AMPとオリジナルページは同じ内容に

Googleは米国現地時間11月16日、AMP対応ページと(そのcanonical先である)オリジナルページの内容が同じであることをAMP条件にすると発表しました。2018年2月1日からこのルールが適用されるとのことです。

AMP

ふわふわ

新しいAMPルールの背景

Google Webmaster Central Blog(英文)によれば、2015年に始まったAMPは現在2,500万以上のドメインで実装されているようで、この劇的な改革がユーザー体験を良好にし、より密にサイトとユーザーを繋げることができた一方で、AMPに対する信頼性とその責任も負うようになっているとのことです。

しかし、AMPページと(canonical先の)オリジナルページは同じ内容となることが一般的にも関わらず、一部のサイトではSEO対象となるオリジナルページで記載している内容とは異なる内容をAMPで表示させているとのことでした。実際には、わざとオリジナルよりも短い文面のAMPを見せ、続きとしてオリジナルページへ誘導させることで、もう一度ユーザーにクリックさせる手法が存在しているようです。

一部のケースでは、最低限のコンテンツだけを見せることでオリジナルページとは同量ではないAMPページを作り、ティーザーページとして使用することで、ユーザー体験を損ねることに繋がっています。そして「主要な記事と本文全てを読みたい場合はこちら」みたいな形でクリックボタンを設置しています。その結果、検索ユーザーは、内容をちゃんと読むためにもう一度クリックしなければならなくなってしまっています。

表示例

引用)Google Webmaster Central Blogより意訳

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新しいAMPルール

そこでGoogleでは、検索結果として表示されるAMPが正しい体験になるよう、オリジナルページとAMPページの内容が同等であることをAMP条件とすることにしました。

これは、AMPページがその(canonical先の)オリジナルページと同じ内容ではないと分かった時点で、Googleは検索結果にオリジナルページだけを表示するようにします。また、それはAMPページ扱いでは無くなるため、検索上位のAMP枠にも表示されることはなくなるそうです。そして、AMPページが再び供給できるよう、Google Search Consoleの手動対応メッセージとして、ウェブマスターに連絡が通知されるとのことです。ここからは私の推察ですが、この流れは、いわゆるペナルティ(手動対応)と同じような通知方法になるので、通知を受けたウェブマスターは(AMP対応復活を願うなら)何かしらGoogleに改善連絡をする必要があるかもしれません。

この新しいルールが2018年2月1日(日本時間だと2月2日)から実装されるというわけです。

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セコい考えはやめましょう

私は思いつきもしませんでしたが、海外ではこういったAMPを悪用した例がいくつかあるようですね。私にとっては、この2回クリックさせる手法がサイト運営者にどんな利点をもたらすのかはよく分かりませんが、「検索結果画面から一度クリックしたユーザーはその先の情報を知るためには多少表示速度が遅くなっても待てる」という仮説に基づいた施策というわけですので、恐らくその先に何かしらの運営者利点があるのでしょう…。

とにかくGoogleが生み出した新しい機能をいちいち悪用するセコい考えはやめて、地道に運用した方が身の為ですね。