文節(passages)単位でマッチング

Googleは検索クエリに対するマッチングとして、ただのページ単位での概念でなく、コンテンツの一節のみでも最適な回答になっていると判断した場合、検索上位に影響してくる旨を発表しました。Search Onのイベント内で発表したようですが、Twitterでもフォローアップしていましたので、ご紹介したいと思います。

※今回の機能に関しては、このブログの便宜上「文節インデックス」と私が個人的に呼んでいます。実際Googleも「インデックス」という言い方をしたせいで巷では混乱しているようですが、飽くまでも文節単位で評価するイメージですね。

ふわふわ

Googleからの発表内容

まずは、Googleがツイートした内容を和訳します。

検索に対するページの関連性をより最適にすべく、Webページの個々の文節単位で識別するようになる旨を先週発表しました。これは、検索クエリ全体の7%を改善するグローバルな変更になります:https://blog.google/products/search/search-on/

このスレッドでは、どう機能するかについて詳しくご説明します…

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

通常、1つのWebページ上にある全コンテンツを評価することで、それがクエリに関連するかどうかを判断しています。しかし、Webページが非常に長くなったり、複数のトピックが含まれたりする場合もあるわけです。そのせいで、たとえページの一節が特定のクエリに関連していようとも、その関連度合いを薄く判断してしまう可能性があります…

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

今回の新機能では、Webページ内でも関連度の高い一節をより適切に識別して理解できるようになります。これによって、1ページ単位で判断する際、他のコンテンツに中和されて関連性がないと判断されかねないコンテンツであっても抽出してランクインするようになります。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

この変更は、ページ単位ではなく個々の文節単位でインデックスするものではありません。ページ単位でのインデックスは継続しており、検索順位はページ単位で決定しています。ただ、もうページ内の文節単位がランキング要素に付加されるようになるでしょう…

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

今回の変更によって、サイト運用者側が特別な措置を行う必要はありません。良質なコンテンツを作り続けることと、Googleのご案内を全ういただくだけです:https://google.com/webmasters/learn/
今回の機能が今まで隠れていた良質コンテンツを表面化する手助けになる場合があるだけで、作成者側で作業を行うようなことはありません。

引用)@searchliaisonより和訳

どうでしょう?ご理解いただけましたでしょうか。
要はページ全体のテーマ性で判断して検索順位を決定していたけど、ページ内のコンテンツの中でもそれぞれ分解し、文節(段落と言うほうがイメージしやすいかもです)単位で評価するとのことです。これによって、せっかく的確な1,2文があったにも関わらず埋もれてしまっていた最適コンテンツも陽の目を見ることになるとのことです。しかもこれ、全体の7%に影響するようですので、かなり大きなアップデートと順位変動が予測されるかもしれません。

また、Googleが発表しているSearch Onの記事内から、この文節インデックス(※このブログでの便宜上、私が勝手に命名してますw)の箇所だけを和訳してご紹介します。
 

 

Passages
Very specific searches can be the hardest to get right, since sometimes the single sentence that answers your question might be buried deep in a web page. We’ve recently made a breakthrough in ranking and are now able to not just index web pages, but individual passages from the pages. By better understanding the relevancy of specific passages, not just the overall page, we can find that needle-in-a-haystack information you’re looking for. This technology will improve 7 percent of search queries across all languages as we roll it out globally.

文節
せっかく検索の回答になる一文があったとしても、それがWebページの中に深く埋もれてしまっていては、検索したところでその回答を発掘するのは非常に難しくなってしまいます。Googleではこの度、Webページを検索順位に反映する際、ページ全体を通して読み込むのではなく、ページ内の文節単位でも個別に読み込むよう、画期的な進歩を遂げました。ページ全体を通してだけでなく文節単位での合致度も理解出来るようになることで、検索者が求めれば、干し草の中から針を探すような情報であっても発掘することができるようになります。この機能によって、グローバルに全言語で検索クエリの7%に影響することが想定されます。

例

文節まで理解するようになった新しい機能により、同じ検索でも、左側より右側の方が、より関連度の高い答えを出せるようになります。

引用)The Keyword

ふわふわ

強調スニペット化の話?

検索クエリに対して、該当ページ内の奥深くにある一文でも拾ってランクインさせるということは…検索ユーザーが検索結果からクリックしても、Webページ内でその該当する一文にすぐに辿り着けないのではないでしょうか。該当する一文をハイライトする機能はブラウザによって対応がマチマチですから…。そうなると、Googleにとってもっとも嫌な「検索ユーザーへのストレス」を誘発してしまうわけですよね?
その部分はどうなるんだろう…と思っていたのですが…上図の例を見ると、強調スニペット化されているのが分かります。

つまり、今回の文節インデックス(※勝手に命名してますよ)は、強調スニペット化の話なのでしょうか。検索クエリ全体の7%がこの文節アルゴリズムによって強調スニペット化するということなのでしょうか。または強調スニペット化によって、順位がズレていく(強調スニペットは1位扱いなので)Webサイトページが7%あるということなのでしょうか。

まだまだ全く様子が分かりませんが、強調スニペット化するというなら道理としては分かりやすいですよね? Googleが「インデックス」という言い方をしているのも頷けます。

ふわふわ

いつから?

近いうちに反映されそうです。数ヶ月ほどかかるかもしれません。ただ反映されたらまたツイートするようなことをDanny Sullivan氏(Googleの中の人)は言っています。

実装されたら投稿を更新します。

引用)@dannysullivanより和訳

 
 
イマイチまだよく分からない文節インデックス(※勝手に命名)ですが、もうちょっと様子を見たいと思います。


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