• 11月のGoogleオフィスアワーより③

11月のGoogleオフィスアワーより③

Googleが米国現地時間11月29日に行ったEnglish Google SEO Office Hoursに関する前々回前回の続きです。全部で48個の質問がありますが、今回は最後の10個くらいをピックアップしてご紹介したいと思います。

元記事:November Google SEO Office Hours|Google Search Central Blog
前々回:11月のGoogleオフィスアワーより①
前回:11月のGoogleオフィスアワーより②
 

質問と回答

Search Central Blogに紹介されている質問と回答のみを和訳してご紹介します。全部で48個の質問がありまして、今回で最後です。ちなみに全48個のうち1,2個の質問は意味が分からなかったので割愛しています。

スパムスコアはサイトのランキングに影響するでしょうか?
「(あるツールで評価された)スパムスコアは私のサイトの検索評価に影響しますでしょうか? リンク否認以外でスパムスコアを向上させる方法はありますでしょうか?」とのことですが、GoogleはサードパーティのSEOツールを使って各Webページのスコアを決定しているわけではありません。ですから、もしあなたのWebサイトのスパムスコアを表示するようなツールがあったとしても、Googleは決してそれを使用していないと思ってください。とはいえ、そのツールが有益でないと言いたいわけではありません。ただただ、Googleがそのスコアを使わないということです。ですので、お勧めするのは、このツールがスパムスコアを通して何を伝えようとしているのかをヒントとして捉え、そうなってしまった背景に何か改善点があるなら、それを直せば良いと思います。
 

在庫切れの商品ページはどうすればいいのか?
「ある商品が完売し、今後も入荷しない場合、その商品ページはどうすれば良いでしょうか? 商品ページを削除するべきか他の特定ページにリダイレクトするべきか迷っています」とのことですが、検索の観点からは、ページを削除することは問題ありません。サイトのユーザビリティの観点からは、古いページが第三者のブログから参照されていたり、顧客がブックマークしていたりする場合を考慮して、しばらくはページを表示しておいたりリダイレクトを行うと良いでしょう。
 

hreflangアノテーションにおいて相互リンクになっていない場合でも、考慮されるのでしょうか?
「hreflangアノテーションを使用していますが、言語別の相互リンクが欠落している場合、それでもhreflangは機能しますでしょうか? それともこの手のエラーはWebサイト全体で機能しなくなるものでしょうか?」とのことですが、Googleがhreflangを識別する時は、有効なhreflangアノテーションを全て考慮します。そして、破綻しているもの——例えば、それぞれのページへのリンクが無い等については、その関係性だけ削除します。つまり、3つの有効なhreflangアノテーションがあるページと、1つの壊れたアノテーションがあるページがある場合、その壊れたアノテーションだけ無視されます。しかし、そのページで指定された他のアノテーションは引き続き機能します。また、hreflangはページ単位のアノテーションなので、Webサイト全体でこれを行い機能するページとしないページがあったとしても、機能しているページだけ識別して、機能していないページは無視するだけです。機能していないページは、hreflangが識別されないこと以外、何の悪影響もありません。とはいえ、サイトのテスト中にこのような破綻したhreflangアノテーションを見つけた場合、やはりそれを修正することをお勧めします。このような問題に気付いたら、大抵はカンタンに修正できるはずです。私だったら修正して問題解決しますが、修正しなくてもサイト全体にある他のhreflangアノテーションページに悪影響を与えることはありません。
 

各国で管理しているWebサイトページにどうやってhreflangを実装させれば良いのでしょうか?
「多くの国でブランドサイトを展開しているため、それを一括で管理できる状態ではないのに、どうすれば個々のWebサイトにhreflangアノテーションを実装できるのでしょうか?」とのことですが、いい質問ですね。確かにhreflangアノテーションは各国のサイトページにそれぞれ入れるため、重要且つ複雑な要件になるでしょう。各国の様々なサイトページにいちいちhreflangアノテーションを実装することは非常に難しいことですよね。しかしまとめて一括してhreflang管理できる簡単な方法があります。XMLサイトマップです。sitemaps.orgで“sitemap cross submits”を探して設定方法を確認し、HTMLページではなくXMLサイトマップにhreflangアノテーションを記載ください。これで、かなり作業が簡略化されるはずです。
 

hreflangサイトマップはどんなフォルダ配下に入れても問題無いですか?
はい。hreflangサイトマップについて特別なことは何もありません。これらは、追加のhreflangアノテーションが含まれているだけで従来のサイトマップファイルと同じ扱いです。他のサイトマップファイルと同じように、サイト内に配置できます。robots.txtを使用して場所を送信すれば、どこにでも配置できます。Search Consoleを使用して送信すると、確認済みのサイト内であればどこにあってもGoogleは検知します。ちなみに、画像や動画のアノテーションを含むサイトマップにも同じことが言えます。
 

インデックスされていないWebサイトはどうなりますか?
まず、Google Search Consoleを登録&チェックして、サイトのクロールをブロックするエラーがないかどうかを確認します。ただし、GoogleはWeb上のすべてをインデックス登録しているわけではないため、コンテンツの品質がしっかり保たれていることも自己確認する必要があります。
 

新しい言語更新の度にx-defaultのhreflangアノテーションを設定するにはどうすれば良いですか?
「私は13言語のサイトを持っています。著者が書いた言語ではない言語のページ化をする場合、その記事は新しい言語に変換されます。その場合、x-defaultのhreflangアノテーションを削除するか、最後に翻訳された言語をx-defaultとして使用するかの2パターンで準備していますが、どちらのほうが宜しいでしょうか?」とのことですが、これは完全にあなた次第で問題ございません。ページ単位で言語セットできます。Webサイト全体でデフォルト言語を同じにする必要はありません。ユーザーが価値を感じていると思われる場合は、まず英語をデフォルト言語にして、別のページでは日本語をデフォルト言語にすることだって問題ありません。x-defaultで設定した言語は、アノテーションで指定された言語以外で検索したユーザーに表示される言語であるということは理解しておいてください。そのため、サイト内都合ではなく、ユーザーにとって便利なほうに重きを置いて考えてください。
 

商品レビューシステムが、商品レビュー以外のコンテンツページにも影響を与えているように感じるのですが…
サイト全体に検索順位の影響が及んでいる場合、それはおそらく商品レビューシステムが原因ではありません。他のシステムアップデートが行われたことによる影響の可能性が高いです。
 

古いコンテンツを削除する最適な方法は?
「古いコンテンツを削除してインデックスされないようにするには、どうすれば良いでしょうか? リダイレクトでしょうか? もしそうならリダイレクト先として最適なページは何でしょうか?」とのことですが、とても面白い質問ですね。ページを完全に削除し、そこに404や410のステータスコードを提供することだってできます。もしくはユーザーが別に何らかの形で目的を達成できるようなページにリダイレクトすること良いでしょう。どのように、何をするかは、あなた次第ですね。最終的には、検索エンジンではなく、あなたやユーザーにとって意味や価値のある方法でなければなりません。
 

画像内に写っているテキストは画像検索のランキングに影響するでしょうか?
「画像内のテキストは、画像検索、例えばTシャツのプリント柄によって画像検索でのランキングに影響を与えたりするものでしょうか? 画像内のTシャツのテキストだけではなく、価格や、商品名、ブランドURLなど、商品特徴を含む画像周辺のテキストに関しても同様に影響度が気になります。」とのことですが、画像の周りのテキストは、画像を理解する上で確かに役に立ちます。Googleはキャプションや画像タイトルなど、画像の周辺情報を抽出することができるので、画像が関連するテキストの近くにあること、そしてそのテキストが画像を説明している内容であることを必ずご確認ください。
 

より多くの地域系情報一覧サイトを利用することは、ローカルビジネスにとって有益な行為なのでしょうか?
「多くの無料登録サイトや有料の地域系掲載サイトに掲載すれば、それぞれの地域ビジネスの詳細露出ができるため、地域ビジネスをする上でマイビジネス等に好影響を及ぼすのでしょうか? Googleはそれら地域クエリの検索ランキングに地域系掲載サイトを参考にしたりするのでしょうか?」とのことですが、人気の地域系掲載サイトにサイト登録したからといって、SEOで優位になるとは思わないでください。検索ランキングとは関係なく、より多くのトラフィックを得るための効果的手段かどうかでご使用ください。
 

URLに追加されるクエリパラメータはSEOにおいて不利になるでしょうか?
「サイトのURLに、例えば“カートに追加”のようなクエリパラメータが追加されるのは良くないでしょうか? SEO的に何か問題はありますでしょうか?」とのことですが、それ自体が必ずしもSEOに悪いわけではありません。しかし、非常に大規模なWebサイトにおいては、URLに不必要にクエリパラメータを追加していると、クロール資産の面でそっちにバジェットを取られてしまうことがあります。これについては、まず自分のWebサイトを判断して「これは本当に大規模なWebサイトなのか」どうかご判断ください。また、Webサイトの内部リンクに追加している余計なパラメータのせいで発見されるURL数が急激に増加したりしていませんか? もしそうなら、URLに追加するパラメータの数を減らすようにしてください。しかし中小規模程度のWebサイトであれば、パラメータについては巨大なWebサイトになった際に改めて考えれば良いでしょう。

引用)Search Central Blogより一部和訳

 

3回に渡ってご紹介してきました質問集ですが、以上です(疲れた)。多言語設定に関する方法に関してはグローバルに起こり得る話ですね。rel=”alternate”でhreflangアノテーションを送る際は、言語で対となるページにそれぞれ入れ込みつつ、デフォルト言語についてはhreflang=”x-default”という設定をするようにしましょう。詳細は検索セントラルの「ページのローカライズ版についてGoogleに知らせる」をご覧ください。
 

感想:なかなか面白かった

私が今回の内容を和訳しながら思ったこととして「あぁ、こんな風に思ったり不安になったりするんだなぁ」ということです。周りから情報が入ってこない環境で、独りでWebサイトに注力していると当たり前のことや素朴なところが急に分からなくなってしまったり不安になったりしますよね。SEOに関しては特に「あれ?これどうだったっけ?」みたいなことが起こりやすいです。そうした時に周囲にSEOに知見のある人がいたりすると、非常に助かりますし一緒に議論できたりしますよね。もし皆さんがそういう環境にいらっしゃるのであれば非常に恵まれているでしょう!その環境を大切になさってください。


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