AMPにした結果

このブログで「AMPはじめました」後に「AMPによるインデックス」を確認しましたが、その後の結果状況をご報告したいと思います。「AMPにしてどうだった?」的なご質問も多かったので、今後どうなるかの予測も含めてご紹介します。

バン

AMPインデックスは順調

設定当初は、AMP化ミス等もございましたので、エラーページが増加しておりましたが、今では順調にAMPがインデックスされています。

AMPインデックス

この私のブログでは無限スクロール仕様のページ(トップページやカテゴリトップページ)はAMP化しておらず、各固有記事ページのみAMP設定しています。

AMP枠を一時だけ奪取

AMPによるインデックス」でもご紹介しましたように、一時的にAMP枠に表示されたことがございました。その際は結果を暫定紹介していましたが、あれから何日も経過しましたので、Search Consoleの検索アナリティクスからデータとしてご紹介します。

Search Consoleの「検索アナリティクス」項目内で「検索での見え方」の部分から「検索での見え方でフィルタ」を「AMP」に条件付けすると以下のグラフが確認できます。

AMP分析

結論から申しますと、全然クリックされていません(笑)。

私のこの稚拙なブログでも「SEO」というキーワードでAMP枠に登場したのは当日の夜中から未明にかけてでしたので、そもそもの表示回数も少なかったですし、「SEO」で検索した時のランクインページも「20万円からはじめるサイト制作」というtitleと内容でしたので、クリック率は低かったのだと思います。

でも、AMP枠に表示された事実はこのSearch Console内のデータで判明しますので、この機能は嬉しいですよね………今は

今後はAMP枠も無くなるのでは!?

こんな感じで、現状はAMP化によるインデックスや表示結果、表示効果を可視化できるのでありがたいのですが、「スマホ検索結果の通常枠にAMP」でご紹介しました通り、今後はAMPも(“AMP”ラベルはつきますが)通常の検索結果に表示されてくるわけです。そうなりますと、このSearch Console内の「検索での見え方でフィルタ」における「AMP」条件でフィルタリングする機能も必要無くなってくるのではないでしょうか。

また「AMP化するとSEOに有利」ということはございません。ただし現状はAMP化することで、AMP枠に入り込めれば結果的にSEO抜きで上位表示と一時的なアクセス数を向上させることはできます。それでも、今後はAMPも通常の検索結果内に表示されるようになるので、今のこの“AMP枠内に入れば有利”という概念も無くなるでしょう。

「じゃあ、AMP化するメリットは?」という疑問を抱かれる方も多いかもしれません。そこは単純に「ユーザーにとって便利=当該サイトの満足度向上」という解釈で良いです。“AMP”ラベルではなく、“速い”ラベル等にしないと一般ユーザーには分からないとは思いますが、検索結果画面の段階でユーザーがAMP対応していると分かれば、自ずとそのページのクリック率は向上するのではないでしょうか。

そこで次の疑問が生じます。「AMP化ページだとシンプル過ぎて世界観やデザイン性を重視できない」という懸念です。でも、それは「あくまでもGoogleの検索結果画面からのランディングページがAMP化しているだけであって、その先の内部リンクやそもそものサイトは通常ページのはずなので問題ない」という解釈ができると思います。仮に内部リンク先のページまでAMP化ページにしてしまうのであれば話は別だと思いますが…。

また「AMP化さえしていればスマホ専用ページは必要ないのでは?」という疑問を抱く方もいらっしゃると思います。しかし、現状AMP対応できるページの装飾デザインにはある程度制限される部分もございますので、前述の通りデザイン性や世界観を考えるのであれば、やはりスマホ専用ページは必要でしょう。

そんなことを踏まえて、一応Googleの検索結果画面とAMPとスマホ専用ページとデスクトップページの相関性と役割を下図にしてみました。

AMPの相関性

↑この非常に分かりやすい図で(笑)、何となくそれぞれの役割を理解頂けると思います。

また、AMPが通常の検索結果画面に登場するようになったら「ニュース系だけでしょ?うちの業界はAMPの必要ないでしょ?」という概念も無くなると思いますので、今のうちに少しずつAMPの勉強をしておくことをオススメします。

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