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Yahoo!検索に求人情報

Yahoo!で求人に関する検索をすると、Yahoo!しごと検索の求人情報が検索結果に出現するようになっています。これは9月上旬頃からこっそり導入されるようになっています。

検索結果にしごと情報

どういうこと?

米Googleでは、Google for Jobsとして一般検索結果に求人情報が表示されていますが、日本ではYahoo!検索がいち早く導入した模様です。

Yahoo!検索結果画面

これは、Yahoo!で仕事情報に関する検索をすると、Yahoo!しごと検索(「Yahoo!求人」が2016年11月から「Yahoo!しごと検索」となってリニューアル)内で検索した検索結果が表示されるようになっています。表示方法としてはリスティング広告下部にカルーセルとして出現しています。表示枠には横スクロールで10案件前後まで出現し、「もっと見る」から先はYahoo!しごと検索の検索結果画面に移動します。

求人系サイトには打撃?

もちろんGoogle Search ConsoleではYahoo!検索のクリック率は分かりませんし、有料解析ツールを導入していない以上、Google Analyticsでのセッションから推察するしかありませんが、もしかしたら求人サイトにとってはYahoo!検索からのクリックを奪われているかもしれません。私が聞く限りでは検索上位表示のサイトページでクリックが顕著に奪われている様子は無いようですが、ユーザーのYahoo!検索慣れ次第では今後どうなるかは分からないですよね。

ちなみにYahoo!しごと検索での掲載に関しては、基本的に求人サイトとアライアンスを組んでいるだけですので、各情報提供元から直接問い合わせすると良いでしょう。

Yahoo!しごと検索は気にせず

実際に転職を考え、切実に検索しているユーザー心理から推察すると、これでは情報が少なすぎますよね。ですので、この枠は比較検討に値するまでには至らないかと私は考えます。リーチやユーザー接点強化という点では多少は効果があるのかもしれませんが、それでも最終的に求人サイト等から職探しを行うと思いますので、求人サイトはこのYahoo!しごと検索に頼ることなくSEOを独自に行っていくべきかと思います。

また、今ではYahoo!検索とGoogle検索では市場が違いますが、この調子で考えるとGoogle for Jobsが導入されたところで、検索結果のクリックに関する影響度が高くなるとは考えづらいと思う人もいるかもしれません。

ただし、このYahoo!しごと検索によるYahoo!検索枠表示に関しては、求人メディアへの求人掲載(有料)からはじまるものに対し、Google for Jobsは構造化データのマークアップ(無料)からはじまるエンリッチ検索結果ですので、似て非なるものと考えた方が良いでしょう。対象検索キーワードの引っかかり具合も(Google for Jobsの方が遥かに多いはずなので)異なるでしょうし…。

とにかく、こうなってくるとGoogle for Jobsの日本導入が待ち遠しくなりますね。

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