AIについて考える

最近、開催されたGoogle I/O 2017で、米GoogleのCEOであるSundar Pichai氏が「We will move from mobile-first to an AI-first world.(モバイル最優先の世界からAI最優先の世界へ移行する)」と発言し、同時にGoogleのAI技術がますます盛んになっている昨今。そもそもAI(人工知能)と言われても、なんとなく近未来的なロボットしか想像できない人向けに、今回ふわふわとAIについて書いてみたいと思います。

ロボット

ふわふわ

AIとは何か

簡単に言えば、AI(artificial intelligence/人工知能)とは、まさに機械(システムやコンピュータ、ロボット等)自らが意思と知識を持って学習・行動をすることです。但し、厳密に機械自らが意思を持つというのは現時点での技術ではまだ難しいでしょう。じゃあ最近よく耳にするAIはどんな内容かと訊かれれば、「知識を持って学習・行動すること」という回答が近いのではないでしょうか。

「知識を持つ」というのは、私なりに簡単な解釈をすると「ビッグデータや情報収集における解析能力」のことです。データマイニングやデータドリブン等がこの類のマーケティング手法で、マーケティングオートメーションツールの中には(ビッグデータ解析によって物事を最適化させる)AIの代表例となるものもあります。この“大量の情報とその情報整理”が「知識を持つ」ということに繋がります。

知識を持てば、新しい情報や質問事項に対しても、その情報を細かく記号化し、それぞれの記号を0か1で判断(Yes/Noで分析)できます。さらにそれを既に得ているデータと照合し法則化することで、最適化した答えを返すことができるわけです。当然、新しい情報や質問事項もデータ蓄積されます。

これらの仕組みによって、「知識を持って学習・行動すること」が出来るようになるのです。私は現時点でのAI技術に関しては以上のように理解しています。

そして、Googleの音声検索やSiri、自動応答するチャットボット等もどんどん精度が向上しています。Pepper君はIoT(Internet of Things)として、それを具現化した最たる例かもしれませんし、驚くことにGoogleの音声認識に至ってはエラー率は4.9%だそうです。そう考えると、AIは既に脳と耳と口を持っているわけですね(笑)。

さらにGoogleはGoogle Lensという、AIでサポートされた画像理解機能を発表しました。これでAIは目も持っているという認識になるわけです(笑)。

GoogleがAIを活用したビジュアル検索機能Google Lensを発表しました。その機能はカメラで映し出した映像のなかにある物体を認識し、それが何か、またはそれに関する情報を検索してAR表示などで教えてくれるというもの。

引用)Engadget 日本版

ふわふわ

AIが盛んになった先のビジネスは?

AI

さて、マーケティングに利用されるAIを「知識を持って学習・行動すること」と定義した上で、これまでの具体例から推察するに、AIがもたらしてくれるのは“瞬時に最適解を提示”してくれるということになります。また、このことによって、今まで人間の記憶に頼っていたことや膨大なエクセルデータからソートをかけること等が無くなり、速く正確な情報解析が可能になるというわけです。

こうなってくると、人間の立場がいよいよ…って感じですね(笑)。ビジネスや産業においても色々と取って代わる部分が出てくるでしょう。
ただ、AIが現段階で出来るのは、飽くまでも“過去の(または既に蓄積された)データ”から情報解析するわけなので、ゼロから全く新しいモノを生み出すわけではございません。そこが人間と異なりそうです。しかも、情報解析能力といっても、そのアプローチ法は一定のルールのもとに行われるので、人間のように人口分の解釈や考え方があるわけではございません。ですので、1人の人間対1つのAIという意味では劣るかもしれませんが、多数の人間対1つのAIという意味ではまだまだ人間の立場があるわけなのでございます。

では、多数の人間対多数のAIでは…やばいですね。気持ち的には「人間である理由がある!」と断言したいのですが、理屈で上手く説明ができません。それこそ感情的になってしまいますね(笑)。