• 2023年7月の米オフィスアワーより①

2023年7月の米オフィスアワーより①

2023年7月に米国現地(英語圏)で実施されたEnglish Google SEO office hoursについて、フォローアップ記事が出ましたので、毎度のように和訳してご紹介します。今回はちょっと多くて、全部で28個質問がございます。そのうちの前半14個のご紹介です。残りは次回の記事でご紹介します。質問事項の大半は世界共通の疑問ですので参考になりますし基本的な内容が多いので、改めて確認しておくようにしましょう。

質問と回答

2023年7月のGoogleSEOオフィスアワーの議事録を和訳しています。毎度のことながら内容に関して何かあればGoogle Search Centralのヘルプコミュニティへ質問しましょう。今回ご紹介するのは、全28質問のうちの14個です。まず和訳した質問と回答をご紹介します。
 

1.GoogleにWebサイトが表示されません。助けてください!

John:Shimmyからの質問です。「Googleに自分のWebサイトが表示されない問題があります。こちらが対象のサイトとURLです。」

Shimmyさん、こんにちは。あなたのWebサイトを拝見しました。残念ながら、Googlebotがスマートフォンのユーザーエージェントでサイトをクロールすると、あなたのサイトは403 HTTPステータスコードを返しています。これはインデックスするものが何もないことを伝えていますので、この場合Googleはインデックスしません。より詳しく確認するには、Google Search ConsoleのURL検査ツールを利用してみてください。
 

2.何百万もの404エラーページと301リダイレクト、どちらが害が少ないでしょうか?

Gary:匿名の質問です。「何百万もの404エラーページがあるのと、何百万もの301リダイレクトがあるのとでは、どちらが害が少ないでしょうか?」

404ステータスコードは全く無害ですし、301も同様です。ご自身の戦略においてどういった内容が良いかを判断し、実行するようにしてください。
 

3.ECサイトのカテゴリページをインデックスするには、どのようなURL形式と正規化の適用が最適なのでしょうか?

Martin:Kseniaの質問です。「ECサイトのカテゴリページがインデックスされるためには、どのようなURL形式で、そのような正規化方法が最適なのでしょうか? クライアントサイドレンダリング(CSR)かサーバーサイドレンダリング(SSR)かによって変わりますでしょうか?」

URLの正規化においては、link rel canonicalタグを通してサイト所有者による設定と、実際にURLがWeb上の他のところからどれだけリンクされているか等、その他の多くの要素を考慮して判断します。もし短いURLを正規化できるのであれば、それに越したことはないです。でも、短いURLでなくても問題ありません。CSRなら様々な方法でページ構築することができ、短いURLであってもサポートできますが、いずれにしてもインデックスには影響しないのであまり心配することはありません。また、CSRサイトと非CSRサイトの正規化に評価の違いはありません。
 

4.私のサイトでは他の通貨を使用しているのに、なぜ検索結果には米ドル価格しか表示されないのでしょうか?VPNを使ってテストしました。

John:「私の検索結果は米ドル価格でしか表示されません。検索結果を参考にテストしたところ、私のサイトでは他の通貨が表示されているにもかかわらず、VPNに接続しても価格の通貨は米ドルのままでした。」

実際のページ内容までご提供いただきありがとうございます! あなたのWebサイトは、ユーザーがどこからアクセスしたかによって通貨と価格を変えているようです。Googleは主に米国からクロールしているので、これは米国内のユーザーに表示されるUSドルの価格をそのまま表示していることにつながります。検索で複数の通貨を表示させるには、通貨ごとに別々のURLを用意し、そのページの全ユーザーにその通貨の価格を表示する必要があります。
 

5.ドメインを購入してテストしたところ、404エラーが表示されました。なぜでしょうか?

Gary:Gwendolynからの質問です。「年間12ドルでドメインを購入しました。でも試したところ404エラーが表示されました。」

あなたのドメインがGoogleの検索結果に表示されるためには、ホスティング会社によってホストされていることが前提です。Wordpress.comやWix.com、Bloggerのように、ドメイン名とコンテンツの場所を関連付けるサービスもあります。それ以外に問題があるとしたら、質の高いコンテンツを作り始めれば上手くいくはずです。
 

6.Search Consoleによると、Googleは他国の正しくないドメインを正規URLとして選択しているようなのですが、それを避けるにはどうすれば良いでしょうか?

Martin:Luisaの質問です。「hreflang属性は正しく割り当てられているのですが、Search Consoleによると、別の国の場合に、Googleはそことは違うURLを正規として選択してしまっているようです。どうすればこの問題を回避できますか?」

正規化とhreflangは相互に絡み合っていますが、少し異なる概念です。hreflangでは、基本的にGoogleに“これらのページは同じですが、言語および/または地域が異なります”と伝え、正規化はインデックスにあたり“メインとなる”URLを決定します。コンテンツはほぼ同じですが、言語や地域が異なるページ群を作成した場合、正規化ではメインURLを選びますが、ユーザーの言語や地域によっては、正規URLとは別のURLが検索結果に表示される可能性があります。あなたの具体的な例で言えば、.atや.chドメインがcanonicalとして選択されていても、ドイツのユーザーは.deドメインを見る可能性が高いです。これで少し厄介になっているのは、オーストリアとドイツのページはどうやらコンテンツがとても似ているため、この通りに100%うまくいく判断するとは限らない点です。なので、ユーザー側にどの地域版のページを見るかを選択させる仕組みにするのはいい考えだと思います。
 

7.Googleで私のWebサイトを検索したら、中国語で書かれたリンクがありました。これらのリンクを削除したいのですが。

John:Mohamedからの質問です。「Googleで自分のWebサイトを検索しようとしたら、中国語で書かれたリンクがたくさん見つかり、それらのリンクを永久に削除したいです。」

Google検索は、Webサイトがユーザーに公開している内容を反映します。クロールやインデックスを許可している、一般にアクセス可能な中国語のWebサイトからのリンクがある場合、Googleはそれらを拾ってしまうかもしれません。リンク否認ツールを使用することで、Googleにランキングに考慮されたくないことを伝えることはできますが、Webやシステムから削除することはできません。ただ、他の言語のWebサイトからのリンク自体は問題ありません。また、これらのリンクが無作為に張られたスパムリンクで、あなたが気にしていないほどのものであれば放っておいても問題はありません。
 

8.Webサイトのアドレスを古いドメインから新しいドメインに変更するには?

Gary:「自分のWebサイトのアドレスを古いドメインから新しいドメインに変更するにはどうすれば良いですか?」

幸運ですね、インターネット上にはなんとサイト移転の方法に関するガイドが何百、何千とあります。そして、私たちもサイト移行の方法についてのガイドを用意しています。
 

9.異なる販売者がまったく同じ商品を提供している場合、商品ページのコンテンツはどのようにユニークになるのでしょうか?

Martin:匿名の質問です。「異なる販売者がまったく同じ商品を販売している場合、商品ページのコンテンツをどうやって固有化した内容にすれば良いでしょうか?」

固有化するためには、例えばメーカーが発表しているデフォルトの商品テキストやスペック以外に、あなた自身の視点、その商品についてあなたが体験した本物のレビューやテスト、その商品について知っておくと便利だと思ったことなどを提供すれば良いのです。
 

10.Google Search Consoleのレポートをサブドメインに基づいて分けるにはどうすれば良いですか?

John:Reinaからの質問です。「サブドメインに合わせてGoogle Search Consoleのレポートも分けるにはどうすれば良いですか?」

はい!Search Consoleでサブドメイン単位で確認することもできますし、サブディレクトリ単位で確認することもできます。サイトの所有権を確認していれば、特別な検証をすることなく、サブセクションを追加することができます。Search Consoleの新しいサイトと同様、レポートによってはデータが表示され始めるまでに数日かかる場合があります。
 

11.404ページが多いと悪影響がありますか?

Gary:「GSCに大量の404ページがあると、ステータス200ページのランキングに悪影響が出るのでしょうか?」

いいえ、影響はありません。
 

12.どうすればGoogle Discoverを復活させることができますか?

Martin:Siamak Ahadiの質問です。「Google Discoverに登録されなくなりました。どうすれば復活できますか?」

Discover is an organic feature that goes with the demand and habits of users. So there’s no easy answer on how to bring Discover traffic back.
Discoverは、ユーザーの需要や習慣を捉えて評価するという意味では一般検索の機能と同じです。なので、Discoverからの流入を戻すための方法について簡単な答えはありません。通常、インデックスされ、コンテンツガイドラインに適合しているコンテンツであれは、Discoverに表示される資格を満たしています。とはいえ、Discoverからの流入を予測するのは難しいですし、表示されたりされなかったりする波があります。
 

13.アフィリエイトサイトである構造化データはありますか?

John:Shihaburからの質問です。「アフィリエイトサイトに専用の構造化データはありますか?」

まず第一に、アフィリエイトサイト自体は問題ありませんが、そのWebサイトがユーザーファーストで本当に役立つコンテンツを提供していることかどうかを確認するようにしましょう。Webサイトが他のWebサイトサービスのアフィリエイトであると示す専用の構造化データはありません。アフィリエイトリンクでWebサイトを収益化すること自体は問題ありません。強いて私たちからアドバイスできるとしたら、検索エンジンがアフィリエイトリンクであることを認識できるように、rel=nofollowrel=sponsoredのいずれかを使用して、これらのアフィリエイトリンクにラベルを付けることです。
 

14.最適なrobots.txtを作成するにはどうすれば良いですか?

Gary:匿名の質問です。「Bonjour, je ne sait pas comment cré un bon robot.txt? 英語に訳すと、どうすれば良いrobots.txtを作成できますか?」

一般的に“良いrobots.txt”というものはありません。良いrobots.txtとは、あなたの特定のニーズに合ったものと言えます。例えば、内部検索結果のクロールを許可しない(良いことです)とか、特定のJavaScriptファイルのクロールを許可する場合などです。すべてはあなたのWebサイトとその設定方法次第となるでしょう。developers.google.com/searchにrobots.txtファイルについてのドキュメントがありますので、そちらをご覧ください!

引用)Google SEO Office Hours|Search Centralより一部和訳

 

いかがでしたでしょうか。いくつか私からも改めて喚起したい内容を記しておきます。

  • (3.より)Canonicalタグで正規URL設定したとしても、(Canonicalに強制力は無く)他のサイトや自身の他のページからCanonical元ページの方が支援されていたりリンクされていたとしたら正規URLが適用されない(Googleは本当に支援されているURLを選択する)。
  • (3.より)URLの長さはランキング評価に影響しない。
  • (7.より)中国語等で書かれたミラーサイト等に関しては、リンク否認ツールで指摘するか無視すること。
  • (9.より)同じ取り扱い商品内容でコンテンツの差別化が図れない場合、自身の利用評価や注意点等の独自目線で差別化を図ること。
  • (10.より)Search Consoleはサブドメイン別、サブディレクトリ別で設定し確認することができる。
  • (13.より)アフィリエイトサイトであること自体は悪くないし、アフィリエイトサイトであることをGoogleに伝える必要もない。敢えて言うなら、アフィリエイトサイトからの外部リンクはaタグ内のrel属性にnofollowやsponsoredを入れること。

 

どうでしょうか? お取引しているSEOコンサルタントとは違うことをGoogleが言っていることはありませんか?
今回の質問と回答内容において、私目線で「いやいや、実際は違うっしょ!Googleさん」みたいな内容はありませんでした。ちなみに、9.において、全てのサイトで同じ商品コンテンツ内容が掲載されている場合、サイト自体のE-E-A-Tや人気度、ページランクが影響してきます。

E-E-A-Tについて

今、E-E-A-Tに触れましたので、私が最近気になったことをちょっとだけ記載しておきます。

E-E-A-Tというのは意識することなだけで、あくまでも内容が大事です。先日、私がある企業のご担当者様に「この内容はあまりオリジナルに感じない内容なのですが、このままの内容でお考えでしょうか?」と訊きました。そうしましたらご担当者様は「この記事は元○○士の人が書いているので大丈夫です」とおっしゃっていました。私はそれ以上言うのをやめてしまいましたが、E-E-A-Tは単純に著名人を使うとかその道のプロに書いてもらう、とかではないです。Googleは肩書や職種でランキング評価はしません。著名人やその道のプロなら専門性や権威性、信頼性を裏付けるような内容を掲載しやすいというだけで、ダメな内容を作る著名人やプロは多くいますのでwそこは勘違いしないようにしていただきたいものですね。

というわけで、次回は米オフィスアワーの後半をご紹介します。

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