Chromeでセキュリティ強化中

GoogleがChromeでのHTTP接続セキュリティ強化に取り組んでいることをGoogleウェブマスター向け公式ブログで紹介していましたので、ここでも紹介しておきます。

安全

SSL化の推進

とにかくGoogleはHTTPS化を推進していましたし、HTTPSページを優先的にインデックスしています。これからもどんどんSSL化の波を強化している中で、Yahoo!検索もSSL化したり、WordPressがSSL化したりと、あちこちでセキュリティ強化が遂行されてきました。私の周りでも法人サイトでHTTPS化していないサイトを見ないくらいです。もうかなり浸透しきっているのではないでしょうか。

そしてGoogle Chromeは今年の1月、クレジットカード情報入力ページやパスワード入力ページ(ログインページ等)がHTTPであった場合、URL表示バー部分に「Not Secure」と表示するようになりました。それから9ヶ月後、さらに「Not Secure」の表示範疇を広げていくとのことです。

Chromeでは現在、パスワードフィールドまたはクレジットカードフィールドがあるHTTPページを「Not secure」とマークしています。2017年10月からは、新たに2つの状況(ユーザーがHTTPページにデータを入力した場合と、HTTPページにシークレットモードでアクセスした場合)において「Not secure」の警告が表示されるようになります。

引用)Googleウェブマスター向け公式ブログ

新たに加わった仕様とこれから

前項でご紹介した2つの状況を整理します。

  • HTTPページにデータを入力した時に「Not Secure」と表示
  • シークレットモードでアクセスした全てのHTTPページに「Not Secure」と表示

分かりにくいかと思いますので、従来の「Not Secure」表示と今後の「Not Secure」を表にしてみました。

クロームのnot secure対象表

さらにGoogleではChromeのセキュリティ表示に関してはどんどん強化する予定です。

最終的には、シークレットモードではないときも、すべてのHTTPページに対して「Not secure」警告を表示する予定です。

引用)Googleウェブマスター向け公式ブログ

将来的には、すべてのHTTPページを安全でないと明示し、HTTPセキュリティインジケーターを、破損したHTTPSに対して表示されるものと同じ赤い三角形に変更する予定です。
Not secure表示例

引用)Google Developers Japan

法人サイトにおいてはHTTPで運用するようなサイトページはもうほとんど無いとは思いますが、今後HTTPはどんどん肩身の狭い思いをしますので、セキュリティ体制を万全にしていきましょう。

たとえ閲覧者が少ないサイトページであろうとも、“不特定多数に発行するメディア”という認識で考えれば、SSL化は当然の話だと思います。

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