米国現地時間2020年12月3日にGoogleはコアアルゴリズムのアップデートを始めたと発表しました。今年1月と5月にコアアップデートをしましたので、7ヶ月ぶりくらいですね。結構間が空きました。
毎度おなじみの
Later today, we are releasing a broad core algorithm update, as we do several times per year. It is called the December 2020 Core Update. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see this blog post for more about that:
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年12月4日
引用)@searchliaisonより和訳
GoogleからのTwitter情報を見ても、ほぼ5月の時と同じ内容ですね。コアアップデートについても毎度Googleは同じブログを紹介してくれています。私のブログでもその和訳記事を掲載していますので、こちらをご参照ください。
そして、Googleから伝えていることも同じで「コンテンツ品質を自問しろ」の1点です。まぁ、そりゃあそうですよね…。コーディングに関するテクニックは常に改善していくべきですので、あと出来ることはコンテンツだけですもんね。
文章だけでなく、読みやすさや要素の情報設計順序等も見直すと良いと思います。特に今後のPassageインデックス(文節インデックス)を考えると尚のこと、細かな記事の修正や追加は重要になってくるでしょう。ページ内コンテンツにおいても「ちなみに―」みたいな要素も大事になってきそうです(そういえばその後のPassageインデックスはどうなったのでしょう…? どうやら強調スニペットというわけではなさそうですが…検索結果表示がどうなるのか…)。
変動の程は?
Googleの発表から15時間くらい経過した今の時点では、そんなに変動を感じません。細かなキーワードで中規模な順位変動が見受けられますが、私が管理している中でビッグワードでの変動は見られません。なので、この細かなキーワードにおける中規模変動もコアアップデートの影響といえる程の因果性を感じていません。もちろん、私が知らないところで変動が起こっているかもしれませんが…。
コアアップデートに関してはGoogleは毎度「完全に展開するには通常1~2週間かかります」と公表していますので、コアアップデートに関する結果を知るには12月17日前後になるのではないでしょうか。ただ一方で、私の経験では、クエリ単位で展開されていく印象を受けますので、クエリによっては12月17日を待たずに変動(展開完了)していることも考えられます。いずれにしましても、もうちょっと様子を見てみましょう。
現実レベルで私から再度注意点として…です。
コアアップデートは、あくまでもGoogleがグローバルに展開している全体最適に向けたアルゴリズムです。ですので、日本国内におけるどこかの業界の何かしらのクエリにおいては不具合が起こったり、変な検索結果になったりすることもあるでしょう。「今回のアップデートであんな訳の分からないサイトページが上がってる!Googleはどこを見てるんだ!?」的なことを言う人もいるでしょう。でも、Googleは全体最適になりそうだと判断したアップデートですので、細かなクエリまでいちいち見ていません。アルゴリズムによっては当然副作用も起こります。私はそれを「ムラ」と呼んでいますが。なので、コアアップデートによって正当評価されていないと思う場合は、次のコアアップデートを待つしかないでしょう。それでも100%のコンテンツなんてありえないので、ブラッシュアップはシームレスに行うことをオススメします。