Instagramでは米国現地時間8月11日、新しいフォロワーやフォロワー外からのDMやコメントに対して、自分で選択した一定期間は非表示にする「抑制」機能を導入すると発表しました。ちょっとでもバズったりすると、勧誘系や不快な内容の文章が多く送られてくるのを排除するためのものです。全世界に導入するとのことです。
※ ちなみにこの「抑制」機能は既に導入されていますが、実際の管理画面には「制限」と書かれていますでのご注意ください。今回はFacebookニュースルームで表示されている「抑制」という言葉で統一してご紹介します。
どんな機能?
今回は「抑制」という新機能と、特定の設定キーワードを含むDMを排除できる機能の2つが発表されました。
- コメントやダイレクトメッセージ(DM)を送れるアカウントを一時的に非表示にすることで、急激に注目を集めた利用者が望まないやりとりを防ぐことができる「抑制」機能
- 誹謗中傷を含むDMを分類できる「非表示ワード」機能を今月末までに全世界で導入
Instagramが調査している中で、著名人やクリエイターの方々から「急にわけわからないDMやコメントが来る」等の声が上がったみたいです。実際にスポーツイベントの後に該当選手へ誹謗する連絡が来ることも多いようですし、そういった現象も(オリンピックで話題にもなったことから)容易に想像できますよね。そこで、今回Instagramが世界的に導入しようとしているのが「抑制」機能です。
使い方は簡単。[プライバシー]の中の[抑制]から、フォロー外や直近のフォロワーに対してコメントやDMをどれくらいの期間受け付けないか設定するだけ。しかも削除するのではなく「分類」する感じです。まぁ「迷惑フォルダ」みたいな形で他のところに避けられるイメージですね。これによって完全にオフにするのではなく、うまく「使い分け」できるためかなりコントローラブルな排除ができるという感じです。
また、DMリクエストによる誹謗中傷も多くあることから、一部の国では2021年4月から始めていた「非表示ワード」機能も今月末までに全世界で導入するとのことです。この「非表示ワード」機能をオンにするとヘイト単語や設定単語を使ったDMを非表示にできる(後から見たければいつでも見れる)ものです。
悪質なアプローチから利用者を守る
私のような無名の人間には分かりませんが、SNSで有名なクリエイターたちは皆様こういった悪質なコメントやDMに悩まされているかと思います。そしてそのことが原因でSNSの利用をやめる人もいます。世界的にこういったことは起きており、それはSNS界においても望ましくないわけです。
健全な利用と健全なインフルエンサーの存在は大切ですので、日々Instagramもこの辺りの取り締まりに余念がないものと思われます。