最近、色々なサービス展開上、Webページデザインの勉強をしている私です。とはいえ技術的なコーディングやプログラミングではなく、市場参入視点やユーザーへのコンバージョンやエンゲージメント視点での勉強です。これに関しても終わりがなく、且つ伝えたい内容によってUIデザインは変化するので、常にインプットが必要なのです。
優秀なツイートをするアカウントを紹介
さて、そんな勉強をしている中、どうしても局所的に「こういうコンテンツのデザインはどう考えるのが良いのだろう」とか「ここの部分だけでも参考になるUIやデザインはないかなぁ」と行き詰ることがしばしばあります。
デザインの本を読んでいたり優れたデザインページを集めたWebサイトを見ていたりして大局的な考え方は分かっていても、いざデザインをアウトプットしようとした時に前述の本やWebサイトではフットワーク良く活用できないんですよね…。もっと言えば、本であれば根本の考え方や脳の動かし方は分かるし、優れたデザインページを集めたWebサイトであれば自分の引き出しを増やすことはできます。でも、いざとなると考え方だけでは消化できなかったり、どこの引き出しにどうしまっておいたかも出てこなかったりします。
そんな時、フットワーク良く参考にできるのがTwitterです。いざという場面に陥った時、私がいつも参考にするツイートをしてくれるアカウントをご紹介したいと思います。デザインというのは、何もクリエイティブなWebデザインだけではなく、マーケティングのデザインも出来なければ生み出すことはできません。ましてや人に発信するとなると、テキトーな思い付きではなかなかデザイン紹介をすることもできないでしょう。
今からご紹介するアカウント及びそのアカウントがフォローしているアカウントは非常に参考になりますので、勝手ながらご紹介したいと思います。
小林|Webクリエイター さん
この方のツイートを初めて見た時「これが無料かよ」と思うほどでした。もちろん個人アカウントですので、美味しそうな食事のツイートもございますが(笑)、部分的に使えるデザインのしかたをいくつかご紹介してくれたり、CSSでのコーディングのしかた(「こんなことをCSSで簡単にできるんだ」と思うような内容)まで紹介してくれています。私個人としては、「ナビゲーション」とか「フッター」とか「画像」とかの切り口でそれぞれデザインパターンを紹介するような書籍化してくれると本当に有難いなぁと思います。ツイートのURLを別でこっそりメモして個人的にまとめているくらい私には有益なツイートが多いです。
これまでのツイートをまとめました。
— 小林 I Webクリエイター(@pulpxstyle) 2020年11月3日
あき | designer さん
この方も有益なデザイン例を装飾的なデザイン中心にツイートしてくれています。前述の小林氏が構成要素が強いのに対して、細かな画像や文字デザイン等を中心にツイートしてくれているので具体的に参考にしたい人には非常に有益ではないでしょうか。写真の装飾扱いについてや参考となる本等もご紹介してくれていますし、パワーポイントで資料作成する際にも活用できる情報もあります。
【超簡単】illustratorで出来る文字の加工テクニック集
— あき | designer(@Aki_design00) 2020年11月22日
【デザインの基礎】デザイン4原則について解説してます!
— あき | designer(@Aki_design00) 2020年12月17日
さい|図解クリエイター さん
アカウント名通り、Webデザインというより図式化するデザインや思考回路、物事を整理して考える脳の使い方として、有益なツイートをご紹介してくれています。プレゼン向けのパワーポイント資料を作成する時に最適ですが、応用編としてこの辺の考え方はWebページ内におけるテキストの図解化等に活用できます。特にビジネス初心者には非常に有効ですし、中年層やベテランであっても色々な考え方をおさらいしてくれるツイートが盛りだくさんです。
【図解フレームワーク9】
20冊以上の”図解本”から抽出。そこから目的別に整理整頓した結果、この9つ(+3)に落ち着きました。
1. マトリックス
2. マッピング
3. グラフ
4. ベン(ドーナツ)
5. ギブテイク
6. ツリー(why so / so what)
7. ピラミッド
8. フロー(ガントチャート)
9. サイクル— さい|図解クリエイター(@sai_zukai) 2020年6月29日
猫森うむ子(猫)フリーランス15年×図解ブログ さん
この方もまた前述の方々とは違った切り口ですのでご紹介します。この方のツイートはコンテンツ作成のための概念や考え方、進め方を分かりやすく体系化してくれています。先ほども述べましたが、デザインというのはマーケティングのデザインを考えることから始めます。つまり、市場に対してどういうコミュニケーションの画を描くか、が大事です。そう考えた上で、ユーザーの共感や信頼、感動を得るためのヒントが詰まったツイートをしてくれています。日々の業務で忘れがちな基礎概念を取り戻すのは非常に有益です。
図解Tweetをまとめました口を開けて笑う
「うむ子の図解シリーズ」
https://twitter.com/i/events/1346715366437732353図解ブログ「umuco digital.」では
さらに詳しく解説しています。
▶︎プロフィールにリンク— 猫森うむ子(猫)フリーランス15年×図解ブログ(@umuco_digital) 2021年1月7日
ハラヒロシ / ウルトラエル デザイナー さん
最後にこの方です。ツイート内容は中級者以上だったり、それこそデザイナー向けの内容に近いかな、と勝手に解釈しています。参考書の案内もしてくれていますし、基本を知った上で考え方の引き出しを増やすという意味では有益です。この方の発信する紹介ツイートから対象の本を読んだり、考え方を実践していくとデザインスキルがひと回りもふた回りも伸びるでしょう。
ここ1ヶ月ぐらい、日常のデザイン業務で思ったこと、実践してること、Tipsなど意識的に言語化してツイートしてみました。また何かあれば投稿しますが、ひとまずここまでのツイートをモーメントにまとめました。
「デザインの思考&Tips」(@harahiroshi さんによる: https://twitter.com/i/events/1229220540931403777)
— ハラヒロシ / ウルトラエル デザイナー(@harahiroshi) 2020年2月20日
こまめな情報チェックが課題解決や流行消化を助ける
本当にTwitterって便利ですよね。ついこの前まではお金がかかるような情報でも、今では無料で手に入れられたり、発信者に直接アプローチすることもできるようになったわけです。にも関わらず、日々の業務疲れで積極的に情報を得ようとする意識が薄れ、アウトプット能力の限界に達してしまう人をよく見ます。それは、すごく勿体ないです。
仕事の時間だけ苦労して、帰宅すればもう仕事のことは忘れる――そして、また次の日仕事の時間に苦労する。こういう人は、成長曲線が全く見えない人ですよね。
ちょっとだけ余暇を使って前述のようなツイートを読むことで、1日1つでも読むことで、大きな財産になるに違いありません。そして、そういうツイートをしてくれる人には感謝しかありません。
ビジネスの意識高い系のツイートも自己啓発には良いかもしれませんが、前述のような実践的ツイートも本当に助けになりますので、是非ご参考ください。
こういう情報のチェックが自分の課題解決に結びついたり、流行デザインの因果関係を知ることでうまく取り入れることができるようになるでしょう。回り回ってSEOにも寄与すること間違い無しです。