国視点ではありますが、コロナ禍において余暇や気晴らしをどう楽しんできたか、Googleトレンドを活かしたインタラクティブツールとなっていますので、ビジネスアイデアのヒントとして活用してみると良いかもしれません。

ここ1年間で米国内で増えた趣味や遊びを知るツール

GoogleトレンドとPolygraphというデザイン会社が協業して、カレンダーに合わせて過去流行った趣味(検索された趣味)を調べられるツールを作ったようです。視覚的にも使って楽しいツールですね。米国版ではあるものの、コロナ禍においてソーシャルディスタンスを余儀なくされたのは世界共通です。ですので、米国で流行った要素を調査してみるのは、何かしらの新しい発見やビジネス機会の発見に繋がるかもしれません。

パンデミックにおける気晴らしについてご覧ください

去年ほど家で過ごしたことはなかったです。もちろん、それは私だけではありませんよね。ここ1年間の隔離生活を通して、私は自分が新しい何かを探していたことに気付きました。子供たちから副料理長になってと言われた時は「チーズ作り」、外で過ごす時間が増えた時は「バードウォッチング」や「コンテナガーデンの作り方」を調べていました。そしてご多分に漏れず、パンを焼くレシピも調べました。私の隔離生活内における検索履歴は、まるで趣味のビンゴカードのようになっています。
それから、ふと、他の人たちはこのパンデミックの間に何を調べていたのか、そういう思考は時間経過に合わせてどう推移したのかをを知りたくなりました。
新しい気付きを得るべく、私たちはデザインスタジオPolygraph(The Puddingの作成元)と協業して、ソーシャルディスタンス期間となるここ1年間で流行したものをより深く掘り下げられる新しいインタラクティブツールを作成しました。この新しいカレンダービューを使用すると、米国でここ1年間の特定の日にどのような趣味や興味が流行したかを確認することができます。1年前と比較して、1日単位で検索が最も増加した話題を発見することができます。併せてGoogleトレンドのウェブサイトにアクセスすれば、特定のトピックについて詳しく知ることもできます。

ツール使用例

2019年の検索ボリュームと比較して、2020年の趣味の成長率を計算しました。それぞれの日で最も成長が著しい趣味を紹介しています。是非こちらのツールでお楽しみください。

カレンダーで特定の趣味を検索したり、それぞれの日付をクリック選択して昨年最も流行った趣味を確認したりして、詳しく調べてみてください(昨年4月8日に「針編みレース」を検索したのは私だけではなかったのは嬉しいです)。特定の趣味を選択して、そこからGoogle検索結果ページに飛んで、役立つ情報を調べることもできます。

Google検索との連携例

Googleトレンドは、現在起こっている皆様の興味や関心事が何かを独自視点で提供できます。この新しいツールを使って何か得られたものがあるとしたら、それは想像以上に多くの共通点があるということでしょう。

引用)The Keywordより和訳

ニューノーマルから考える不都合を埋めるビジネスを

こうして今までの一般市場の推移を知ることで、ユーザーやマーケットがどう推移するのかを考えることは非常に重要ですよね。私は、新型コロナ禍において、ここまで靴の市場売上が落ちたり、ECが盛んになったりするなんて思いませんでした。また、意外とここまで業務の個人プレーが重要になるとも思っていませんでした。

今、企業において、稟議の承認速度や個への依存度は高まりつつもサスティナブルな業務体制を追求することが重要になってきています。しかもこれはコロナ禍においてのみだけでなく、今後も(「今まで無駄なところに費用を使っていたよね」という新しい気付きを受けて)続いていく新生活様式(ニューノーマル)になっていくでしょう。そういう業務体制や市場形態を踏まえたパラダイムシフトは、必ず伴う歪みやストレスが生じます。このストレスや歪み、不都合を解消する事業サービスを作れれば、飛躍的にビジネスを発展させることができるかもしれません。

なので、常にこういう部分にアンテナを張っておき、いつでも新しいことを考えられる脳を養っていくことはとても有意義ですね。

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