MFI導入は遅れても…

昨年10月から広がったMFIの導入話に関して、2017年春とか夏とか色々言われてきましたが、どうやら来年以降になるようです。随分先です。それでも準備をしていく上での心構えをちょこちょこっと書いておきます。

モバイルファーストインデックスの話

ふわふわ

MFIは遅れるの?

そもそも進捗の雲行きは怪しかったのですが、確実に2018年以降のMFIになりそうです。

GoogleウェブマスタートレンドアナリストのGary Illyes氏は2017年6月13日、モバイルファーストインデックス(Mobile First Index, 以下 MFI)の導入は早くても2018年以降との見解を示した。米国シアトルで開催中の検索マーケティングのカンファレンス・SMX Advancedのセッションで答えた。

引用)SEMリサーチ

理由としては、どうやら現在のランキングを維持しながらスムーズに移管することが難しいようです。

MFIの導入にあたっては、クオリティ・ニュートラル(Quality Neutral)をGoogleは目指しています。

引用)海外SEO情報ブログ

ところが、インデックス対象が切り替わることによって発生するさまざまな要因によって、検索結果の品質を維持することが難しいようなのです。

引用)海外SEO情報ブログ

  • モバイルページに張られているリンクはPCページに張られているリンクよりもずっと少ない――重要なランキング要因であるPageRankの算出に大きな影響
  • モバイル対応していないサイトが依然として多く存在する――モバイルページがなければPCページをインデックスするけれど、評価が変わってしまうことも
  • (Googleがサポートする)モバイル構成に適切に設定できていないサイトがある――アノテーションの不備
  • コンテンツや構造化データをモバイル向けページで省略している――PCとモバイルとで差が生じる

引用)海外SEO情報ブログ

なるほど。想像通りの「ここどうするの?」というMFIの障害が顕在化している印象ですね。こういった不確定要素も踏まえた上でバランス良くランキングシグナル化するためには、様々な計算や暗号が必要になりそうですので、遅れてしまうのは最もだと思います。

ふわふわ

ではMFI準備は不必要か

この話を知ると「なぁんだ、来年ならまだやらなくても良いや」と考える人が多いと思いますが、実はそんなことは無いんです。

そもそもGoogleのMFI導入に至った経緯としては「PC検索ユーザーよりもモバイル検索ユーザーが増えたから」ということが理由としてあります。つまり、サイト運用者が今PCでセッション改善したり表示速度改善したり、コンテンツ設計改善していても、対象者は半分以下であるということです。

半分以上の対象者のことを考えるならモバイルでセッション改善したり表示速度改善したり、コンテンツ設計改善すべきですよね。

そして、この話をすると「うちはレスポンシブ対応だから大丈夫」という返答をする人もいますが、それも少し違います。たとえレスポンシブであってもPCとモバイルでUIは変わりますので、そのUIの中でのセッションも見直すべきです。さらには、UIに伴ってコンテンツの見せ方や順序も変わるはずですので、コンテンツ設計も見直さなければなりません。また、レスポンシブであっても表示速度はPCとモバイルで変わりますので、それぞれを加味して圧縮や最適化を行う必要もあります。

MFIが先送りになったからと言ってモバイル改善策を先送りしてはいけません。ユーザー体験上の最適化は(そもそもSEOとか以前に)追及し続けていきましょう。


関連記事

Search Console Insightsがリリース

2020年8月にSearch Console Insightsのベータ版がリリースされていました。私はベータ版の対象者になっていたので、当時は詳細を紹介していました。これが米国現地時間2021年6月15日に正式にリリース紹介されましたので、あらためてご紹介します。ここ数日間をかけて徐々にロールアウト ...(続きを読む)

SEOが不要になる

私の個人的な意見です。個人的な意見というのは、確証が無い憶測での記事ということですので、ゆる~い感じでご覧いただければと思います。 SEOとはSearch Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」の訳ですが、このSEOについて、何か特別なマークアップ以外はもう考えなくて良く ...(続きを読む)

GSCのクエリフィルタリング機能更新

先日、Google Search Console内での検索パフォーマンスで正規表現フィルタが新機能として実装されたことをご紹介しましたが、その後この機能がアップデートされたと米国現地時間6月1日にGoogleは発表しました。発表内容は日本語ですが、ここでもご紹介します。 Googleからの発表内容 ...(続きを読む)

202106コアアップデート

Googleは米国現地時間6月2日にコアアップデートを行うことをツイートしました。前回が米国現地時間2020年12月3日でしたので、約半年後の告知となっています。コアアップデートの度にGoogleは2019年8月のブログ記事を引用して発表していますが、その記事の和訳は私のブログでこちらに記載していま ...(続きを読む)

コメントを書く

コメントは承認から反映までしばらく時間がかかる場合がございます。メールアドレスが公開されることはございません。