• MFI完全移行につき了

MFI完全移行につき了

Googleは米国現地時間10月31日、Search Central Blogにてモバイルファーストインデックス(MFI)への移行が完了した旨を発表しました。まだ一部対応していないWebサイトがあるようですが、もうそれらは一旦置いといて完了としたようですので、ご紹介します。

MFIイラスト

Googleからの発表内容

モバイルファーストインデックスは、2016年10月から始まりました。そこから実に7年に渡って改良されてきました。私もこのブログでずっと追っていました。確か2015年~2016年頃には既にインターネット接続の半数以上がモバイルからということが分かり、そこからGoogle検索もモバイル対応を始めたのがきっかけだったと記憶しています。

というわけで、Search Central Blogを和訳してご紹介します。

モバイルファーストインデックスの移行完了 – すべてのサポートに感謝します

ここに辿り着くまで長い道のりでしたが、モバイルファーストインデックスへ移行の旅が完了したことをお知らせできるのを嬉しく思います。

Google検索は、2015年のモバイルフレンドリーアップデートを皮切りに、ますますモバイル端末を重視するようになりました。そして2016年、モバイルファーストクローリングとインデックスを開始しました。これによりGoogle検索は、ユーザーがWebサイトにアクセスした際に、ユーザーがモバイル端末で見るコンテンツと同じようにインデックスすることができるようになりました。スマートフォンでのクロールとインデックスは、Googleのインフラにとって大きな変化であると同時に、モバイル版のWebページが対応するデスクトップ版と同じくらい完璧に伝達できるような情報設計が必要になるため、どのWebサイトにとっても大きな変化でした。
何年もの間、モバイルウェブのトラフィックは増加の一途をたどっており、地域によっては、インターネットへのアクセスはほとんど携帯電話だけというところもあります。サイトオーナー、SEO担当者、Web開発者、デザイナー、そしてWebサイトに携わるすべての方々、モバイルウェブの成功に貢献していただきありがとうございました!
 

次のステップ

現在、モバイル端末でまったく機能しないごく一部のサイトを把握しています。そこで見られるエラーの種類は主に、ページがすべてのモバイルユーザーにエラーを表示する、デスクトップ版のクロールは許可されているのにモバイル版のサイトがrobots.txtでブロックされている、モバイル版のすべてのページがトップページにリダイレクトされる、などです。これらはGoogleが解決できない問題です。当面は、従来のデスクトップGooglebotクローラーでこれらのサイトのクロールを継続し、年に数回リストを再評価する予定です。詳しくは、モバイルインデックスのベストプラクティスをご覧ください。
さらに、従来のデスクトップGooglebotによるクロールを可能な限り削減していきます。これは、サイトオーナーとGoogleのリソースを節約するのに役立ちます。
 

Search Consoleの変更

モバイルファーストインデックスへの移行に伴い、Search Console設定ページにあるインデックスクローラーの情報も廃止します。モバイル端末で動作するすべてのWebサイトは現在、主にGoogleのモバイルクローラーでクロールされているため、この情報はもはや必要ありません。クロール統計レポートには、あなたのサイトが現在どのようにクロールされているかが表示されます。
 


 

この移行のために、多くのサイトオーナーと協力できたことを光栄に思っています。モバイルデバイスを使用するすべての方々、そしてすべてのクローラーがWebにアクセスできるようにするための皆様のご尽力に感謝いたします。ありがとうございました。

引用)Search Central Blogより和訳

 

スマホ中心のWebサイトサービスが大半を占める中、Google側もついにスマホへの対応移行(クローリング&インデクシング&ランキング)が完了したことを喜んでいます。ただし、一方で、以下のケースはモバイルで機能していないので、まだデスクトップ版で評価しているとのことです。

  • サイト自体がモバイルでアクセスするとエラーになる
  • robots.txtでモバイル版をDisallow設定している
  • モバイル版のページが全てトップページにリダイレクトする仕様になっている

これらに関しては(一般的な仕様に変えてくれるかもしれないので)年数回の単位で改めて評価するようにするとのことでした。また、いずれデスクトップ版のクローラーは減らしていくとのことです(ゼロにできるかどうか…という点は上記のWebサイトの仕様等次第ですかね)。併せてSearch Consoleでもわざわざモバイル版だのデスクトップ版等の情報を表示しなくなるようです。大半がモバイル版なのでもう不要というわけですね。

まだまだ制作はデスクトップファースト?

一方で、サイト制作側においては、まだまだ設計やUI、デザインに関してデスクトップファーストなところが多いですよね。一部B2B向け業界サイトに関してはデスクトップで検討するユーザーも多いため、それでも良いかもしれませんが(業務時間中に総務や営業アドミン等の職域の人が閲覧するケースが多いサービス等)、B2C向け業界サイトであれば、もう完全に制作はスマホファーストが良いでしょう。スマホファーストでレスポンシブウェブデザインでデスクトップ展開する流れで制作するような頭に切り替えていく必要があります。

そしてこれは制作側だけでなく、発注側もその見地で捉えていくようにしましょう。

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