毎年恒例のGoogleによる検索の年間振り返りです。このブログでもGoogle検索については、2018年、2020年、2021年、2022年と振り返りを追っていましたが、今年はGoogle Japan Blogで紹介されていましたので、そのままご紹介しておきます。
2023年はワールドカップ系が強し!?
Google検索の日本のスポーツ部門では、コロナ明けもありワールドカップ系が盛んで、伴う検索も世界大会系の検索が多かったようです。
スポーツ部門の2023年の検索急上昇ランキング(Google検索日本)
- WBC
- 女子サッカーワールドカップ
- ラグビーワールドカップ
- バスケ ワールドカップ
- 井上尚弥 フルトン
思い起こせば、確かに今年は色々なスポーツを観戦したような気がします。特に私は格闘技も好きで、那須川天心選手のボクシングまで含めると数多くのバウトを観てきました。
一方で、人物検索ランキングを振り返ると…悲しい事象も含め、あまりポジティブな検索ではなさそうです。
スポーツ部門の2023年の検索急上昇ランキング(Google検索日本)
- 市川 猿之助
- りゅうちぇる
- 広末 涼子
- 永山 絢斗
- 佐藤 めぐみ
- CANDLE JUNE
- 坂本 龍一
- 中村 倫也
- 鳥羽 周作
- 道端 ジェシカ
また、今回はGoogleレンズ検索の犬部門や猫部門、また都道府県別検索も紹介してくれていますので、詳細はGoogle Japan Blogをご覧ください。
個人的にはSGEを狙った検索も…
さて、私個人で申し上げますと、2023年はSGE(Search Generative Experience)元年ということもあり、生成AIを意識したクエリをたくさん使った気がします。具体的には「〇〇を英語でキャッチコピー風に言うと?」とか「〇〇の◇◇について教えて」など、ちょっと文章チックに検索した傾向が多かったと思います。
散々SEOに触れてきて、個人的にも検索慣れした私が、上手く単語を組み合わせたスマートな検索語句を使うことなく、野暮ったいほど文字数の多い口語体検索をするなんて…とても滑稽です(笑)。
今年は生成AI元年でしたし、Googleに至っては、“Bard”や“Search Lab”、“SGE”、“PaLM 2”、そして“Gemini”と、AIに関わる様々な名詞が生まれました。一方で、検索アルゴリズムのことを検索ランキングシステムと呼び、システムとアップデートを使い分け、パンダだのペンギンだのカフェインだのHITSだのベニスだのはドキュメントから消え、コアシステムに組み込まれ、よりシンプルで簡素化された分かりやすいSEOになりつつあります(Googleのゲイリー氏がギャグ的に「フレッドアップデート」と名付けた頃が懐かしいくらい、あの頃は情報に溢れていましたw)。
2024年はマルチモーダルや視覚的検索、直感的検索がより加速化するでしょう。生成AIによる複雑な情報処理能力に反比例するように、人間側においては短絡的な検索が増えていくことかと思います。どうなっていくのか、楽しみでもあり、ちょっと怖いようでもあり…。でもサイト運用者側がやることはひとつですよね。
コンバージョンするサイトを作り、そのために行うべき設計アプローチによって結果的にSEO優位に働くようにすること!です。