プロ意識

決算やらなんやら様々な手続きで慌ただしいこの頃ですが、もちろん業務だって来期に向けた施策として慌ただしい毎日でございます。

さてさて、私は自分の仕事にプロ意識を持って取り組んでいるつもりですし、SEOやSNSに関してもプロでなきゃいけないと常日頃から自戒の念を込めて仕事しています。もちろんプロ野球選手だってアマチュア投手の球を空振りすることだってあるわけですが、仮にそんなことがあってもそれを挽回するくらいの功績を残すはずであって、私も自分の及ばない知識や手法に遭遇した時は必ず勉強し、それを上回る結果をもたらせるよう努力しているつもりです。

そして、私はお取引先のご担当者様にはプロ意識の共有を求めておりません。だからこそ、その分お金をお支払いいただいて契約することで、私がお取引先のインターネット課題解決のために最善を尽くすのだと思います。お取引先のご担当者様にはその間に別のことに取り組んでいただいたり、私の進言を具現化していただいたりしています。

そういう考えですので、お取引に至っていないご担当者様からのご相談には、敢えてプロ同士前提で話すことを心がけます。結果、その相手には難しい言葉で話すことになるため、煙たがられることもしばしば(笑)。その分お取引に至った時は、ご担当者様がご理解されるまで同じことを何度でも、相手側の利益だけを考えてご説明しています。

プロの仕事

不可解な事例

さて、そんな中、先日ある取引先企業の案件で、私と私の競合会社(SEOをウリにしている制作会社)のご担当の方がともに仕事をする機会がございました。私がSEOにおける手法をご進言し、その内容を受けてその制作会社のご担当の方が制作を施すというスキームです。実際にその制作会社もSEOの提案をされていたのですが、今回は私のSEOプランが採用された結果こういうスキームになりました。この時期、リニューアルやサイト改善案件が多く、このような3社ミーティングのケースは何度もございますし、私も数えれないくらいほど経験しております。
しかしながらそこで不可解なことが起きたので、その時私が疑問に感じたことをここでご紹介したいと思います。

ふわふわ

例えば、SEOにおけるタイトルタグの命名規則に関してです。私は「タイトルの設定について」にあるようなご説明をした上で、実際に改善が必要となるようなタイトルを(該当企業サイトの中から)いくつか具体的に指摘し、改善案をご提出します。当然、説明と具体例があるわけですので、内容は企業ご担当者様も前述の制作会社のご担当者様も方向性と改善意図は充分にご理解されています。実際ミーティング時にも制作会社のご担当者様は「やり方は分かるし、弊社も同様の見解です」というようなことを仰っていました。もちろんSEOというのは知識レベルが問われますので、そこに(個人差はあれど)プライドもあるわけです。ただ、タイトルの命名規則等は、SEO会社によって大きく差が出る進言というものではなく、基本的な考え方はどこも同じだと思います。制作会社もプロです。「いただいたこの考えを基にこちら側で実際にタイトルを全部(エクセルで)まとめるので、出来上がり次第確認をお願いします」と言われ、ミーティング時においても難なく次の項目に移りました。そして、それから数時間に及ぶミーティングが終了し、次のステップとして制作会社から私の進言に合わせた実際の施工スケジュールを提出するということになりました。

ふわふわ

ところがです。
数日後、予定日より遅れて提出されてきた施工スケジュールにおいて、「実際に設置すべきタイトルを全ページ分リスト化してください」というメールがきたのです。制作会社からは「弊社で具体的に作成することも可能ですが、そちら側が意図しない内容になってしまっても…なので」というような文言も添えられていました。正直、不可解でした。

プロ意識とは何か

皆様は制作会社のこの意図をどう解釈されますでしょうか?ちなみにそのミーティングに参加した(制作会社側を除く)全員が「?」状態でした(笑)。
私が常識的に考えられるのは以下2つです。

タイトル命名規則が分からない

もちろん、送られてきたメール通りに解釈すると「ミーティング時に理解した通りの方向性を基に具体的に作成することはできるが、それでもズレが生じてしまったら怖い」という心理が働いているのかもしれません。しかし、ミーティング時に充分理解を得ておりましたし、何よりタイトルの命名ですので、そこまでズレることはありません。もっと言ってしまえば、仮にもSEOをウリにしているプロです。冒頭で申し上げた通り、もし分からないのであれば、挽回するために最善を尽くすことがプロというものであり、取引として成立している以上、こんなことは通るはずもないと思います。

面倒臭い

この修正業務をやってられない言い訳だとも解釈できます。ミーティング時には「やります」とは言ったものの、後々面倒なことに気づき、費用工数も採算が合わないから私の方にやらせちゃえ、という考えからこのメール内容に至ったのかと…。
私がミーティング時に「こちら側でやります」と言っていたのであればもちろんやります。しかし「今回のご契約に関しては、私はご進言としていくつかご指摘をさせていただくことで全体理解を促進することが役割となっております。」と明言しています。しかもミーティング時には制作会社側で「やります」という言葉を残しているわけです。企業のご担当者様もミーティングは録音しておりましたし、私の方でも録音しておりました。その上でこの対応とは…愚の骨頂というべきか、いい加減というべきか…。

ふわふわ

今回の件は恐らく後者なのではないかと安易に推察できるとはいえ、プロ意識とは何なのか、そんな考えや対応のしかたで取引先と末永くハッピーになれるのか、と考えさせられる事案でした。私自身、今まで様々な制作会社とお仕事をしてきましたが、こんな体験は初めてでした。SEOにおける3社ミーティングで知り合った大半の制作会社のご担当者様とは良縁となり、別途新しい取引先企業を紹介しあったり、食事に行くようになったりと、共感することも多くありました。しかし今回のこの、目を疑うようなメールを受信した時は本当に衝撃的だったので、こうしてブログでご紹介しました。

ふわふわ

あらためて問う、プロ意識

インターネットは水物であり、ましてやSEO取引に至っては結果が見えづらいということから、悪質な業者は数多く「SEOを発注する側も自己責任」なんて言われたりもします。今日大丈夫だったことが明日には問題になったりするのもSEOの特徴です。
だからこそ、丁寧且つ地道に取り組まなければならず、ましてやそれでお金を頂いている以上「分からないからやらない、面倒臭い」というのは言語道断だと思うのです。

今回はたまたまタイムリーにSEOに絡んだ事案があったのでご紹介しましたが、それは企業内の社員だって同じです。給料をもらって仕事をしている以上「やらない」とか「勉強しない」というのはおかしいのです。会社においては、学生の頃のように「席に座っていれば、勝手に先生が教えだす」なんてことはないのです。学生の延長上として「そこに会社があるから入った。お金が入るようになった。」という姿勢で臨まれては困るのです。

半分愚痴みたいになってすみません。話は逸れてしまいましたが、今一度プロ意識とは何かを改めて自問自答しつつ、中弛みの無いよう身を引き締めて遂行しようと思いました。