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持論:8ヶ月理論

以前私は、Webサイトを立ち上げてまじめに運用すればだいたい8ヶ月で効果判断できる旨を7年以上前に記事化していました。あれから7年以上経ちましたが、今でもあまりこの考えについて変わっていないという話を改めてさせていただきます。これからWebサイトを立ち上げてKPI等を考えていきたい人がいらっしゃいましたら、何かにお役立てください。

持論ってどういうこと?8ヶ月って?

私は過去、仕事柄多くのWebサイトの立ち上げに携わりつつ、個人的にもWebサイトを10近く立ち上げていました。その結果、以下の条件でゼロからスタートするサイトの半年から10ヶ月くらい…つまりだいたい8ヶ月くらいで流入数の目途が立ち始めるということが分かりました。N数が私個人の数字に過ぎず、あまりにも少ないため信憑性に欠けます。ですので、あくまでも持論です。でも、だいたい8ヶ月で流入数が倍増し、KPIや流入数の計算が立ち始める頃合いになるという考えになりました。
 

8ヶ月理論に繋がるWebサイトの立ち上げ時の前提要素

  • Webサイト名も含め全て新規立ち上げ
  • ドメインはゼロから取得
  • 外部リンクはSNSアカウントとの連携程度&Twitterからの紹介程度
  • SEOを意識したサイト構造や各種コーディングテクニックを実装
  • 基盤となるページ以外にコラム記事(5,000文字~20,000文字)として月20ページペースで公開

 

ちなみにこの8ヶ月理論、法人サイトであろうが個人ブログであろうが変わらない印象です。変わるのは流入数の桁くらいですかね。

サイトを立ち上げて数週間経つと少しずつ各クエリでの検索順位がつきはじめ、Google Search Consoleで確認できる表示回数がどんどん増えていきます。しかし、指名検索クエリ(まぁ、これも自分で検索しているのですが)以外での掲載順位はほぼ軒並み50位以下。良くても30位台だったりします。その後も根気強くコンテンツを上げていくうちに徐々に一部の検索クエリで検索順位が増え始め(この時のクエリはなかなか予測できません)、8ヶ月くらいから急激に表示クエリ数やクリック数が増え始める、といった傾向です。

実はこの一部の検索上昇するクエリが、本当に予測しづらく、「あっ、Googleにこうやって見られていたんだ…」という気付きにもなったりして、その後のコンテンツ戦略のヒントになるケースもあります。なので、常時Google Search Consoleとにらめっこすることは大事です。以前の検証についてはこちらの記事をご覧ください。

とはいえ、Googleのインデックス方法やアルゴリズム等、全てにおいて以前とは異なっており、当時の8ヶ月理論は今の時代には通用しないのではと思っておりました。しかし、直近でも今年最初に立ち上げたWebサイトが今頃になって急激に流入が始まりました。そして、その時「8ヶ月理論健在…フフフ」とあらためて思った次第です(笑)。

あ…繰り返しになりますが、あくまでも私の感覚値ですので冗談半分で閲覧くださいませ。科学的な指摘をされてしまうと的確な回答はできません。

KPIとモチベーションに注意

この8ヶ月理論、細かいことを言うとキリがありませんし、細かく言おうと思うといくらでも言えます。クエリの傾向やコーディング時の注意点、コンテンツ戦略上の注意点、サイト構造の作り方等、やり方次第で全然結果は異なるかと思います。

ですので、本当に実施したい場合はご相談いただきたいのですが、もしこの記事をご覧になっている人の中で「新規でWebサイトを立ち上げる」という人がいらっしゃった場合は、この8ヶ月を是非参考いただければと存じます。少なくとも立ち上げて1ヶ月で思うような結果は出ないぞ、というのと、立ち上げてから1年以上経っても流入が増えない場合は何かが違うぞ、というのは念頭に置いておくと良いでしょう。

特に個人でサイトやブログを立ち上げてお金儲けをしたいと思っている人がいたら…少なくとも1年は売上ゼロにも関わらず毎日死ぬ気で深いコンテンツを作り続ける覚悟があるかどうかを考えると良いです。そして、法人格としてWebサイトを立ち上げる場合は、KPIとして充分に余裕を持ちながら、行動計画はタフに作り上げなければならないでしょう。

この記事ではGoogleのアルゴリズム云々やその際のコンテンツの書き方云々を記載するつもりはありません。とにかく「千里の道も一歩より」「石の上にも3年」「雨垂れ石を穿つ」という気持ちで挑むことが大事という話です。

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