• コンテンツは常に提案型で

コンテンツは常に提案型で

テキスト記事コンテンツに関して、今回は私の持論を記載しておこうかと思います。もちろん、コンテンツ回りに関しては世の中のWebサイトの状態によって常時解釈や流行が変わりますので、本日現在の時点での私の持論です。

世の中、解説記事が多すぎて…「とは」「メリット/デメリット」「注意点」等ではなく、もっと“そのサイトならでは”の記事コンテンツを追求すべきだと思いまして…ちょっとだけコンテンツの考え方をご説明します。

提案型であること

良質なテキストコンテンツとは何か。世の中に模範的な解説記事がいくつも並び、没個性的なWebページが検索上位を達成している中、良質な記事として世の中に求められているのは何か。そのサイトじゃなくても…違うサイトにそのままテキストコンテンツを転用しても通じてしまうような記事を書いても意味ないと私は思うのです。

網羅的な記事コンテンツが多い中、後発でそれらに抜きん出るためとはいえ、より網羅的な記事コンテンツを作るだけで、あとはGoogleの検索システムに任せて構造化データをマークアップし、SNS等でリンク紹介しつつ、ドメインやサイトの権威性に依存して順位上昇を狙ったところで…はたしてそれは良質な記事なのでしょうか。私は公平的で当たり障りのない一般解説的な記事なんて、もう不要だと思っています。何より読んでいて面白くないです。

私が思うに、現時点で良質なテキストコンテンツとは、極端に言えば“提案していること”だと思っています。もちろん提案の量として、1つの記事コンテンツの中で小刻みに提案するも良し、または1つの記事コンテンツ全体を通して伝えたいことを書いても良し、です。
でも、提案して読者(ターゲット)に理解や納得、行動促進をしてもらうには読者目線に立ったライティングをしたり、(提案をするための背景として)科学的根拠や前提事実を明示したりしないといけません。そうでない提案はただの独りよがりや感想文です。そして、そういう科学的根拠としてターゲットを取り巻く要素を明示したうえで、演繹法や帰納法で提案するコンテンツ内容はとても高品質だと考えています。
しかも、そういうライティングは結果的にSEOを適えたテキストコンテンツでもあるのです。当たり障りのない解説記事群の中でこういう提案的コンテンツがあったら、それはGoogle検索から高評価されるだけでなく、読者にとっても読んで面白いと思うのです。

何を提案すべきか

提案型であることはお分かりいただけたかと思います。では、何を提案すべきか――もちろん、それは自社サービスです。エージェンシーであれば取引先企業サービスです。または、サービスを利用促進するために超えるべき心理状態の醸成か意識改革です。ライティングテーマに合わせて、自社サービスや取引先企業サービスを利用してもらうには、どういうことを理解してもらわなければならないか、どういう意識でいなければならないのか、読者が自分でできる限界はどこまでで、どこからがサービス利用しなければならないのか、さらに競合他社ではなく自社サービスでなければならないのはなぜなのか。こういったことを「なんか良い気がする」と読者に思わせるのではなく、「こういう流れだから、必然的(蓋然的)に良いに決まっているよね」と表現できれば、それはSEO的にも販促的にもただ読むだけでも、非常に有用性が高いと思いませんか?

これ以上は申し上げにくい

ここから先は、なかなかテクニックを申し上げにくい状況でございます。申し上げにくい理由は企業秘密だからなのですが、この考え方と進め方にはコツがありまして、なかなか社員教育も難しく…そもそも企業秘密にさえもなっていません(笑)。

重要なのは、ひとりで考え込むよりもブレスト感覚で同じ方向性を持った仲間同士で話し合うと良いです。そして、ひとつの情報戦略ができれば、あとは切り口と肉付けが違うだけで、テキストコンテンツの骨格はずっと同じでも良いと思います。むしろひとつのWebサイトとしてテキストコンテンツの骨格が統一されているほうがアイデンティティとして確立され、より読者に理解してもらいやすいと思います。

こういう記事コンテンツにおけるライティングスタンスを決めるのって、とっても面白いですよね。私はこういうクリエイティブな思考が大好きなんです。是非「ちょいとアイデア貸して」という人がいたら是非お問い合わせください!一緒に考えましょう♪

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