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Instagram:個人のマネタイズ強化

Instagramでは米国現地時間6月8日に、インフルエンサーとなるクリエイターの収益化サポートのための各種機能強化を発表しました。要は「インフルエンサーのお金儲けを支援→Instagramアクティブユーザーの確保→Instagramの発展」という図式ですね。

インスタ

バッジ機能の強化

2020年10月にテスト導入が始まった投げ銭機能となるバッジ機能ですが、今までは1回のライブ配信中に投げ銭できるのは1アカウント1回まででしたが、これが1アカウントで何回でも投げ銭できるようになりました。

しかも、バッジ機能を使ってライブ配信をし続けたクリエイターは、一定の条件下のもと所定期間内の配信時間に応じてInstagramから報酬を受け取ることが出来るようになります。

多くのクリエイターがライブ配信を通じてファンと直接交流し、コミュニティに貢献していることを踏まえ、今週からバッジ機能を使って所定の条件を満たすと、一定の金額がクリエイターに支給されるようになります。具体的には、7日のうちに15分以上ライブ配信をした際には米国ドルで$100、30日のうちに他のアカウントと一緒に30分以上ライブ配信をした場合は$150、4週に渡って毎週15分以上ライブ配信した場合は$250が支払われます。

引用)Facebookニュースルーム

これら機能は、日本を含めバッジ機能が適用されている国に適用されるそうです。

アフィリエイト機能

そして、非常に嬉しい機能も実装されます。クリエイターが投稿で商品紹介した際、(その商品がInstagram上で購入までできるチェックアウト機能に対応している場合に限り)そのクリエイターの商品ショッピングタグを通して閲覧者から商品購入されたら成果報酬を受け取れる機能です。

まだ米国の一部でのテスト機能のようですが、おそらく近い将来日本でも導入されるのではないでしょうか。

例

対象となる投稿の上部には「eligible for commission(コミッション対象)」と表示し、商品を購入することでクリエイターを支援できることが利用者にとっても明確になるようにします。

アフィリエイト機能が導入されると、利用者はお気に入りのクリエイターの投稿からシームレスに商品を購入できるようになるほか、ビジネスはクリエイターと協業し、対価を払うための新たな選択肢を得ることができます。本機能のテストは、米国の一部クリエイターとビジネスを対象に行い、将来的により多くのパートナーに拡大する予定です。

引用)Facebookニュースルーム

日本で導入された場合、クリエイター側の条件(フォロワー数等)があるかどうか分かりませんが、これは投稿にも張り合いが出るかもしれませんね。

個人でもショップ機能を使えるように

Instagramのショップ機能は、今までブランドのInstagramアカウントでなければ利用できませんでした。しかしこの度、個人のクリエイターでもショップ機能へのリンクアイコンを設定できるようになります。個人アカウントからでもリンク設置できるようになるため、商品を簡単に売り込むことができるようになるわけです。単純にリンクアイコンの設置ですので、これは近日中に日本を含む世界的規模で実装されるとのことです。

また、個人でもショップ機能を導入することができるようになります。まだ、米国のクリエイターを対象に年内に提供開始する予定くらいですが、こちらも個人が自作の商品を販売したりする上で便利になるでしょう。BASEみたいな感じですね。

例

新たにブランドを立ち上げたり、オリジナル商品を販売したいと考えているクリエイターは、Bravado/UMG、Fanjoy、Represent、Springというパートナー企業とアカウントを連携させることで、Instagramアプリを通じて簡単に商品を制作し、ショップ機能を通じて販売できるようになります。

引用)Facebookニュースルーム

Instagramのインフルエンサー囲い込み戦略

Instagramではコミュニケーションの活性化やコミュニティの拡大に貢献してくれる投稿者を大切にしています。ユーザーはInstagramを通してインフルエンサー(クリエイター)を楽しんでいることをよく分かっているからかもしれません。

こうしたマネタイズはいわゆるインスタグラマーの積極性とそれに紐づくファンの加入を促進するでしょう。素晴らしい囲い込み戦略ですね。

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