• テクニカルなSEOって?

テクニカルなSEOって?

SEOに取り組むうえで、よく「テクニカルなSEO」と言うことがあります。Google側の人やSEOに造詣が深い人は嫌いそうな言い方ですが、要は「Googleが推奨するようなコーディングや表示速度(Core Web Vitals等)を遵守し、またサイト構造(ディレクトリ構造+内部リンク構造)を分かりやすく整理すること」です。「コンテンツSEO」という言葉と対比的に使用する人も多いです。実務を行っている中で「テクニカルなSEOってどこまで必要で、どこまでランキングに影響するの?」というご質問が多かったので、今回私なりに持論をご紹介しようかと思います。

ちなみに私は「テクニカルなSEO」という言葉も「コンテンツSEO」という言葉もそんなに好きではありません。しかし、そういう言い方のほうが相手に伝わりやすかったりするので、ついつい便宜上使ってしまうことがあります。SEOという言葉に、それを区分するような形容詞があるのは非常におかしな話なので、本当は「コンテンツSEO」なんて存在しないと思っている派です。

テクニカルなSEOの正体とは

改めて「テクニカルなSEO」について、実際には何を指すのか説明しておきます。冒頭に述べたように、私は「テクニカルなSEO」という言い方がそこまで好きではない派なので、それを踏まえた上で「便宜上、大体こういった作業を指す」という仮説として記述します。
 

テクニカルなSEO

  • (Googleも推奨している)W3CによるCSSやHTML構文を遵守していること
  • 表示速度やCore Web Vitalsにおける各しきい値をクリアしていること
  • ディレクトリ構造やファイル命名(URL)等が分かりやすく、整理されていること
  • 内部リンクが分かりやすく、優先順位に合わせてどのページにも辿りやすいこと
  • インデックスやリダイレクト等を狙い通りに機能させる実装が出来ていること
  • XMLサイトマップ、robots.txt等を充分に活用していること
  • 構造化データのマークアップがされていること  等

 
さて、この「テクニカルなSEO」の対極に位置するのは何か、というと「コンテンツ」です。私から言わせれば上記の「テクニカルなSEO」も含め全てコンテンツなのですが、ページ構成やWebサイト構成を「ハード」と捉えるならば、その中身となる「ソフト」面をコンテンツとし、「テクニカルなSEO」の対極として捉えているイメージです。例えば以下の内容を指しています。
 

コンテンツSEO

  • テキストライティング
  • ページのUIデザイン
  • 読みやすさ  等

 
このテキストライティングの中には、「網羅性の高い/専門性の高い情報量」「ターゲットを意識した情報設計」、図や表、イラスト等を駆使することも含まれており、これらを「コンテンツマーケティング」と呼ぶ人もいます。「テクニカルなSEO」と「コンテンツSEO」のそれぞれをまとめると以下の内容です。
 

テクニカルなSEO コンテンツSEO
構文、表示速度、サイト構造、インデックス方針、付随ファイル、構造化データ 等の設計 テキストライティング、UIデザイン、読みやすさ 等のクリエイティブ

 
というわけで、一般的に言われる「テクニカルなSEO」という言葉の前提を共有させていただいた上で、次に効果について述べたいと思います。

それを“効果”と捉えるかが課題

私の結論から述べますと、「テクニカルなSEOを行うことで、コンテンツSEOの評価を促進・加速させるだけでなく、Googleによるランキング評価を早く、且つ公平に導くことができる」という感じです。もう滅茶苦茶な言い方ですね。でも、まぁこういう言い方の方が分かりやすいかなと思います。実際のところ「コンテンツSEOの評価を促進・加速」なんていう言葉は無く、「ランキング評価を早く、公平に」という言葉も無いです。ましてや「導くことができる」って…お前はクローラーをも司るのかぃ!って話ですよね(笑)。でもイメージ的にはこんな感じです。“感じ”です。

私の経験と感覚では、特に最近のGoogleのランキングにおいてはWebページ単体で評価している傾向を強く感じます。特にInformational Query(Knowクエリ)ではそう感じます。そのWebページの情報に有益性があるページかどうかを見極め、サイト自体の信頼性や権威性、専門性を評価しつつも、クエリに対して適切な情報が掲載されているかを重要視している印象です。つまり、なんだかんだで良い情報かどうか、が重要なのだと思います。モバイルファーストインデックスにおいても、Googleは何度も「MFIにおいて、その対応有無でランキングに影響することはある。しかしながら、それを差し引いても良い情報であれば高順位になるだろう」という主旨の内容を述べています。私が考えるに、これはMFIにのみ影響するのではなく、スピードアップデートにもCore Web Vitalsにも同じことがいえると考えています。

つまり、検索ユーザーにとってストレスとなるWebページであってもコンテンツに有益性があればGoogleは評価する、ということになります。もちろんそれが検索ユーザーにフレンドリーで使い勝手も良く、ストレスな状態が無ければ非常に評価されると思いますが、そもそものコンテンツが優れていることが大前提ということです。

もうちょっと言い換えます。
つまり、コンテンツが優れていれば「テクニカルなSEO」を行うことで非常に高く評価されるが、最悪「テクニカルなSEO」が粗末な状況でも、コンテンツが優れていれば評価はされるでしょう。そして「テクニカルなSEO」が粗末な場合は、Googleがコンテンツを見つけづらくなったり、上手く理解できなくなったりするかもしれないので、せっかく優れたコンテンツでもそれを評価するのに手間取ってしまう可能性がある、ということになるでしょう。

というわけで私の結論としては、コンテンツが良質であることを前提に、それを検索ユーザーやGoogleに早く見つけてもらい、上手に評価してもらうために「テクニカルなSEO」は必要である、ということです。

あとは、この「テクニカルなSEO」を効果的と捉えるかどうかですね。ここから先は皆様の解釈にお任せしたいと思います。

本当によく訊かれる

というわけで、今回「テクニカルなSEO」の効果についてご説明してみました。本当は言い方があまり良くないので触れたくなかったのですが、実はかなり相談を受ける内容なんですよね。ですので、今後は「このページをご覧ください」と言えるように備忘録的に書いておきました。

皆様も皆様なりのご意見があろうかと思いますが、とりあえず現時点ではこれが私の意見でございます。


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