• 法人のInstagram活用術

法人のInstagram活用術

Facebookも然ることながら、今Instagramもユーザーアクティブ状況や広告収益も含め、ユーザーが活性化しています。そんな中、「TechCrunch Japan」から興味深い記事がございましたので、今回もふわふわっとご紹介します。

Instagram

絶好調SNSにおけるプロモーション方法

Instagramで変わるソーシャルメディアのビジネス利用と「俺通信」な20代のコミュニケーション』という記事によれば、日本のMAU(月間アクティブユーザー数)は1,200万を超え、ビジネスユーザーも1万社を超えているそうです。一般的には“画像・動画SNS”という認識が強いと思いますが、#(ハッシュ)タグの使い方やコメント入力心理等に関してもFacebookのそれとは少し様子が違っていそうで、私が周囲の友人から聞いているだけでも「Facebook程ストレスではないし、依存する感情も湧かない」という…適度なSNS距離感が心地良いらしいです。

そんなSNSは企業側も放っておかないでしょう(笑)。でも実際には画像や動画で表現する機会が少ない企業サービスもあろうかと思います。そこで、企業側がプロモーションを行う上で、どういう使い方が考えられるか、2つの活用方法が紹介されています。

では企業はInstagramをどのようにプロモーションに利用するのか?それは
1.自社アカウントを育てる(ルーティン型)
2.インフルエンサーに依頼する(スポット型)
大きくこの二択しかない。もっと簡単に言えば、「自分で発信する」か「他者に発信してもらう」かである。それぞれの手法についてもう少し詳しく紹介する。
引用)TechCrunch Japan

 
自社アカウントを育てるというのは確かに有効ですよね。でも、ルーティン側と書いてある通り、実際には運用し続けていかなければならないわけです。私もある企業アカウントの投稿代行を行ったりしていますが、画像や動画が頻繁にあるわけではないので、イラストを使って企業サービス需要を喚起する川柳を画像化して投稿してみたりしています。

このように自社アカウントを販売・PRチャネルとして機能させるには、コンバージョン目標とエンゲージメントレートから逆算したフォロワー数(あるいは投稿が拡散した際の閲覧者数)が必要である。もちろん時間や運用する人のセンスが問われるが、ファンと継続的に関係を保つ上で有効な手法である。
引用)TechCrunch Japan

 
こういった販売促進要素も定量換算しなければならず、戦略立てた上でのKSF、KPIも必要になってくるでしょう。だからこそ私はSNSへの法人アカウントを考える上で、自社サイトにSNSを導入した方が良いと考えているわけなのですが…しつこくてすみません(笑)。

では、もう1つのスポット型というのはどうでしょう。

基本的にはスポット的にキャンペーンを盛り上げたり話題を作ったりすることを目的としており、そのために有名人やフォロワーの多いユーザーに対して投稿やプロジェクト単位で広告を依頼するやり方である。
引用)TechCrunch Japan

 
これも確かに有効ですよね。PCでもスマホでもユーザーの目視行動は上下にしか動きません(1カラムですので)から、必ず目には飛び込んでくるのです。Instagram市場として捉えるのであれば、その市場をサイコグラフィック単位で捉えることもできるわけですので、YouTuberに依頼するような手法で人とタイアップ的することもできるわけです。飽くまでも短期的なプロモーションにも見えますが、予算次第では長期的に意識付けしていくことだって可能です。

第2のYouTube?

今回のご紹介記事内ではInstagramは“コミュニケーションツールというよりも自分発信ツール”的な市場動向になるのではないか、という投げかけをされている印象を受けました。私も激しく同意します。Facebookのように「自分を見てもらうためには相手のものも見なければならない」「いいね!のGIVEandTAKE」がユーザーストレスを引き起こしているものに対し、YouTubeやTwitter、Instagramに関しては「基本自分発信!」という、マズローの自己実現理論でいうところの承認欲求を実現してくれるツールです。そういうSNSはきっと生き残るメディアなのかもしれませんね。私も含め、そういうのはいかにも情報過多社会における現代人の発想って感じですが…(笑)。

ですので、やはりYouTubeがそうであるように、Instagramにおける法人側の取組としては、広告としてフィード内に配信するケースやフォロワー数を多く抱えるインフルエンサーに依頼をするケースが増加してきそうです。そう考えると、画像や動画が無い企業サービスでも、アイデア次第では面白いアプローチ方法が浮かびそうですよね。

まぁ、それでもやっぱりユーザーの滞留を考えれば自社サイトにSNSを……って、しつこくてすみません(笑)。

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