• 最低限のコンテンツ意識

最低限のコンテンツ意識

よくTwitterとかで「アドセンス通らない」とか「アドセンスの審査落ちた」とかの投稿を目にします。また、同様に企業のWebサイトでも営業担当の人がブログまがいのコラムを書いて「なんの流入もない」とか「意味なく工数だけかかっている」状態なのも目にします。レベルの差はあれど、どちらにも同じことが言えますので、最低限のコンテンツ意識としてこのブログで記事化しておきたいと思います。初心者中の初心者向け記事ですので、ほぼ無視いただいても結構です。

他人が目にするほどの価値があるか

どうしてもWeb特性や個人ブログ意識、SNS意識が強いと陥りがちですが、パブリッシャー(出版的)意識として機能するのであれば、他人に対して価値のある情報を公開しないと意味はありません。例えば、アドセンス広告媒体として審査を希望し、落選する人の記事を読んでいると、以下の傾向があったりします。

  • Webサイトのにテーマ性が無い(ブログの延長)
  • ページがアフィリエイト向けのFX記事、保険記事、転職記事等、脈略のない記事ページがサイト内に並んでいる
  • 記事ページ単位では体験談や感想、自分の思いが綴られており客観的根拠が乏しい
  • サイト運用者情報が乏しく、人物像が明確に想像できない、誰だか分からない

どうでしょう?
実際にアドセンスに落ちている人、当てはまっていませんか? 理屈で明確に反対できなければ当てはまっていると言えるでしょう。そういう時は書籍化を考えてみてください。誰か良く分からない人によるエッセイにもならない感想文がひたすら脈略無く書かれている本を手に取って購入したいと思うでしょうか? 体験談に関しても実際に100人以上の統計から得られたデータ等であれば良いですが、実際には誰だか良く分からない人によるN数が1の体験なんて興味を持つでしょうか。そういうのが通用するのは相当な著名人くらいしかいないでしょう。つまり、どこの誰どんなテーマや背景論じているかが大事なのに、誰かも分からない、テーマ性もない、論じもしない、のがアドセンスの審査に通るわけがありません。しかも、そこに社会貢献的意義(「○○な世の中を○○していくことを使命としたメディア」等と強い意志を持つ)がなければ尚更です。

同じことは企業Webサイトで各営業担当がテキトーに書くブログにも言えます。企業Webサイトも広義な意味で言えば、マクロなペルソナとして扱えますので、その辺の一般人よりもよっぽど信頼性や専門性を感じることは出来ます。しかしながら営業経験から得た知識や業界ならではの事情等には触れずに、誰でも調べれば書けるようなことをわざわざ記載しては勿体ないです。営業というポジションをフルに活用し、実際の現場ではどういう事態が起こっているのか、ユーザーニーズの実態は何なのか等、営業ならではの記事を書くべきですよね。やらされている感満載で無駄にブログを書くくらいならインデックスと工数の無駄遣いなのでむしろ書かないほうが良いでしょう。
「そんなこと言っても書けることと書けないことがあって…」という人もいますが、ちょっとTwitter等で調べれば、結構業界内の話を暴露的にツイートしている人なんてザラにいますし、書き方次第でいくらでも調整できるはずです。

いずれにしても、自分の記事が「赤の他人が読んで価値のある情報かどうか」を確かめながら書いた方が良いでしょう。

どういうことに気をつけて書くべき?

一時期騒がれましたが、Google検索に関しては、E-A-T(Expertise:専門性 – Authoritativeness:権威性 – Trustworthiness:信頼性)という見地でWebサイトページの品質を捉えようとする働きがあります。これはアルゴリズムではありません。あくまでもサイト運用者側が意識するものです。もっと言えばコンテンツをライティングする個人が気を付けるものだと思います。あくまでもコンテンツをライティングする人です。ライティングする人はどんな背景や経験、ノウハウを積んだのか、客観的に信頼される程の経験を持っているかを鑑みるべきです。そして、そのライターからアウトプットされる記事はどんな人に価値のある内容になっているのか、全く経験したことのない人に対するどうでも良い知識を与えるだけの知識になっていないか、を自問しながら執筆すると良いでしょう。

そう考えると客観的データや表があったほうが分かりやすいですよね? 初心者が陥りがちなケースや心得等があったほうが良いですよね? 必然的に経験者しか書けませんよね? 執筆者の職業や本名、その人の人となりが分かるSNS等、色々な情報があったほうが分かりやすいですよね?
そんな調子で出来上がった記事は無価値でしょうか? いえいえ、とても有用な記事になっているかと思います。

そしてそれら記事の集合体がひとつのテーマや道筋として網羅されており、誰に何を啓蒙したくて作り上げているかが明確になっていれば、メディアとして機能するでしょうし、アドセンスにも合格するのではないでしょうか。また、企業Webサイトにおける営業担当が書くブログもしっかりと時間をかけ、自分の経験による唯一無二の内容になっていれば読者や閲覧数が飛躍的に伸びるでしょう。

是非そんな気持ちでWebサイトと向き合い、アドセンスに合格ください(笑)。

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