医療機関がコロナ情報を届けやすくするために

新型コロナウィルスに伴うこのパンデミックな状況において、検索ユーザーが新型コロナ情報を正しく理解できるようにすることはGoogleにとって非常に重要です。一方で、そういう情報を正確に発信できるような機関や団体に限って、ITリテラシーが低かったりGoogle検索に見合った最適手法(SEO)に疎かったりするのも事実。そこで、この度、そういった機関専用にGoogleがテクニカルサポートグループを短期結成したようです。

covid-19

ふわふわ

Googleの発表内容

米国現地時間3月31日のWebmaster Central BlogによるGoogleの発表内容は以下の通りです。

医療機関がCOVID-19情報を提供しやすくするための支援

医療機関は、COVID-19のパンデミックに関する情報提供に日々忙殺されています。Googleでは医療機関を支援するために、COVID-19の検索による情報取得をよりスムーズにすべく、ベストプラクティスについての記事を作成しました。また、対象となる医療機関のためのテクニカルサポートグループも新たに作成しました。

検索の可視性を高めるためのベストプラクティス

そもそもGoogleはどのような検索に対しても、最も関連性が高く、権威のある情報を表示しようとします。この評価手法は、Googleの理解に対して、適切な方法を用いることでより効果を発揮します。
このプロセス(“検索エンジン最適化”を意味するSEOのこと)における、健康関連の組織団体に対して、より分かりやすく案内できるよう、健康情報のサイトに重点を置いて、以下のような重要なベストプラクティスをまとめた新しいヘルプ記事を作成しました。

  • ユーザーが外出先からコンテンツにアクセスしやすくするには
  • 良いページコンテンツとタイトルの重要性
  • コロナウイルス関連クエリでサイトがどのように表示されるかの確認方法
  • 最多のコロナウイルス関連クエリを分析する方法
  • FAQコンテンツに構造化データを設定する方法

医療機関のための新しいサポートグループ

ベストプラクティスのヘルプページに加えて、COVID-19に関する疑問を持った検索に対応している医療機関の情報支援をすべく、そういった医療機関が参加できるテクニカルサポートグループを新設しました。
ケースバイケースになりますが、Googleはグループへのアクセスリクエストを承認していきます。まずは国の保健省庁と米国の州レベルの機関下にあるドメインのみを承認する予定です。今後の承認範疇拡大については、このブログ記事とTwitterでお知らせします。承認を受けるには、該当ドメイン(例:name@health.gov)配下の電子メールを使用して申請するか、該当サイトのSearch Consoleへのアクセスを持っている必要があります。

COVID-19に関するGoogle検索グループへの登録をご希望の方は、こちらのフォームにご記入ください。

今回のテクニカルサポートグループは今現在の状況下において医療機関のニーズに応えるべく構築されたものであって、COVID-19に関してWHOによる公共衛生緊急事態が緩和されたり、影響が縮小されたと判断されたりした時点で、グループを解散する予定です。もともと誰しもウェブマスターヘルプフォーラムに参加し質問できますし、他にもご不明な点やお気付きの点がございましたら、Twitterでお知らせください。

引用)Webmaster Central Blogより和訳

要は「正確な情報を届けやすくするために、国が認めるような期間や団体に対してはSEO支援します」という話です。そもそもわざわざテクニカルサポートグループを設けなくてもSEOを分かっていれば済む話ですが、医療機関でSEOを理解しているサイト運用者は世界的に見ても少ないと思いますので、Googleがお世話してくれるというものです。一般的にはウェブマスターヘルプフォーラムを使えば済む話ですが、医療機関がそれを活用しているイメージはあまり無いですよね…。ですのでタスクフォース的な措置ですね。

ふわふわ

Googleが出来ることを模索

新型コロナウィルス対策において、GoogleはこれまでにハングアウトMeetの制限を開放したり、イベントの延期・中止時の構造化データ支援を新設したり、在庫状況に伴う最適な手法を案内してくれたりしていました。今回はそれらに続く支援策ですね。

こういったグローバル企業がプラットフォームとして出来ることを打ち出してくれるのは非常に有難いと思います。


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