• SNSプロフ情報等のマークアップ対応

SNSプロフ情報等のマークアップ対応

Googleは米国現地時間11月27日、SNS等のプラットフォーム内のプロフページに構造化データをマークアップできたり、書き込み系サイトページ等で設定できるディスカッションフォーラムの構造化データマークアップできたりするようになった旨をSearch Central Blogで発表しました。既に日本語版も出ていますが、まだ日本のGoogle検索結果には「視点別の意見」という切り口は無いはずですので、今すぐにマークアップしても検索結果に適用されるとは限りません(とはいえすぐに日本にも実装されるかもしれませんので、今の時点では分かりません)。ディスカッションフォーラムに関しても同様ですが、リッチリザルト化するのはPerspective枠だけではないので、ご紹介だけしておきます。

本日、Google検索におけるディスカッションフォーラムとプロフィールページの構造化データ(及びSearch Consoleの新しいレポート)のサポートを発表します。詳細はこちら:https://developers.google.com/search/blog/2023/11/discussion-and-profile-markup

引用)@googlesearchcより和訳

どういうこと?

私のこの記事でもご紹介しておりましたが、Googleでは、センシティブであったり時事的であったりするクエリの検索結果画面において、どういう人がどんな意見を持っているか、を表示するためにPerspective(視点)という切り口の検索結果枠を設けるようになっています。これは今年5月に発表され、既に米国では実装されていると思いますが、日本では未確認です。以前チラッと表示された時もあった気がしましたが…すみません、私の記憶が定かではありません。少なくとも私はまだ未知です。

但し、今回のこの構造化データマークアップによってリッチリザルト化するのはPerspective枠だけではなく、例えば既に下絵のようにXのアカウント情報としてIDアカウントやフォロワー数等も出るようになっています。もしかしたら今後こういった形でもあちこちにプロフ情報が表面化されてくるのかもしれません。
 

検索結果におけるXアカウント例
 

今回の話は、対象となるSNSアカウントプロフページにProfilePageの構造化データマークアップをしておくと、Perspective部分等の検索結果やその他検索結果ブロック部分にプロフ情報としてリッチリザルト表示されやすくなるという件です。
 

ちなみにこのマークアップによる検索結果へのリッチリザルト表示に関してはGoogle Search Consoleでも[検索パフォーマンス]のレポートとして項目化してくれるそうですが、このレポートを確認できるのはプラットフォーム側であり、今の日本で使用されているSNSプラットフォームは大抵が世界規模のSNS(X、YouTube等)です。ですので、Search Consoleでこのレポートを確認できる人はほとんどいないのではないでしょうか。既に検索セントラルブログではこの内容は日本語版としても公開されています。しかし、一方でまだProfilePageの構造化データページは日本語版が出ていません。このことからも、やはりSNSプラットフォームが世界規模レベルで展開していて、日本のSNSプラットフォームは重要視されていないことが推察できます。実際、このプロフィールページの構造化データをマークアップできるのは、アカウントが個人情報を入力するようなSNSやブログ、書き込み系等のプラットフォーム側オーナー(技術者)です。

そして同様に、フォーラムページ等でQ&Aのような質問と回答ではなく、一般的な意見や議論がされるページには、
DiscussionForumPostingの構造化データがマークアップできるようになりました。これは先ほどのプロフィールマークアップとはマークアップの対象ページが違うだけで検索結果にリッチリザルトとして表示されるPerspective枠という意味では同じです。他にも、既にGoogleは2022年の9月の段階でDiscussions and forumsという枠の検索結果について発表しておりましたが、その枠も含みます。これについては、当時の私の和訳したブログ記事をまずご覧いただくのが良いと思います。そして、この構造化データもプロフィール同様、日本語版の構造化データマークアップのドキュメントがまだ作成されていません。
 

今回のプロフページとディスカッションフォーラムページへの構造化データマークアップ方法

 

表示イメージは?

Google検索セントラルブログのイメージ図を使ってご紹介させていただきます。まず、検索結果のPerspective枠としてリッチリザルト表示される場合は、プロフィールページであれディスカッションフォーラムであれ以下のような箇所に表示されます。
 

Perspective枠での表示
 

次に単独のリッチリザルトとしてプロフィール情報が出る場合のイメージです。
 

プロフ情報の表示
 

最後にDiscussions and forums枠にリッチリザルト表示されるディズカッションフォーラム表示のイメージです。
 

Discussions and Forums枠
 

極めて端的に言えば、XとYouTubeの利用者は今後、リッチリザルトとして自分の情報が表示されるようになるから戦略的に考えてプロフに記載するようにしましょうね、という話ですね。

カテゴリー

新着記事

人気記事

過去記事