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202107コアアップデート

2021年6月のコアアップデート時に予告していた通り、米国現地時間7月1日に2021年7月コアアップデートがリリースされました。完了まで1,2週間かかるようですが、とりあえず状況をご案内します。

アップデート

Googleからの発表内容

いつものように、Googleのコアアップデートに関してはツイートで発表されますので、その内容をご紹介します。

以前に発表していましたように、2021年7月のコアアップデートが現在ロールアウトされています。
https://twitter.com/searchliaison/status/1400135428909371398

これらは通常、完了するまでに1〜2週間かかります。このような更新に関するガイダンスは次のとおりです。
https://webmasters.googleblog.com/2019/08/core-updates.html

アップデートを通じて検索を改善する詳細方法は次の通りです:
https://twitter.com/searchliaison/status/1400135486895656964

引用)@searchliaisonより和訳

 

米国現地時間6月2日のアップデート時にGoogleは「予定する改善の一部がまだ準備できておらず、現在出来上がっている部分だけ更新しており、残りは202年7月のコアアップデートで引き続き行います」と伝えていました。そして7月に入り、早速残りのアップデートに取り掛かったようですね。

コアアップデートの傾向

ここから先は私の個人見解です。私の個人見解なんてGoogle全体からすれば0.00000001以下の範疇の見解ですので、全然サンプルとしてのN数が足りず、無責任な感想になってしまいますが、一応述べておきます。まず、いかがわしいサイトであろうが、真っ当な大手企業サイトであろうが2021年6月のコアアップデートでかなり順位変動や下落が見受けられました。毎日のように1位~7位分ずつ下落した大手サイトもありました。
順位下落について、全く説明がつかない(=普通に考えてもおかしい)サイトページが多々あります。「なんで!?わけわかんない」という印象が強いです。まぁ、これについてはGoogleも予め「様々な変動があると思う」と発表していたので、順位安定する7月下旬まで待つしかないと思います。
ちなみに、私が思う“今後傾向が強くなっていくのでは?”というポイントについて持論をご紹介します。

従来、例えば法人サイトが提供するサービスに関してはその対象となるクエリ(Transactional Query)だけでなく、サービス喚起に繋がるニーズのクエリまで検索順位向上していました。でも、今後はそういった相関性は得られなくなってくると考えています。ユーザーの動態心理上、飛躍するような検索結果は提供されなくなってくるのではないでしょうか(ただしクエリに含まれる検索心理の大部分の状況による)。

例えば「二重まぶた」という検索クエリ。これには色々な検索心理が含まれるはずです。「二重まぶたになりたい」「二重まぶたになるメカニズムを知りたい」「二重まぶたになるための手術をしたい」等です。にも関わらず一番最初に「二重まぶた手術なら○○クリニック」が検索1位にあったら、どうでしょう? ユーザーの動態心理上、飛躍していますよね。一方で、飛躍していても、それが「二重まぶたと検索していたら、もうそれは手術を受けたがっているのと同じニーズだよね」という解釈が出来るようであれば、「二重まぶた手術なら○○クリニック」が検索1位になるかもしれません。

検索結果メカニズム

つまりですね…検索クエリに含まれるニーズが飛躍しているのであれば直接的にサービス紹介しているサイトページは順位下落していって、検索クエリに含まれるニーズとサービスが直結していると「解釈」されるのであれば、直接的にサービス紹介しているサイトページでも順位上位は維持されていく…当たり前ですが、この傾向が強くなっていくのでは、と考えています。

ここで私の言う「解釈」というのは、Google検索のAIによる判断を指しており、それはニューラルマッチングシステムやRank Brain、BERT、(今後予定されている)MUM等でビッグデータを通して判断されます。

この動きによって真っ先に影響を受けるのは、何でもかんでも巨額のSEO費を投下して検索上位を守っていた大手法人サイトページかもしれません。

今後行っていくべきは…

さて、そんな中、私が今コンテンツとして考えているのは「検索クエリに潜む検索心理パターンに応えられるコンテンツを複数用意すること」です。先の例で申し上げますと、「二重まぶた」に潜在する検索心理を全て紐解き、その全てのパターンのコンテンツを書くことです。事実、Transactional Queryと思われる内容のクエリでも、「○○とは」と書いてあるような記事が上位表示されてきています。「キャッシング」や「○○留学」等が代表例です。

ちゃんとした法人サイトであれば、マクロで見ると「信頼できる人格」に値するので、その法人格を活かして自分たちのサービスに繋がるような需要とそれに応えるコンテンツを用意しましょう。そして、Googleによる「解釈」がどうなってもページが入れ替わって表示できるくらい多様化してページ展開すると良いでしょう。個人サイトであれば、とにかく自分の身元を明示して信頼できる様々な肩書やコンテンツを活かし、どんどん「人に好かれる運用者」を目指していくと良いでしょう。

いずれにしても、あらゆる角度から考えられる情報を設計しておくことは大事ですね(その際の導線やサイト構造もしっかり作りましょう)。

具体的に知りたければ…ご相談ください。営業します(笑)。

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