Facebook:顔認証機能の取り組み

Facebookが顔認証技術についての見解を述べていましたので、ご紹介したいと思います。

顔認証技術

ふわふわ

顔認証技術って?

Facebook内での写真投稿において、その人の顔が出たらFacebookがその人の名前をタグ付けしてくれる機能があります。プロフ写真や過去のタグ付け写真のデータベースから該当者をマークアップしてくてくれる機能です。

タイムラインとタグ付け設定画面

Facebookでは現在、固有の数字(「テンプレート」)を計算するアルゴリズムを使用する顔認識ソフトウェアを利用しています。このテンプレートは、Facebookのプロフィール写真とFacebookでタグ付けされた写真に基づいています。Facebookは、これらのテンプレートを使用して、友達の写真へのタグ付けを提案します。

引用)Facebookヘルプセンター

また、iOSでは、iPhoneやiPadにおける写真アルバムの中にも「ピープル」という機能があります。これは写真の被写体をスキャンすることで、その人が写っている写真だけの切り口で閲覧できる機能です。写真と名前を自動一致させることは出来ませんが、ユーザー自らがその写真の人に名前を付けることはできます。

お気に入りの被写体(あなたにとって大切な人たち)ごとに、写真を並べることができます。写真Appは先進のコンピュータービジョンを採用しているので、写真をすべてスキャンして、写っている人やシーン、モノを認識します。

引用)Appleサポート

こうした顔認証技術の精度向上による利便性が高まる中、同時に個人特定に関する不安の声も強くなりつつあります。

この技術を使えば、通りすがりの見ず知らずの人の身元を特定することもできるのではないか。組織や企業が大規模な画像データベースを構築して、個人のプライバシーや権利を侵害することもできるのではないか、という不安です。

引用)Facebookニュースルーム

アフリカ系アメリカ人は他の人種に比べて顔認証システムでの誤認証や認証失敗が起こりやすいとして、人種バイアスの可能性に注意を喚起する意見も出ています。

引用)Facebookニュースルーム

こういった問題について、Facebookはどういう処置を講じていくのでしょうか。

ふわふわ

透明性と使い勝手

Facebookは2010年に顔認証機能を導入しはじめ、現地時間2017年12月19日に自動で認識し、対象者に事前連絡をする機能を発表しました。これによって、タグ付けされていなくても自分の顔写真が誰かに投稿された際、本人に通知が届くシステムになりました。そのことで、なりすましや肖像権の侵害が激減するようになっています。さらに、視覚障害者には、写真に写っている人の名前を読み上げる機能も付随され、よりユーザビリティの高いサービスになりました。

しかし、引き続き「顔認証システムの仕組みが分かりづらい」「もっとユーザー設定をしやすくして」という声が多いのも事実なようで、Facebookは情報の発信強化と、顔認証の一括オンオフ設定機能を実装することにしたようです。

皆さんからは、顔認証の仕組みをもっと分かりやすく説明してほしい、Facebook上でできる顔認証の使い方についてもっとわかりやすく情報を提供してほしいといった声が寄せられました。こうしたご意見への対応として、Facebookはニュースフィードで顔認証についての最新情報をお知らせしています。

引用)Facebookニュースルーム

ほとんどの利用者が、長い機能リストを見ながら使いたい機能とそうでないものを判断するよりも、一つのマスター設定を管理するほうが簡単だと感じていました。アップデートによって、オンかオフかで設定を変更できるようになりました。

引用)Facebookニュースルーム

しかしこれで終わりではありません。おそらく引き続きFacebookには顔認証に関する意見が寄せられてくると思われますし、倫理観は問われ続けるでしょう。

これからのITにおける最新技術と、それに対する倫理というのは常に表裏一体であり続けるものですね。それと同時に使用ユーザーとしても、プラットホーム選択における自己責任は強くなっていくべきなのでしょう。


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