リッチリザルトテストツールを使って、スマートディスプレイでのHow-toリッチリザルトを検証できるようになったと、Googleがツイート発表しました。どこまで有用な情報かは微妙ですが、その内容をご紹介します。
Googleからの発表内容
Googleの発表内容は以下の通りです。
If your How-to mark up is eligible for guidance with Google Assistant, you can now use the Rich Results Test to preview your results on Google Home and smart displays. Read more about How-to mark up at https://developers.google.com/search/docs/data-types/how-to
— Google Webmasters(@googlewmc) 2020年2月27日
https://developers.google.com/search/docs/data-types/how-to
引用)@googlewmcより和訳
How-toの構造化データマークアップにより、スマホでのリッチリザルト表示が可能になりましたが、スマートディスプレイでもリッチリザルト表示が可能になったことに合わせてリッチリザルトの検証ができるようになったようです。ちょうど良い機会ですので、話を整理します。
まずはHow-toの構造化データマークアップ手法を以下からご確認ください。
- ハウツー|Google検索デベロッパーガイド:ガイドラインだけでなく、標準的に表示するパターンやステップ単位で画像付きの見せ方、動画の場合、に合わせてそれぞれのマークアップ方法をご案内してくれています。
そして、How-toの構造化データマークアップが出来たら、それが実際どう表示されるか、以下のリッチリザルトテストツールで確認できます。
- リッチリザルトテスト:構造化データマークアップの有無や正否を教えてくれるだけでなく、結果をプレビュー表示してくれたり、対象のHTMLソースを表示してくれたりするツールです。
このリッチリザルトテストで[結果をプレビュー]という項目からリッチリザルト状態を確認する際、スマートディスプレイ対応していれば、ツイート内の画像のように、サイドバーに項目が表示されます。Assistant(アシスタント)として「How-to Guidance Overview(手順ガイドの概要)」と「How-to Guidance Steps(手順ガイドのステップ)」の2項目です。この2項目の違いは、標準的に表示するパターンとステップ単位で画像付きに表示するパターンの違いです。
対象はGoogleアシスタントを利用しているスマートディスプレイですので…まぁ、だいたいGoogle Nest Hubですね(笑)。
スマートディスプレイって何?
一応、「スマートディスプレイって何?」という方にご説明しておきますと、GoogleアシスタントというAIサービスを使ったGoogle HomeやAlexaというAIサービスを使ったAmazon Echo、ClovaというAIサービスを使ったLINE Clovaなどのスマートスピーカーが画面(ディスプレイ)付になったバージョン製品のことです。
そのスマートディスプレイというのが、Google Nest Hubだったり、Amazon Echo Showだったり、Clova Deskだったりするわけですね。
ちなみに今回、Googleが「How-to対応しているスマートディスプレイ」と言うのは、「Googleアシスタントという音声サービス対象のスマートディスプレイ」ですので、今のところはGoogle Nest HubやLenovo Smart Displayになります(他にもあるかもしれませんが、私が知っているデバイスは大きくこの2つです)。
いずれにしましても、今回のこのGoogleの結果プレビュー発表内容が有益になるかどうかは、“落ち着いてしまった感”のあるスマートスピーカーやスマートディスプレイの普及次第かと思います。