• 2023年12月の米オフィスアワーより②

2023年12月の米オフィスアワーより②

2023年12月に米国現地(英語圏)で実施されたEnglish Google SEO Office Hoursについて、フォローアップ記事が出ました。今回はその全31個の質疑応答を全3弾に分けまして、第1弾に次ぐ第2弾です。13個目~22個目までの10個分をご紹介します。残りの9個分の質問は年明けの第3弾でご紹介予定です。
 

質問と回答

2023年12月のGoogleSEOオフィスアワーの議事録を和訳しています。毎度のことながら内容に関して何かあればGoogle Search Centralのヘルプコミュニティへ質問しましょう。今回ご紹介するのは、全31質問のうちの10個です。私個人としてはそこまで面白い内容ではなかったのですが…それでも、9月頃までの質問よりははるかに面白いと思います。
 

13.Webサイトを変更した後、どのように再クロールされますか?

John:Anne Marieからの質問です。「私の生徒が新しい情報を見つけられるように、自分のWebサイトを再クロールしてもらうにはどうすれば良いですか?」
こんにちは、Anne Marie。検索エンジンに対して何が起こったのかを明確にすれば、喜んでコンテンツを置き換えてくれます。例えば、あるページを更新した場合、そのことをWebサイトの目立つところに記載し、注意喚起するようにしてください。あるいは、あるページから別のページにコンテンツを移動する場合、古いページに新しいページへリダイレクトが設定されていることを確認しましょう。どちらの場合も、ユーザーが古いコンテンツにアクセスすると、新しいコンテンツが表示されるため、検索エンジンが例え把握するのに少し時間がかかったとしても、ユーザーには関係なく新しいコンテンツを見せることができます。お役に立てれば幸いです!
 

14.サイトマップファイルへのリンクはできますか?

Gary:El Oueryaghlyからの質問です。「サイトマップファイルへリンクすることはできるのでしょうか、それともサイトマップページ自体がインデックスされているのでしょうか?」
はい、でもサイトマップを強制的にインデックスさせるのは無意味です。あなたのサイトに害を及ぼすことはありませんが、特に良いこともありません。インデックスされれたくなかったり、検索結果から効率的に削除したい場合は、noindex x-robots-tagのHTTPヘッダーを追加してください。
 

15.APIパスからの404エラーが大幅に増えるのは悪いことですか?

Martin:Evanからの質問です。「私たちのWebサイトで最近、Googleが生のJSONからAPIのパスを拾ってクロールするため、404エラーが非常に増えています。これは憂慮すべきことでしょうか?」
やあ、Evan。いいえ、心配する必要はありません。しかし、GooglebotがこれらのURLをクロールするのを避けたいのであれば、robots.txtを使ってクロールを許可しないようにしてください。Googlebotは通常、URLを見つけるとインデックスしてユーザーに見せるのに役立ちそうなコンテンツがあるかどうかをチェックするためにクロールします。その際に404が表示されるのであれば、それはユーザーにとって有益ではないと判断しただけなのでインデックスされることはないでしょう。
 

16.なぜ私のビジネスは検索結果に表示されないのですか?

John:Chuckからのご質問です。「なぜ私の事業サービスは検索結果に表示されないのでしょうか?私の町で『除雪』や『除氷』を検索しても、私の事業サービスは表示されません。」
やあ、Chuck。あなたの事業を見つけるために、色々と調べてみました。あなたの事業サービスの名前である“whiteout” は、一般的な言葉過ぎているため、検索で見つけるのが少々難しいようです。ただ、事業サービス名としてマップ検索すると、Googleビジネスプロフィールが横に表示されるので、ユーザーにとって存在はしています。さらに、あなたのホームページと思われるFacebookのプロフィールもあるようですが他のビジネスリストから参照されているわけではないので、私たちのシステムがそれを発見してインデックス化するのは困難です。私のおすすめは、様々なビジネスプロフィールからWebサイトにリンクするようにして、見つけやすくすることです。
 

17.PDFがSERPにランクインした場合、ユーザーはそれをダウンロードしてサイトにリダイレクトすることができますか?

Gary:Nicholeからの質問です。「PDFがSERPにランクインした場合、ユーザーはそのPDFをダウンロードし、PDFが見つかったサイトにリダイレクトすることができますか?」
私の知る限りPDFではできません。しかし!PDFの上部にリンクを設置し、ユーザーにあなたのサイトへ行くように促すことはできます。
 

18.アクセシビリティはランキングにとって重要か?

Martin:Simonからのご質問です。「アクセシビリティはランキングにとって重要ですか?特にPageSpeed Insightsによる評価を気にしています。」
アクセシビリティはランキングにとって重要ではありませんが、画像のalt属性のようないくつかのアクセシビリティ機能は、Googlebotにとって実に有益な情報です。しかし一般的に、ユーザーにとって有益で役立つWebサイトを構築し、できるだけ多くのユーザーにリーチしたいのであれば、アクセシビリティを考慮する必要があるでしょう。それはWebプラットフォームとして非常に重要な機能です。
 

19.なぜ第3者のWebサイトからリンクを買うことが悪いのか?

John:Rakeshからの質問です。「第3者のWebサイトからリンクを買うことは、GoogleWebマスターに向けた違反行為のひとつですが、これにはどのような根拠があるのですか?」
Rakeshさん、有料リンクに関しては、本当に本当に長い間何も変わっていません。スパムポリシー、とりわけリンクスパムに関するセクションを読むことをおすすめします。この件に関してさらに質問がある場合は、ヘルプコミュニティに投稿してください。
 

20.有料バックリンクの報告で報告それ以上のことはできますか?

Gary:匿名の質問です。「私は何千もの有料バックリンクレポートをGoogleにフィードバック報告していますが、Googleによる目立った動きがあったように思えません。どうすればGoogleがこれらの報告に対して行動を起こしてくれるようになりますか?」
まずはじめに、悪どいリンクをご報告くださりありがとうございます!Googleとしてこれらのご報告に関しては、アルゴリズム全般を改善するために利用しており、ご報告に対して個別に対処しているわけではありません。これについては、検索品質問題の取り扱いに関するブログ記事をご覧ください。
 

21.なぜGoogleはnoindexしてrobots.txtでブロックしているURLをインデックスするのか?

Martin:Alvaroからの質問です。「私のサイトにはnoindexとrobots.txtでブロックしたURLがあります。しかし数週間前、Googleがそれらをまだインデックスしているのを見ました。何が起こったのでしょうか?」
Alvaroさん、先にrobots.txtでクロールをブロックすると、GooglebotはこれらのURLにリクエストできないので、後からnoindexされていても、それを確認することができません。つまり、インデックスされたくないURLに関しては、一旦クロールを許可してインデックスされるはずのないURLであることをGoogleに確認させなければならないので、お気を付けください。
 

22.トレンドに従って更新したにもかかわらず、私のサイトのインプレッションが減少するのはなぜですか?

John:Teemoesからの質問です。「流行に合わせて継続的に新製品を更新しているにもかかわらず、Webサイトのインプレッションが継続的に減少するのはなぜですか? 私のWebサイトには警告もペナルティもありません。」
残念ながら、オンラインで成功するのには単にページを増やすだけでは足りません。実際に、追加コンテンツがWebに新しい価値をもたらしているかどうかが重要です。さらに、サイト全体に独自性があり、説得力があり、高品質で、ユーザー満足度が高くWebに価値をもたらしていることも重要になります。どれも些細な問題と捉えるのではなく、何を重視し、どこを広げ、どこをシンプルにするかを見極めるには、相当な努力が必要です。時には、ミスが無いにも関わらず高評価を得られないことだってあります。要するにオンラインで成功するための近道など存在しないのです。

引用)Google SEO Office Hours|Search Centralより一部和訳

 

今回も結構重要そうな話をしていますが、私個人としては散々言われてきたことも含まれているので「なるほど」と思うことはそんなにありませんでした。とはいえ、noindexとrobots.txtでのDisallowとの関係とか…私には当然でも他の人からすれば重要なことだってあるはずです。ですので、一応全部に目を通しておくと良いと思います。私としては以下2つがポイントとして考えられました。
 

  • 新しく作ったページはsitemap.xmlに記載するだけでなく、目立つところに置くと良いクロールが早まるかも(12.より)。トップページにバナーとかも有りだと思います。ちなみに、私はUX上にも以下の考えがあるので、SEOも踏まえると一石二鳥だと思います。
     

  • アクセシビリティを良くすることは回りまわってSEOにも影響するはず(17.より)。Googleは明言をしていませんでしたが、私はアクセシビリティを良くすること(表示速度とか)=アクセスや滞在時間が増えること(ユーザー満足度が高い)=SEO評価が高まること(ユーザーインタラクションをGoogleは見ているとのことだから)、だと思っています。

 

有料リンクに関しては…もはや興味本位で聞くくらいでしかないですね(笑)。

終わりに

本記事には関係ございませんが、今年もふわふわビジネスブログをご愛読いただきありがとうございました。来年も引き続き頑張って執筆していこうと考えています。現在、𝕏にも注力していますので何かと色々やっていますが、来年の後半くらいにはもっともっと違う形でも発信していければと思っていますので、どうぞご期待ください。

寒い日が続いております。皆様におきましてもお身体を大切に、良いお年をお迎えくださいませ。
ではでは~!

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