高まるQDD?

最近、ビッグワード(特に取引型クエリ)において、QDDが高まっているような印象を受けます。一般検索流入を主な集客源とする場合、今後運用サイトの集約化も必要になってくるかもしれません。そんな私の感じた内容をふわふわっとご説明させていただきます。

2つ

ふわふわ

QDDって?

QDDとは「Query Deserves Diversity」の略で、「検索結果の多様性」を意味します。Googleが正式に認めたアルゴリズムではなく、作用として働いているであろうと巷で推察している機能です。なので、私はQDDを“検索結果の多様化作用”という意味合いで使っています。

従ってQDDに意味の定義等はございませんので、私なりの解釈と説明をさせていただきますと…クエリには様々な検索心理(インテント)が含まれているはずです。そんなインテントに対して、検索結果として1ページ目に紹介できるサイトページ数は原則10個までです。10個しかないのに、10個とも似たようなサイトページばかり掲載されていたら、検索ユーザーの満足度は充分に得られないでしょう。

そこで、Googleは様々な切り口のサイトページを極力紹介しようとする作用が働いているのではないか、と言うのがQDDです。例えば「保険」関連のクエリであれば、保険の比較サイトだったり、保険の意味自体を紹介するサイト(Wikipedia等)だったり、もちろんイチ保険サービスだったり…様々な切り口のサイトページを紹介することで、あらゆるインテントを持つ検索ユーザーの満足度を高めようとするわけです。

ましてや、サイトページが同じ運営元で検索結果上位を占めてしまっては、ユーザーの選択肢を狭めかねません。似たような作用で、Googleはドメインでフィルタリングしたり、検索結果1ページ目では同じドメインのクラスタリング(連続して表示)を避ける働きもありますが、QDDは物理的にURL等で判断するものではなく、サイトの切り口やサービス内容等でも判断されているようなイメージの働きです。

私の推察では、GoogleはRankBrainを使いサイト種別に合わせてクリック率を見ることで、検索結果の品質向上とQDDを意識しているのではないかと考えています。以前にもご説明したことがありますが、Googleは「クリック率をランキング要素に取り入れていない」と明言しているのも、飽くまでこういった検索結果の多様性のためにクリック率を活かしているのかもしれません。それでも私はセッションとランキングの関係性を疑っていますが…(笑)。

ふわふわ

で、なぜそれが高まっていると感じたか

そんなQDDが高まっていると私が解釈をした理由としまして、一定の取引型クエリで以下の現象が見受けられたからです。

本サイトと衛星サイト

取引型クエリで、A社運営のco.jpサイトとその衛星サイト(運営元は不明だが、A社運営サイトとの相互リンクがあった)がSERPs1ページ目にランクインしていたが、2017年2月頃から衛星サイトが3ページ目(21位~30位)まで下落した。

切り口の異なったサイト

取引型クエリで、同じ運営元(IPアドレスも同じ)による異なった切り口のサイト(1つはサービス訴求サイト、もう1つは関連するコミュニティサイト)がSERPs1ページ目にランクインしていたが、2016年12月頃からコミュニティサイトが2ページ目(11位~20位)に下落した。

別サイトだが着地場所が同じ

取引型クエリで、一方は本サイト(サービス訴求サイト)、もう一方は異なるIPと運営元会社だが、訴求内容と最終的なリンク先(エントリーフォーム)は同じの情報発信サイト。いずれもSERPs1ページ目にランクインしていたが、2017年1月頃から情報発信サイトが圏外になった。

これらサイトがドアウェイページ扱いを受けたり、重複コンテンツ扱いを受けたりもしているかもしれません。特にお付き合いのあるサイト群ではなかったのでGoogleからの手動対応が行われたのかも分かりません。しかし、この現象から察するに何となくQDDが作用したのかなぁと私は思いました。

ふわふわ

サイト運用の一本集中型へ

結局、同じクエリ(キーワード)において複数サイトを運用し、検索順位の1,2フィニッシュを狙ったり、検索結果画面の面積を独占しようとする動きは今後どんどん困難になってくるのではないでしょうか。こういったことからも、私は運用サイトの集約化が大事になってくるのではないかと考えています。

実際、サブドメインからサブディレクトリに移動したら順位アップしたという話も上がっていますので、運用サイトに対する愛情を分散させるくらいなら、その分1つのサイトに注いだ方が良いのではと思います。そもそもインターネットにおいてサイトは常時増え続けているわけで…Googleはその中から相対的にトップ10を選んで検索結果1ページ目に置くわけですから、そりゃあ並大抵の努力では長期的に検索上位を維持できないはずです。

まぁ…同時に複数に愛情を注ぐよりも、1つに絞って愛情を注いだ方が喜ばれる風潮は、人間の世界でもインターネットの世界でも同じということでしょう(笑)。


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