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202304レビューアップデート

Googleは米国現地時間2023年4月12日にレビューアップデートを行いました。今までは商品レビューシステム(アップデート)として存在していましたが、この度名称が変わりました。「商品」という単語が除外され「レビューシステム(アップデート)」となりました。日本語にはまだ導入されていませんが、今回のアップデートに際して、Googleからのレビュー自体に関するドキュメント(日本語版有)レビューシステムに関するドキュメント(日本語版登場)もありますので、それらも踏まえてご紹介します。

2023年4月レビューアップデートをリリースしました。今回より、製品だけでなくサービスやその他のモノに関するあらゆるレビューが対象となります。質の高いレビューを書く方法について詳しくはこちらをご覧ください。

引用)@googlesearchcより和訳

これまでの遍歴

今までのレビューシステム(旧:商品レビューシステム)の遍歴をおさらいしておきます。以下の通りですが、冒頭でも述べました通り、日本語は未導入です。
 

ロールアウト日
(米国現地時間)
内容 追加
(補足事項)
2021年4月8日 新しいアルゴリズムとして商品レビューアップデートを導入 どういう要素を判断軸にしているか説明
2021年12月1日 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 2つの要素(商品利用時の証拠映像等の表示&販売業者は複数リンク掲載すること)をアルゴリズムに追加
2022年3月23日 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 4つの要素(従来と類似内容なので割愛)を追加し、要素の判断軸例を14個に渡って掲載し直し
2022年7月27日 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 今まではSearch Central BlogやThe Keywordで説明していたが、今回はTwitterで“更新”を発表したのみ
2022年9月20日 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 今回もTwitterで“更新”を発表したのみ
2023年2月21日 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 対象言語が英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語に
2023年4月12日 レビューアップデートとして更新 名称変更して、レビュー対象物を拡大

 

この度の変更では、レビューシステムの対象が商品へのレビューだけではなく、無形物なサービスへのレビューも含まれるようになったと発表されています。合わせてレビューシステムの紹介ドキュメントも更新されています。

レビューシステムのポイント

レビューシステムは日本語には導入されておらず、上記の11言語が対象なのでイマイチ頭に入ってきづらいですが、あらためてポイントだけご紹介します。
 

  • レビューシステムでは、商品やサービスを全体的にまとめたような広く浅いレビューではなく、徹底調査したレビューを評価するようにしていること。
  • レビューシステムは、第3者サイトが特定のサービスを分析・調査・評価したコンテンツを対象としており、当事者のサイトで当事者のサービスを第3者の声として掲載していても対象とならない。
  • レビューシステムは、ページ単位で、1つのサービスについての内容や競合同士の比較、おすすめサービスのランキング一覧などが対象となる。
  • レビューシステムは、原則ページ単位で評価するが、サイト自体がレビューコンテンツ中心で形成されている場合、サイト全体が評価されることもある。サイト全体に占めるレビューページの割合が数%程度であれば、サイト全体の評価はされない(逆に言えば、数%以上であればレビューシステムはサイト全体に影響する)。
  • 高品質なレビューを書きたければ、こちらを参考にすること。
  • 商品構造化データでマークアップすればレビューがそこにあることをGoogleに理解させやすくできるが、レビューシステムは決してそれだけに基づいていない。

 

ここまでお読みいただければ全体的に色々理解いただけたと思います。繰り返しになりますが日本語は未導入です。とはいえ対象となるページをお持ちの方は今のうちに対象ページを見直しておくことをオススメします。

アフィリエイターは要注意

レビューシステムの対象となるのは、第3者となるメディアや比較サイト、ブログも含めアフィリエイターやペイドメディア系が対象になりやすいはずです。アフィリエイトサイト自体がレビューシステムに捕捉されたり、悪影響を及ぼすわけではございませんが、アフィリエイトの場合は別途Googleのアフィリエイトプログラムに関するポリシーも確認しておくようにしてください。

これが日本語に導入されるようになると、大手の比較サイトやメディアをはじめ、大小含む相当数の第3者サイトが影響を受けると思います。しかもサイト全体に影響する系のサイトが多いのではないでしょうか。

日本語版が出ているということは、(私の勝手な予測で年内くらいには)日本語にも導入されそうな気がしますので、該当サイトをお持ちのご担当者様は今から覚悟しておきましょう(笑)。

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