• Search Concoleのレポート簡素化

Search Concoleのレポート簡素化

Googleは米国現地時間6月15日、Search Consoleでページや(構造化データ等の)アイテム、問題の数を表示するグラフの見せ方を簡潔にすると発表しました。簡単に言うと、棒グラフ部分の「緑(有効)」「黄色(警告)」「赤(無効)」が「緑(有効)」と「赤(無効)」になるって感じです。今回は、詳細含めてGoogleからの発表内容を和訳してご紹介します。

Search Consoleレポート機能で、ページ、アイテム、問題の検出部分での分類方法を簡素化しています。これによって、検索結果表示に影響を与えるような致命的問題を発見しやすくさせ、作業の優先順位を明確にできるようになると期待しています。詳細は:https://developers.google.com/search/blog/2022/06/search-console-item-classification

引用)@googlesearchcより和訳

Search Console内の各種レポートの表示が変わる

簡単に申し上げますと、Search Console内で、緑と赤と黄色で表示しているグラフがある場合、赤は無効であったりエラーを意味しているので「要修正」であり、黄色は警告であったり注意を意味しているので「修正を推奨」という内容でした。緑は有効なので「OK!」という意味です。

ただ、これを最初(最初の区分け)として見ると黄色の部分ってどうしたら良いか分かりませんよね? 優先順位をどうつけるべきか迷いますよね。同様の意見がGoogleに多数寄せられたようです。そこで、Googleとしては最初の区分けの段階で「緑」「赤」のみとし、その後の詳細部分を「赤」に関する「要修正」、「黄色」に関する「修正を推奨」と記載することで、利用者の対応優先順位を直観的につけやすくしました、という話です。

数ヶ月かけて少しずつ対象アカウントを増やしていくとのことですので、アカウントによっては更新されるまで時間がかかる可能性があります。

Search Consoleのレポートを簡素化、問題の分類方法を更新

Search Consoleのレポートにおけるページ、対象、問題の分類方法を簡素化します。この変更により、Google検索での可視性に影響を与えるような重要な問題に焦点を当てて、修正作業の優先順位をより明確にできることを期待しています。この変更は、今後数ヶ月かけてすべてのプロパティに徐々に展開されるため、当面は何の変化も見られないかもしれません。
ユーザーの皆様から、URLやアイテムに適用される「警告」ステータスの対応方法に戸惑うという声が寄せられています。つまり「警告」が存在するページやアイテムがGoogleでの表示に悪影響を及ぼすのかどうか分からないという意見です。
そこで、最初の区分け(リッチリザルトレポートではリッチリザルト、その他のレポートではページやURL)を2つのグループに分類していきます。重大な問題があるページやアイテムは「無効」に分類し、重大な問題がないページやアイテムは「有効」に分類します。この新しい分類により、Googleでのサイトの表示に影響する問題を簡単に確認できるようになり、問題修正の優先順位付けが容易になると考えています。この変更が各レポートにどのように影響するかについては、ヘルプセンターで詳細をご覧ください。
繰り返しになりますが、今回の変更はSearch Consoleレポート上の見せ方変更のみであり、Google検索がページをクロール、インデックス、または提供する方法に変更があるわけではありません。

変更例

今回の記事で説明した変更は、Search Console内で特定のURLを検査する際に使われる、URL検査ツールにも反映されます。
ただし、数ヶ月かけてロールアウトが完全に完了してからURL検査APIが更新されます。つまり、ロ―ルアウト中にSearch Consoleでアイテム分類表示が更新されていたとしても、まだAPIのほうが更新されていないせいで、違いが生じる可能性があるということです。なお、ロールアウト完了後にAPIに新しい値が追加されることはありません。APIが更新された時点で、このブログ記事も更新します。
ご質問やご不明な点は、Google Search Central CommunityまたはTwitterまでご連絡ください。

引用)Search Central Blogより和訳

確かに考えやすいかも

Search Console内で対象となるのは、[インデックス]項目内だったり、[エクスペリエンス」項目内だったり、[拡張]項目内だったり、結構あちこちにあるのではないでしょうか?
赤と黄色と緑のグラフがあれば、大体変わると思われます。そして、グラフを見て全体のどれくらいの割合で修正しなきゃいけない箇所があるか理解した上で、グラフ以下の「赤:要修正箇所」を見ながら修正対応を進めれば良いのではないでしょうか。「赤:要修正箇所」の対応が終わった後に「黄色:修正を推奨箇所」に着手するという流れでも良いと思います。少なくとも、以前より対応の迷いは減るかもしれませんね。

ぶっちゃけGoogleがSearch Console内で言っていることは変わらないのですが、見た目のインパクトとして変わることで冷静な対処ができるようになるでしょう。

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