ECサイトが動画で販促するために

商品の使い方やデザイン、サイズ感や質感等、ECサイトが販売促進として表現する方法のひとつに動画を活用するケースは増えています。しかし、ただ動画を作るだけでなく、せっかくならその動画をSEOにも活かしたいですよね。そこで、Googleが米国現地時間5月12日にSearch Central Blogで動画SEOのベストプラクティスを案内してくれていますので、そのご紹介です。

ふわふわ

Googleからの動画SEO情報

まずはGoogleから案内されている情報を和訳してご紹介します。

ECにおける動画SEOのベスト・プラクティス

ECサイトでも、動画を目にする機会が増えています。サイトオーナーは動画を利用することで、ユーザーにより深く商品について理解してもらったり、商品の専門家としての評判を高めたりでき、様々な利点があることでしょう。また、動画はGoogle検索でも目立って表示されます。Googleで動画コンテンツが表示されることにより、ユーザーの商品選択肢が広がり、サイトオーナーである皆様のビジネス機会やサイトへのエンゲージメントを高めることに繋がるでしょう。

Google検索で動画が表示される場所

動画は、Google検索結果の通常ページ、または動画タブによる動画検索結果に表示されます。動画には、サムネイル画像以外にも再生時間や要約文などの役立つ情報が表示されることもあります。さらにGoogleは、動画コンテンツの重要な瞬間を「key moments(重要なシーン)」としてハイライト表示し、ユーザーが本の章をめくるように閲覧したい箇所を任意に選択できるようになりました。ユーザーが「key moment」をタップすると、その地点から動画を見始めることができるよう移動します。

ビデオ例

ECサイトにおける動画の一般的な使い方

動画はECサイトで買い物をする人に魅力的な体験をもたらし、Google検索ページから関連するコンテンツを探している人にも役立つことが多いです。そこで、ECサイトで動画を使用する場合の一般的な方法をご紹介します。

製品ページ:動画は製品ページに埋め込まれることが多く、静止画像だけでは伝わりづらい色々な直感性が沸く商品の情報や、機能を見せることができます。例えば、幸せそうな家族が公園でピクニックバスケットを使っている様子を映した感動的コンテンツや、ベビーカーが折りたたんで簡単に収納できる様子を映した機能的コンテンツ等が良い例です。このような動画は、検索しながら買い物をするユーザー動態に役立つものです。

記事やブログ記事:サイトには、動画コンテンツを含む記事やブログ記事があります。動画では、販売している商品を比較・評価したレビューや、ビジネスの裏話などを紹介することができます。ユーザーがまだ検討している最中なのか、それとも購入直前なのかによって、役立つコンテンツの種類は異なるでしょう。また、ユーザーの多くは、リサイクルや地域社会への貢献など、サービス側のビジネスそのものにも興味を持っています。

ライブストリーミング:先端を進んでいるWebサイトでは、視聴者がホストと対話できるようなライブストリームを埋め込み、お客様との関係を密接にしていく活動もしています。ライブストリームは、事前にスケジュールを組んでおくこともできますし、都度その場で作成することもできます。ビデオストリーミングサービスの中には、ライブストリームをサイトオーナー自身の自分のページに埋め込むことができるものもあります。これにより、ユーザーを自社サイト内に留めたまま、ビデオストリーミングサービスのインフラを利用することができます。ライブストリームを録画しておけば通常の動画としてサイトに残すことができるため、関連性の高いコンテンツを検索しているユーザーのために、より長く検索結果に引っ掛けておくこともできます。

動画は、SNSをはじめ、eコマースをサポートする様々な方法で利用することができます。ソーシャルメディアのプラットフォーム上で動画が利用されている場合、そのプラットフォーム側はGoogleがインデックスできるように動画を作成しているため、通常は余計な作業をする必要はありません。

Google検索とGoogle Discoverを最大限に活用する

以下のヒントは、ECサイトで利用されている動画コンテンツをGoogleにインデックスさせるのに役立つ方法です。HTMLマークアップを直接制御できないCMSやeコマースプラットフォームを使用している場合は、適切なプラグインを見つける必要があります。

  • 動画コンテンツを含むページに、Video構造化データをマークアップください。これはユーザーによって何らかのアクションをしないと閲覧できない動画の場合、Googleが見つけられない可能性があり、特にカルーセル形式で表示される動画が埋め込まれている製品ページに見受けられます。
  • 露出の最大化を図る動画については、動画の内容を説明する動画専用ページとして作成することをご検討ください。「ブランドXのコーヒーメーカーのお手入れ方法」だけのページと、他の多くの情報がハウツー動画として一緒に掲載されているブランドXの製品ページとでは、(内容がフォーカスされない分、検索上位になりづらく)アクセス数が異なる可能性があります。ちなみに同じ動画を専用ページと製品ページの両方に掲載しても問題ありません。
  • ライブストリームについては、構造化データを含めてLIVEバッジを有効にすることで、ライブ配信時にライブストリームへの注目を集めることができます。インデックスAPIを使用して、ライブストリームの開始時と終了時をタイムリーにGoogleへ提供してください。ライブイベント後に視聴可能になったライブストリームの録画は、LIVEバッジの対象にはなりません。
  • 動画コンテンツを含むすべてのWebページをGoogleが検索できるように、動画サイトマップファイルを作成して送信ください。
  • Videoの構造化データに加えて、ProductHowToQ&Aマークアップなど、各ページに関連する構造化データも追加ください。

詳細については、動画を含むサイトのベストプラクティスを含め、Googleでの動画の表示方法について説明したこちらの新しいページをご覧ください。

引用)Search Central Blogより和訳

ふわふわ

気を付けるポイントは?

今回の記事では、動画を作成したページを検索にランクインさせたり、動画自体をランクインさせたりするためにどうすべきか、ということを案内してくれています。

極力ページ単位で動画を紹介しつつも、構造化データのマークアップをしっかりするように繰り返し伝えている印象です。あとは重要なシーンとして検索結果から直接行けるようにタイムスタンプを設定することくらいでしょうか。今回、サムネの画像設定における解像度やタイトル、説明文等の明記はされていませんが、ユーザーに対して狙いたい文言をしっかりと自然且つ最適に記載することが一番かと思います。

動画はもはや重要コンテンツとなりますので、商品紹介サイトには必須な要件になりつつありますし、使用感や使用方法、サイズ感を表現する上でもユーザーに対して非常に有効になるでしょう。サイトオーナーの皆様はYouTubeのエンベッドでも充分ですので、是非取り組んでみてはいかがでしょうか。


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