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おさらい:検索品質評価ガイドラインとは

Googleの検索品質評価ガイドラインは定期的にアップデートされます。そして、業界関係者の間でその情報は共有されます。それらの業界内での話が一部耳に入ることで「Googleのランキングシステムに変更があったようですが…」等というご質問を受けることがあります。仕組み的に半端に情報が入ってしまうとちょっと混乱を招くようです。その度に直接ご説明をさせていただくのですが、今回この検索品質評価ガイドラインについてブログ内で改めて触れておくことで、今後このURLを共有すれば良いようにしておきたいと思い、おさらいと称して検索品質評価ガイドラインの役割をご説明したいと思います。

検索品質評価ガイドラインとは

ざっくり俗っぽくご説明します。

Googleは検索者に対して常に正確で最適で有益な検索結果とその体験を提供しようと考えています。これに嘘偽りはなく、そのために常に検索ランキングシステムに手を加えています(これは答えの無い永遠のテーマです)。もちろんGoogle社内でこれらの検索の品質は検証していますが、Google社内だけではなく世界規模で外部ベンダー(個人)を持ち、「Googleの検索結果の品質はこれで良い?」「Googleが上位に表示しているサイトページは納得がいく?」という分析と評価を依頼しています。おそらく検索クエリ単位で個々に依頼しているものと思われます。

その個々の外部ベンダーが検索品質評価者(Search Quality Raters)です。マークシート的なものを配布されているのか、どういう評価シートを配布されているかわかりませんが、評価してほしいクエリとそのフィードバック方法が付与されているはずです。でも一方で、検索品質評価者からすれば「私個人の感覚で良いの?どういう視点で判断すれば良いの?」という疑問が生じるはずですよね。

そこで、登場したのが検索品質評価ガイドラインです。英語で約170ページに渡るPDFを教科書的に公開しています。これは元々内密に進められていましたが、リークによる混乱を招いたり不自然な解釈を招いたりしましたので、Googleは一般公開に踏み切りました。

検索品質評価者はこの検索品質評価ガイドラインに則して、検索結果の適切性や上位サイトページの適切性を評価し、Googleにフィードバックします。Googleはフィードバックを受けて「じゃあ、そもそものこの検索ランキングシステムのこの部分をこう微調整しよう」等とマイナーチェンジに役立てます。そうして検索ランキングシステムの微調整によって検索結果画面や上位表示サイトページが結果的に変動することもあります。つまり、この仕組みを理解すれば分かる通り、検索品質評価ガイドラインはランキングシステムではありませんし、検索品質評価者の評価によって直接的に特定のサイトページの検索順位が下落することもありません

ちなみに、その検索品質評価ガイドライン内に記載されている概念のひとつに“E-E-A-T”というものがあり“上位表示されているサイトページにおけるコンテンツ制作者の経験値や専門性、権威性、信頼性は高そうかどうか”という評価軸があったり、“YMYL”というものがあり“金融や保険、ローン等のように、検索者のお金や人生を左右しかねない検索クエリがあるからその担当者は特にこういう点に気を付けて”という評価軸があったりします。
 

検索品質評価者の仕組み
 

というわけで、E-E-A-T対策とかYMYL対策とか、そういう言葉は一定の価値観において存在するかもしれませんが、物理的に検索ランキングシステムをどうこうする働きがあるわけではなく、幻想的な言葉にすぎないということですね。

そもそも、考えるべきことは“経験豊富になりなさい。経験豊富が積み上げる権威や信頼性はコンテンツとなって表れるでしょう。それを分かりやすく見やすく設計すれば良いのです。さすれば支持を得られるでしょう”の一択ですね。この“支持”というのが被リンクなのかGoogleなのか検索品質評価者なのか…いやいや閲覧者ですね。
 
検索品質評価ガイドラインについて、いまいち役割と位置付けが不透明な方の参考になれば幸いです。

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