新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。さて、私はたまに自分の仕事が社会貢献しているのかについて考えたりします。社会貢献に至らない仕事なんて無いのかもしれませんが、それでもしっかりとアイデンティティを持って業務に取り組むためのクレド(信条)として、新年最初にふわふわっと書いておこうかと思います。
SEO支援は社会貢献しているか?
私は実業務としてSEO支援やサイト制作、SNS周りでお仕事をさせていただくことが多いですが、取り立ててSEOに関しては誤解されがちだと思います。「SEOはGoogleを攻略しているに過ぎないから社会貢献なんてしていない。Googleにすら貢献していない」と思われることもしばしば。しかし、私はそれは違うと考えています。
私の考えるSEOのサイトチューニング概念は、以下2つです。
- ユーザー満足度を高める情報設計や導線設計
- Googleとユーザーにストレスを与えないコーディング技術
検索ユーザーの満足度を高めているかどうかを判断するのがGoogleですので、飽くまでも検索ユーザーのことを考えれば良いはずです。しかし、検索ユーザーの直観性や使い勝手を正確に計るほど今のGoogleアルゴリズムが絶対的ではないので、Googlebotのことも見据える必要がある、といった感覚でおります。
この「Googlebotのことも見据える」という概念が過ぎてしまうと、先に述べた「SEOはGoogleを攻略しているに過ぎないから社会貢献なんてしていない」と思われてしまうわけですよね。だからこそ上記2つの概念を持って私はSEOに取り組んでいます。そして私は、飽くまでも検索ユーザーのことを考え、その評価をGoogleに分析してもらうことで「Googleでの検索順位を達成するためのSEOチューニング作業を通して、優れたサイト化を支援している」という自負を持ち、結果として「優れたサイト化の普及を促進している」という社会貢献の念を持てるのではないかと考えています。詭弁にも聞こえるかもしれませんが、私は真剣にそう思っています。
勘違いも甚だしい
もちろんSEO支援をビジネスとして捉えている以上、取引先の概念に共鳴した業務をしなければならないこともありますし、私自身首を傾げながら発言することだってあります。Googleが推奨していないアプローチ方法でも、それをしっかり明言した上で当該サイトに合ったチューニングを施すこともあります。ただ、必ずそれも「本来のあるべき主旨とは異なりますが…」と前置きはさせていただいています。
にもかかわらず、相変わらず「Googleのせいで…」とか「Googleに踊らされてる…」という表現をする人もいます。私から言わせれば、本当にSEOやあるべきサイト像を理解せず、SEOにマネタイズだけをひたすら追い求めている人に限ってこういう発言をしていると思うのです。だって、Googleの立ち位置とユーザーコミュニケーションを考えればGoogleとのイタチゴッコなんてあり得ないのですから…。モバイルファーストインデックスにおける注意事項も医療・健康に関する評価アップデートも「だろうね!」で済むはずです。
ですので「いやぁ、Googleのアルゴリズム変動も嫌になっちゃうよね~」と私に同意を求められても、私は下を向くか首を傾げるしかありません。
個人的には、今年こそ「何も知らないで検索してくるユーザーのことを考えるとさぁ…」という枕詞から始まるSEOチューニングを活性化させていきたいと思います。