• 検索における各要素の部位名

検索における各要素の部位名

Googleは、Google検索における各視覚要素の部位名を明示したページを作成し、米国現地時間12月13日、Search Central Blogにてその紹介記事をアップしていますので、和訳してご紹介します。

各検索機能の名称は分かりますか? そんな時は、新しい視覚要素ギャラリーが役立ちます! Google検索の最も共通且つ影響力のあるUI要素を形成するこの図解ガイドを活用し、各部位名とSEOを学びましょう:https://developers.google.com/search/blog/2022/12/visual-elements

引用)@googlesearchcより和訳

検索結果に表示される各要素を示す名称

要は、Googleが検索結果画面に表示されるそれぞれの機能名やそれを形成する各部位の名称を明確に定義してくれています。これによって、今後誰かとSEOについて話す時、いちいちSERPsを見せて「ここの部分の…」とか指をさしたりしないで済むよね、って話です。まずはSearch Central Blogの内容から和訳してご紹介します。

Google検索の視覚要素

図書館に入った時、それがどの本かを指定せずにただ「本をください」と言ってみてください。おそらく図書館員から、具体的にあなたが欲しい本を特定するために何十もの質問を受けるでしょう。ちなみに膨大な量の本(正確には1億2,986万4,880以上!)があると言われています。今回、例に挙げた図書館でのこの対話は、Twitter内で、皆様が検索機能や検索結果ページのUI要素について対話している時の傾向に似ています:あの検索結果に出る星マークは何て言うんですか? どうすれば自分のサイトが表示されている時にも星マークが出ますか?

Google検索の結果ページが1億2,986万4,880以上の要素で構成されているというわけではありませんが、検索結果に出る要素を特定して伝えるのは非常に難しいようです。検索結果の形成要素はそれぞれ非常によく似ていることもあれば、まったく非なるものなこともあります。また、明確な名称がなく、なんとなく呼んでいるような名称のものもあります。そこで今回、Googleはその名称を明確にするよう役立ちたいと考えました。
 

視覚要素ギャラリーのご紹介

新設した視覚要素ギャラリーページは、検索結果画面において最も一般的で話題に上がる視覚要素を特定する際に役立つように構成されています。この視覚要素は検索結果ページに表示される頻度が最も多く、それでいてサイト所有者やSEO担当者にも関連する、次の22個の要素を含んでいます。

  • アトリビューション:サイト名、URL、ファビコンなどの視覚的な識別子により、検索結果の背景にあるソースを素早く特定できるようにする要素です。
  • テキスト検索結果:“10ブルーリンク”や“ウェブ検索結果”と呼ばれていたテキスト検索結果は、1995年のGoogleがまだBackrubと呼ばれていた頃からある要素です。Googleの“テキスト検索結果”という名称は、インデックスページのテキストコンテンツに基づいた結果を表示しているという意味で、それを如実に表している名称であると考えています。
  • 動画検索結果画像検索結果かつては“画像や動画のユニバーサル検索結果”とも呼ばれていたこの動画検索結果と画像検索結果は、各インデックスページに埋め込まれた動画や画像の前後コンテンツで内容を判断し、それに基づいて表示されています。
  • 探索機能:一般に「他の人はこちらも検索」と呼ばれるこれらの視覚要素は、ユーザーの検索行動の選択肢を広げるのに役立ちます。

各要素グループには、その視覚要素が検索結果ページでどのように見えるかを示す概念イラストも紹介しています。各要素の名称の他、自分のWebサイトに影響を与えたり、有益な可能性のある情報詳細が記載されています。概念イラストは、18もの言語で書かれるSearch Centralで案内する際の一貫性を担保する上でも役立っています。
 

これからの視覚要素について

今回のこの新しい紹介ページの作成により、今後新しい視覚要素が出来たら、すぐに簡単に項目追加できるようになりました(実は、それが今回のGoogleの目的です)。Googleは検索結果ページでよく使われる視覚要素があれば、それを項目として追加することもできますが、サイトオーナーやSEO担当者にとって本当に重要な要素のみを追加するようにします。
この新しいページは、検索結果に表示される要素について話し合ったり学習したりしやすいように設計されています。このページについて何かあれば、TwitterSearch Centralのヘルプフォーラムにお寄せください。また、このページ自体の下部にある[フィードバックを送信]ボタンを使ってご意見をお送りいただくこともできます。

引用)Search Central Blogより和訳

確かにあちこちの場面で、説明するのに、こういった用語の共通認識があれば協議しやすいですよね。ただ、どうしても10ブルーリンクやブルーリンクに関してはまるで市民権を得ていないような…(笑)。私はいつも一般検索部分っていう言い方をしてしまいます。実際、ブルーリンクと言って分かってもらえる人がどれくらいいらっしゃるのか疑問です。

検索結果に表示される各要素を示す名称

是非一度Googleの視覚要素ギャラリーページをご覧ください。Googleがいうところの概念イラストだけ抜粋してこちらでもご紹介しておきます(前述の記事内でGoogleが述べている22個という要素は黄色い線で引っ張った青文字の用語を指しているようです)。

英語表記ではありますが、皆様はこのうちいくつご存知でしたでしょうか?
私は、同じドメインが10ブルーリンクにクラスタリング表示しているのをホストグループ(Host group)と呼ぶとは知りませんでした。また、Attributionという用語もそのままアトリビューションと呼んでいましたが、日本語にすると、属性とか帰属とかとなるので、訳が難しいですね。

視覚要素

視覚要素②

今回、こうしてGoogleが一度に分かるページで用語名を定義づけてくれたのはありがたいですが…これ、会話する際にどちらか一方の人しか知らないと、用語の説明から入らなきゃいけないので、むしろ会話に1アクション入ってくるのが面倒ですね(笑)。

まぁ…早く慣れましょう。

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