• Instagram:ライブルーム新設

Instagram:ライブルーム新設

Instagramのライブ配信は人気の機能ですよね。インフルエンサーが視聴者にライブ動画を配信する機能です。これはインフルエンサーとなるユーザーが別の不特定多数ユーザーに配信するだけでなく、ホストとなって他のユーザーとの1対1のコミュニケーション動画もライブ配信することができました。つまり2人のやり取りをライブ配信することもできたということです。

そしてこの度、そのライブ動画の配信が同時に4人まで利用できる「ライブルーム」機能が新設されました。Instagramは米国現地時間3月1日にライブルーム機能が導入されたことを発表していますので、その話をご紹介します。

インスタ

対Clubhouse戦略?

今回のライブルームは、要はホストがルームを作り、そこに3人まで招待し(映像付き)会話をすることができるという機能です。そして、そのライブルームには視聴者として他のユーザーがリアルタイム閲覧することができるというものです。今後数週間のうちに世界的に機能が導入されていくようです。

ライブルームを活用して複数のゲストを招待することで、トークショーやポッドキャストをする、他のアーティストやバンドメンバーと音楽セッションを行うなど、これまで以上にクリエイティブな方法でライブ配信をすることができます。招待できるゲストの人数が増えることで、配信に参加するクリエイターは自身のファンに加えて、お互いのフォロワーにリーチすることができるため、新たなファンの獲得にもつながります。

引用)Facebookニュースルーム

はい、もうこれはClubhouseのルームと全く同じですね。Clubhouseは音声だけで会話に参加できるユーザー数は無制限ですが、今回のInstagramのライブルームは映像込みで最大4名(ホストが招待できるユーザーは3名)まで利用が可能という流れです。

しかも、YouTubeのスーパーチャットと同じで、このライブルームには投げ銭機能(「バッジ機能」)も備わっています。このバッジ機能は、2020年10月からInstagramのライブ配信に適用されていて、120円、250円、610円単位で支払いしたコメントが目立って表示される(専用アイコンが表示されるコメント化)仕組みとなっています。この辺はYouTubeと同じですし、Clubhouseも目指しているマネタイズ機能かと思います。
ちなみにバッジ機能に関しては当該ライブルームではホストのみが活用・収益化できる仕組みとなっており、バッジ機能を利用できるホストはある程度の基準値を満たしていなければなりません。またユーザーブロックに関してもホストのユーザーブロック状況に準じてライブルームでもブロックされます。

サブスクの次のマネタイズモデル「投げ銭」

ところで、「投げ銭」という言葉を聞きなれない人はまだいるかもしれません。YouTubeやInstagramでは有名ですが、SNSだけに限らずWebサイトにおいて、決済方法を登録している視聴ユーザーが発信者に対して(路上パフォーマーに投げ銭するように)少額を送金するシステムです。YouTubeやInstagram等のライブ配信の場合は、投げ銭に合わせてコメントすることでコメントが目立つように表示されるため、発信者がリアルタイムに閲覧して読み上げる可能性が高く、お気に入りの発信者と繋がった気分にもなれるのでWin=Winですね。ただ、YouTubeの投げ銭は1回(=1日)で最大5万円程の投げ銭が可能ですので、カードゲームのガチャのように自制が効かなくなるような人には注意が必要です。

この投げ銭機能は、おそらくClubhouseもマネタイズとして狙っている機能かと思います。実際Clubhouse側も「インフルエンサーが収益化できる仕組みを作りたい」と言っています。

今までのインターネット(Eコマース)におけるマネタイズは(ウォーターフォール型のような)一括的価値に対して支払いをする時代から、月額で課金していくようなサブスクリプションモデルが主流(流行?)になってきました。要は「低単価のユーザー拡大」型ですね。特に多くのコンテンツを持つアプリの場合は、プラットフォームとして月額課金制を敷くことで様々なコンテンツをユーザーに提供できる仕組みとなっています。
そして、その中でも特にユーザーにとって肝煎りのコンテンツがあった場合は投げ銭をすることができる仕組みが加わってきたわけです。いうなれば「低単価のユーザー拡大+コンテンツによるロイヤルユーザー化」ってところでしょうか。恐ろしく良く出来た機能ですね。

特にYouTubeの「YouTube Premiumによる月額課金+スーパーチャットによる投げ銭」やニコ生の「プレミアム会員による月額課金+ギフトによる投げ銭」に至っては、マネタイズの両軸を実践しているわけです。

これからも色々なWebサービスにおいて、色々な形で会員による投げ銭機能が拡大していくかもしれませんので、注目のマネタイズですね。


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