SEOの新規営業

SEOの新規営業電話やメールのストレスは日本でも海外でも同じのようです。Search Engine Landの情報を見ると、海外でもSEOの営業はゴリゴリなのがよく分かります。

電話

ふわふわ

SEOの新規営業は毎日のように来る!?

Search Engine Landの2014年中小企業インターネットマーケティング調べでは以下のような新規SEO営業の頻度がデータとしてあります。

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このデータによると、毎日SEOの営業電話かメールが来る頻度は30%以上、週に2,3回以上を入れると50%以上にものぼります。SEO会社による新規営業の鬱陶しさは世界共通のようです(笑)。
ちなみにSearch Engine Landのこの記事では、そんなSEO会社の営業に対して

  • ひたすら架電先の業界ネタを話されても相手の担当者は知っているので、無駄。
  • 実績と経験、相手の担当者も知らないSEO情報の豊富さを売るべきだ。
  • セミナーを上手く使え。
  • 評価と評判を呼ぶような実績を作れ。

 
等と指南してくれています。結構私も同意見なのですが、同じSEO営業をしている以上、現場ならではの持論として私なりの意見をご紹介したいと思います。

ふわふわ

現場での問題

日本でも同じようにウェブマスター宛には毎日連絡が来ると思います。

SEO会社側の営業としては、売上のノルマもあり、1日に何十件も架電するため、1社あたりにオリジナルなセールストーク…つまり、架電先のサイトに合わせた課題と解決策を話す余裕もないのです。たとえ事前に調査しまくったとしても受付でシャットダウンされたらその調査は無駄になります。ですので、効率的な架電を行うためには決められたトークマニュアルに合わせて案内をしなければならないわけです。

しかしながら、電話を受けるウェブマスター側としましては似たような施策やSEOの案内を毎日のように受けるわけです。もはや電話口でSEOという言葉を聞いただけで拒絶反応が出てしまいます。結果「何度も電話してくるけど、いちいちSEO会社のサービスをうちに照合して考えたくもないので、うちのための専用解決策を出してくれ」と思うわけです。

電話する側もされる側も何十、何百とある相手のことを一括りで捉えており、大きく“架電先担当者”、“SEO会社の営業電話”というものを一緒くたに解釈するため、お互いこうしたストレスを招くのでしょう。

とは言っても、SEO会社は事業売上のために新規営業は止められず、またウェブマスター側も真摯にパートナーシップを組める業社と出会いたいのも事実。本来であればSEOは紹介事業(ウェブマスター側は積極的に上手くいっているSEO会社を探し、SEO会社はインバウンド営業する)が良いのかもしれませんが、そんなにしょっちゅう起こるものでも無いはずですし、ウェブマスターの課題とSEO会社の解決策には相性もあるはずですので、紹介が必ずしも良いとも思えず…。そんなことを言ってしまえば、そもそもSEOそのもので事業化する会社こそ不要なのかもしれませんし、SEO事業をウリにしなくなったらウェブマスター側もそもそも相談先が見つからず…。
とまぁ、堂々巡りになってしまいますよね。

ふわふわ

せめてお互い気遣いを…(笑)

そこでせめてもの解決策として、お互い以下を気を付けてみてはいかがでしょうか。
 

架電する側

  • 端的に相手先のサイトに何をして、その結果何をもたらすか言うこと
  • 自社サービスをひたすら“紹介”するよりも、電話先のサイトニーズを埋める策として“提案”する

 
どっちも同じことを言っているわけですが(笑)、SEO会社による新規営業トークは基本的に「弊社は」から始まる自社サービスの紹介なわけです。そうではなく「貴社サイトは」から始まる改善策を提案する方が相手は聞く耳を持ちやすいですよね。
 

架電される側

  • SEO会社の名前と評判、当該サイトと同じ規模感の実績
  • SEOに詳しそうかどうか

 
電話を受ける側は、まず社名を聞いてピンとくるかどうか…そしてその会社の評判を聞いたことがあるかどうかで判断すると良いと思います。「そんなSEO会社の評判なんて知ったこっちゃない」という思いもあろうかと存じますが、SEO会社を探したり、少しでもSEO会社に興味があったりするなら多少は調べるべきです。そして、それはSEO会社に聞くのが1番良いです。A社にB社,C社について聞き、B社にA社,C社について聞き、C社にA社,B社について聞くと良いでしょう。各社、他の会社を良くは言わないはずです。でも全社に聞けばなんとなく判断がつくはずですし、一長一短ある中で自分達の不足部分を補ってくれるのはどの会社か判断しやすいと思います。

また、電話してきた相手がSEOにどれくらい詳しいかを知るべきです。たとえ末端のテレアポ担当者であろうとも、その知識量で会社全体のイメージはつくはずです。なぜ相手がSEOに詳しいかを知らなければならないのかと言いますと、SEO会社には必ずSEO知識のプロがいます。でも実際にはそういう方は現場には出てこないんです。実際にSEO会社で担当してくれるのは飽くまで現場の社員です。現場の社員にとっては、社内でSEO知識のプロがいても、その人には聞けないケースがほとんど。そうした時に会社単位でどれくらい詳しいかを知らないと、SEO会社のルーチン業務にただ組み込まれて終わってしまいます。

ふわふわ

こんな問題もあと数年?

ただ、現在ではいまだにSEO自体を事業として成立している会社はありますし、かくいう私もそのひとつなのですが、ゆくゆくはSEO自体で事業化するのではなく、SEOを活かした別事業で成立する会社がほとんどになるはずです。SEO自体の事業で成立するのは個人事業や少数精鋭部隊の会社だけになるのではないかと私は推察しています。

ですので、これからも長くウェブマスターを続けていくのであれば、電話を受ける側もSEO会社を鬱陶しいと思って無下にするより、今のうちに色々な情報や人脈をかき集めておく方が良いのではないか、と私は考えています。