• SEOを何から始めるか

SEOを何から始めるか

先日、ちょうど「SEOって何から手をつけて良いか分からない」というご相談を受けましたので、ざっくり大きなSEOの相関性をご紹介したいと思います。

組み立て中

内部と外部の大項目

まずは以下の図をご確認いただければと思います。

SEOサイクル

サイト内部の改善

大きく以下の2つです。

  • 満足度の高いサイトになる:ユーザーのセッションを最適化してあげる改善&情報コンテンツを分かりやすく追及してあげる改善
  • 綺麗なサイトになる:デザインの話ではなく、Googleが検知しやすいテクニカルなコーディングや整えられたサイト構造、表示速度や構造化データ等

これは、骨組みと肉付けの問題ですね。ぶっちゃけて言えば、肉付けやユーザーのことを考えられている内容(≒Googleも理解できる)ですし、骨組みはGoogleのことを考えられている内容(≒ユーザーも理解しやすい)です。理想論で言えば、このいずれもユーザーのことを考えているわけなので、Googleのクローリングもそれに付いてくるというわけです。

綺麗なサイトになることは、SEO会社やSEOコンサルタントによって進言される内容が(よほど変な会社でない限り)参考になりやすいです。ただし、満足度の高いサイトを目指すのであれば、専用に考えられる人員をしっかりと設ける必要があるでしょう。コンテンツは第3者が簡単に作成できるものではないので、客観的に何が不足しているか確認しながらその道の専門家がしっかりとライティングすることをお勧めします。

サイト外部の改善

外部の改善というよりも、外部からの評価としてどんなものがあるかの紹介です。要は他の人たちにどれくらいウケているかを知る手立てという解釈です。これはGoogleがランキング判断する上でも重要な要素になるので、この仕組みを知ることで、仕掛けられることを考える必要があります。

  • 推薦を得る:どれくらい良いサイトから外部リンクされるか
  • 噂になる:言及(サイテーション)度
  • 評価される:評判(レピュテーション)度

※ 詳しくは「外部サイトにウケるを図る」参照。

要は良い口コミを受けるってことですね。そりゃそうですよね。飲食に関する実店舗で考えてみてもそうだと思います。「あそこは接客も良いし、落ち着くし、何より味もピカイチ」と言われれば人はそのお店に行きたくなりますよね。他人からの客観評価はGoogleだって大事にするわけです。Googleがそのお店に行って自分だけで判断するよりも、他人の話も聞いてみたいと思いますからね。そして「やっぱり自分の見立て通り、このお店は良い」という評価になりますからね。

だからそのためには、味(コンテンツや事業サービスとしての中身)だけではなく、立地や接客(SEOで言うところのコーディングみたいなイメージ)もあった方が評価には繋がりやすいわけです。

では、何から始めるか

引き続き飲食の実店舗で考えてみてください。口コミ(サイテーション、レピュテーション)と推薦(リンク)を受けるためには、立地や接客を優先するでしょうか?味(コンテンツや事業サービス)を優先するでしょうか?

どっちも進めるのが良いと思います。立地が良くないと人には気付かれにくいです。ファインダビリティ(見つけやすさ)と言ったりしますが、しっかりとサイトの中身を見てもらうためには立地と接客は大前提ですね。しかし、いくら立地と接客が良くても、そもそもの味が悪ければ意味がないでしょう。上品ぶっている作りなのに味は大したことないお店って結構ありますよね(笑)。アレと同じです。

逆に味さえ良ければそれだけでも口コミや推薦を得ることは出来ますが、やはりそれだけだと充分な接触機会を得る(≒SEOでは評価を得る)ことは難しかったり、時間がかかったりします。ですので、上図でも赤い矢印で示しているように、綺麗なサイトであること(ここで言う綺麗なサイトはデザイン等の綺麗さではなく、コーディング上の綺麗さ)と、満足度の高いサイトになることは重要なのです。

では、本来のSEO施策に話を戻すとどうなるか…。私が考えるのは、ディレクター1名(検証&仮説担当)とコーダー1名(綺麗なサイト担当)と情報設計者1名(満足度の高いサイト)が必要だと考えています。ディレクターとコーダーは社外でも対応可能ですが、情報設計者だけは…デザインやライティングに関わるので、ガバナンスやトンマナも考慮すると社内にいた方が良いかと思います。

おさらい

以上を踏まえてもう一度「何から始めるか」ですが、まずはサイトとコンテンツの構造を見直していきましょう。このきっかけとなる第1歩が分からなければ、SEOの専門家に聞きながらGoogle Analyticsを参考にすると良いでしょう。それを改修していくことで、自ずと外部施策に繋がっていくと思います。

ここから先の細かい話は…個別にご相談ください(笑)。

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