検索結果タイトル生成アップデート②

先日、Googleが検索結果に表示するタイトルの生成方法をアップデートしましたが、その続報です。あれからタイトル生成に関する評判が悪かったようで…その後、Google側でちょっと手を加えたとのことです。また、改めて非推奨なtitleタグについても解説してくれていますので、その記事を和訳してご紹介します。

アップデート

ふわふわ

titleタグの使用率を80%から87%に

Search Central BlogによるとGoogle側でタイトルの生成についてシステム変更した結果、titleタグ要素の使用率を80%から87%に調整されたようです。また、便宜上この記事では、titleタグとしては“タイトル”は英字で「title」とし、検索結果に表示されるタイトル部分としての“タイトル”はカタカナで「タイトル」と表記しておきます。

Webページの検索結果のタイトル生成方法について追加情報

先月、Webページの検索結果のタイトルを生成する新しいシステムについてご紹介しました。その後、皆様からいただいた有難いご意見をもとに、タイトルを生成するシステムをさらに改良しました。ここでは、Googleが行ってきたことの詳細と、クリエイターの皆様のための追加ガイダンスをご紹介します。
 

title要素が最も多く使われている

前回の記事でお伝えしたように、今回のシステムでは、検索結果に表示されるタイトルの大半で、HTMLのtitle要素(titleタグとも呼びます)を使用しています。そして、皆様からいただいたご意見を元にシステムを変更した結果、title要素の使用率は従来の約80%から約87%になりました。
なぜtitle要素を100%使用しないのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。2012年以降、title要素だけではページを充分に表現できないとシステムが判断した場合には、title要素以外のテキストを使用しています。時にはtitleが設定されていないページもあります。また、ページの実際の内容に関わらず、すべてのページで全く同じtitleが設定されているページもあります。そもそもtitle要素が全く設定されていないページもあります。
 

title要素を逸脱した事例

新しいシステムでは、title以外の要素を考慮した方がユーザーにとって有益になる場合、今までよりさらに多くの状況を踏まえてタイトル生成できるよう設計されています。以下は、Googleが掲載する何兆ものページで実際に見られる問題に基づいて、システムが検出しタイトルを調整する例です。
 
半分しかないtitle
半分しかないタイトルとは、大規模なWebサイトでページtitleを作成するテンプレートを使用していて、何かの不具合が発生する場合に頻繁に発生します。テンプレートでは、タイトルの冒頭にページの概要を記載し、その後にサイト名を記載することが多いでしょう。しかし、中途半端なタイトルではページの概要を表すtitle要素が欠けていることが多く、次のようなtitleになってしまいます:

| サイト名

Googleのシステムは、中途半端なタイトルを検出し、ヘッダー要素やその他のページ上の大きくて目立つテキスト情報を見てタイトルを調整するように設計されています。これにより、以下のようにサイト自体が意図しているであろう内容に基づいたタイトルが表示されます。

製品名|サイト名

 

廃れたtitle
廃れたtitleは、毎年情報が更新され続けるようなページで、title要素に最新の日付が反映されていない場合に起こり得ます。以下のようなtitle要素を例に考えてみましょう:

2020年の入学基準 – University of Awesome

こちらの例は、ある大学に入学するためのページのtitleです。このページには「2021の入学基準」という大きくて目立つ見出しが存在しているにも関わらず、何らかの理由でtitle要素が最新の日付に更新されませんでした。Googleのシステムはこの不整合を検出し、見出しにあった正しい日付をタイトルに使用してこのように調整します。

2021年の入学基準 – University of Awesome

 

不正確なtitle
時には、titleがそのページの内容を正確に反映していないことがあります。例えば、動的なコンテンツを持つページで、title要素が次のようになっている場合です:

巨大なぬいぐるみ、テディベア、ホッキョクグマ – サイト名

当然ユーザーは、こういった具体名のついた製品がページに登場するのを期待します。しかしこれは、動的に変化するコンテンツを持つページの静的なtitleです。これらの商品が表示されることもあれば、表示されないこともあります。
Googleのシステムは、ページの内容を無視した不正確なtitleになっていないか理解します。今回の場合は、次のようにタイトルを修正して、利用者が期待している内容を理解した上で、このように調整するでしょう:

ぬいぐるみ – サイト名

 

小型ボイラー版title
小型ボイラー版titleは簡単に見つけることができます。サイト内のすべてのページ、また、ほとんどすべてのページで同じ内容のtitle要素を目にします。小型ボイラー版titleとは、サイト内ページのあちこちに生産装置的に表示されるtitle要素のことです。Googleのシステムは、title要素全体の検知システムと同様に、このようなケースも検出して対処します。
例えば、テレビ番組に関するオンラインの討論会を例に考えてみましょう。討論会は番組別・エリア毎に異なり、さらに番組毎に、個々のシーズン毎に、エリアで複数のページがあるかもしれません。小型ボイラー版title要素は、シーズン別に作られたページに表示されます。しかし、titleにはシーズン番号が省略されているため、どのページがどのシーズンのものかは明確ではありません。そのため、次のような重複したtitleが生まれてしまいます:

私のいわゆる素晴らしいテレビ番組
私のいわゆる素晴らしいテレビ番組
私のいわゆる素晴らしいテレビ番組

Googleのシステムは、大きくて目立つ見出しテキストで使用されているシーズン番号を検出して、それをタイトルに挿入することができます。したがって、下記のようにユーザーにとって親切なタイトルになるでしょう:

シーズン1 – 私のいわゆる素晴らしいテレビ番組
シーズン2 – 私のいわゆる素晴らしいテレビ番組
シーズン3 – 私のいわゆる素晴らしいテレビ番組

 

サイトオーナーへのアドバイス

タイトルに関するサイトオーナーの皆様への主なアドバイスは、こちらのトピックに関するヘルプページとだいたい同じです。引き続き、優れたHTMLのtitle要素の作成に注力ください。繰り返しになりますがGoogleが最もよく使うのは、このHTMLのtitle要素です。
それ以外にも、この記事の例を参考にして、title要素以外の部分にもシステムが目を向ける原因となるような類似パターンがないかを確認してください。今回の変更は、クリエイターがタイトルについて気付きづらい問題を補うために行われました。今回の変更をすることで皆様が設定するtitle要素を再び使用するようになるかもしれません。これは私たちにとっても喜ばしいことでもあります。

タイトルの改善は今後も継続していきます

タイトル生成のシステムは完璧ではありません。title要素を100%使用することには、上記で述べたような問題があります。Googleのタイトル生成システムが完璧ではないこともわかっている以上、皆様からのご意見は、システム改善のために非常に役立っています。引き続き、皆様からのフォーラムでのご意見・ご感想をお待ちしています。このトピックに関する英語日本語の既存のスレッドもご利用ください。

引用)Search Central Blogより和訳

ん?最後を見ると…日本語版のスレッドも紹介されています。もしかしたら英語バージョンと日本語バージョンのGoogle検索で不具合が多く発生していたのかもしれませんね…。

ふわふわ

Googleが言いたいことは?

今回の記事内容を見るとGoogleが言いたい内容が浮き彫りになってきますね。まぁ、そもそもの背景として「Googleのタイトル生成アップデートは不具合ばっかじゃないか」という指摘も多くあったことを踏まえてみると、以下のような解釈ができますよね。

今回の記事内容でGoogleが伝えたいことを推察

  • Google側でタイトル生成に関するシステム調整した。
  • 結果、titleタグを活かしたタイトルが大体87%になった。
  • でもそもそもtitleタグの設定が変なWebサイトが多すぎるんだよ。
  • こういう例とか、こういう例とか…
  • こっちとしてもtitleタグをそのまま使える方がありがたいのに…
  • 変なtitleタグが多いからそういうケースでも対処できるようなシステムを開発しなきゃいけなくなる。
  • これを機にみんなちゃんとtitleタグの設定をやってくれると良いな。

そして、サイト運用者は自分でも気づかないうちに変なtitleタグを生成しているかもしれません。大型Webサイトで案件を管理している運用者の方は注意して見直してみましょう。


関連記事

英語版にて検索関連情報を通知

英語版のみですが、Google検索で知らない単語や難しい単語を検索した際、関連する情報の通知を設定できるようになりました。米国現地時間10月21日にThe Keywordにて案内されていますので、和訳してご紹介します。日本に導入した際、ちょっと捻ればSEOにも使えそうですので取り上げておきます。 辞 ...(続きを読む)

スマホの検索結果が無限スクロールに

随分前から一定のIPでテストされていたと思いますが...いよいよスマホでのGoogle検索結果が無限スクロールUIに変わるようです。米国現地時間10月14日、The KeywordでGoogleが発表しています。 The Keywordの和訳 UIというか、ページ送りに関する機能性が変わるという話で ...(続きを読む)

Googleによるファクトチェック

先日、「About This Result」機能についてご紹介しました。要は、この検索結果に登場するWebサイトページの信憑性を測ったり、拡張して情報を得るための機能です。米国の英語圏が対象の機能ですので、まだ私たちはその機能に触れることはありませんが、その「About This Result」機能 ...(続きを読む)

3ツールでUIと機能変更

Google Search Consoleではお馴染みのURL検査ツールですが、実はこれと同じメカニズムで動いているのがAMPテスト、モバイルフレンドリーテスト、リッチリザルトテストのツールのようです。それが今回、この3つのツールにURL検査ツールと同じ機能を導入し、UIを統一していくと米国現地時間 ...(続きを読む)

コメントを書く

コメントは承認から反映までしばらく時間がかかる場合がございます。メールアドレスが公開されることはございません。