Googleは米国現地時間1月23日、Google画像検索SEOベストプラクティスのドキュメントを更新したと発表しました。<img>タグをしっかり読み込み、CSSの画像は読み込まないというのと、altの設定について説明しています。
何のドキュメント更新?
英文での最新ドキュメント更新情報には、以下の記述があります。
- Googleが画像をインデックスする時に<img>要素を解析することを明確にし、画像のベストプラクティスのドキュメントをアップデート(<picture>要素のような別の要素として囲まれた場合も同様)。またドキュメント内に記載されているaltテキストとファイル名の事例をより分かりやすく変更。
そして、更新情報と同様の内容が画像検索SEOベストプラクティスにも掲載されています。セマンテックHTMLマークアップを使ってimgタグの画像を理解するので、CSSで画像掲載してもインデックスはされないので気を付けてください、とのことです。
一方で、やはりGoogleレンズ等とは違い、画像の中身まで理解できないのか(しないのか)、altやファイル名の重要性も説いています。
このことからも分かるのは、Googleはaltをしっかり読み解くということですね。本文同様、キーワードの詰め込みを止めるよう促しているということは、本文と同等に検知することの裏付けかと思われます。ドキュメント上はあくまでもユーザー目線で説明してくれてはいますが、簡潔且つ分かりやすい語句を推奨しており、具体的な良い例や悪い例を紹介してくれています(この辺は今回の更新で追記されたのではなく従来より記載されています)。
そして、冒頭に紹介した更新情報の文中に、ファイル名に関しても触れられています。やはり引き続きファイル名も重要のようです。「20230125.jpg」とかのファイル名よりも「puppy.jpg」とか完結な語句のファイル名のほうが好まれるようです。まぁ、だからといって日本語ファイル名にするのはどうかと思いますが、ファイル名は英語で分かりやすい名称にしてアップすると良いでしょう。
画像重視ならサイトマップを
今回の更新ドキュメントの下部にも記載されていますが、Googleは画像を検出されやすくするために画像サイトマップの作成を推奨しています。確かに画像検索結果からサイトページに辿り着いてもらいやすい等を考えると、特にEC系サイトの運用担当は意識しておくと良いかと思います。他にも「履歴書△書き方」や「ネクタイ△結び方」等のノウハウ系についても、画像検索で直感的に知りたいという検索ユーザーも増えてきていますので、そういったコンテンツを考えると、画像に関するaltや前後の文章、サイトマップ等は視野に入れて運用することをオススメします。
今後も引き続き画像と動画のSEOは重要になってきますので、今回のドキュメントを通して画像SEOをおさらいしておくと良いです。