• ローカル検索アップデート201911

ローカル検索アップデート201911

ニューラルネットワークRankBrainとニューラルマッチングとの違いについては、今までも触れてきましたし、既にGoogleアルゴリズムに組み込まれている機能ですが、この度そのニューラルマッチングのシステムがローカル検索においても導入されたとGoogleの公式Twitterで発表されました。

ニューラルネットワーク

Googleの発表内容

以前もご紹介しましたが、私はニューラルネットワークとは“神経回路ネットワークを構築し、膨大なデータや情報を連結して処理していくことで、情報と情報との関係性に強弱と因果をつける。その関係パターンのマジョリティを“ある種の常識”として概念解釈するシステム”と解釈しています。それが通常のWeb検索アルゴリズムだけでなく、ローカル検索(3パックやローカルリスティングと呼ばれる――マイビジネスが表示される検索結果部分)にも導入されていたようです。11月初旬には機能していたとのことです。

ローカル検索例

11月初めに私たちはローカルの検索結果を生成するプロセスの上で、ニューラルマッチングの利用を始めました。ニューラルマッチングについてはこちらで詳しく説明していますが、どのようにしてそれぞれの単語が概念に関連しているか私たちがより理解しやすくなります。

ニューラルマッチングは、Googleが主に検索語句にどのような心理が働いているか理解すべく2018年に使用し始めたAIベースのシステムです。優れた同義語システムと言っても良いでしょう。同義語とは、他の言葉に置き換えて解釈できる語句を指します。

引用)@searchliaisonより意訳

 

 

ニューラルマッチングを利用することは、Googleが特定の商号や何らかの説明文についての単語を正確に使わずとも、ユーザーが使った単語やその意図を概念的に関連づけて理解するという、今よりもかなり進んだことが出来るようになることを意味します。

引用)@searchliaisonより意訳

 

 

ローカル検索でのニューラルマッチング、私たちは“2019年11月ローカル検索アップデート”と呼びますが、まだ完全にロールアウトはしていません。しかしWeb検索結果は、日々行われる小さなアップデートによって変わり続けており、コンテンツも同じように絶えず変わり続けています。

引用)@searchliaisonより意訳

 

 

ローカル検索でのニューラルマッチングの利用により、皆さんのビジネスについて何か変更する必要は全くありません。Googleでのビジネス成功を目指す方々は、私たちが提供している基本的なアドバイスを引き続き確認してください。 https://support.google.com/business/answer/7091

引用)@searchliaisonより意訳

 

 

質問をくれた方へ(良い質問に感謝します)、これはグローバル展開であり、世界中の国と言語を対象としています。

引用)@searchliaisonより意訳

 

ローカル検索でもっと意図を理解するようになる

既に11月初めに導入されていて、日本も入っているようです。しかし、ツイート内容を読む限り、まだ完全にロールアウトはしていないとのことですので、それが言語圏の話なのか影響度の話なのかは分かりません。一応、既に何となくニューラルマッチングが入っているという解釈で宜しいかなとは思います。

これは私のイメージに過ぎませんが、例えば実際、欲しい商品の取扱店を知りたい場合、欲しい商品を検索するよりも取扱店の種別を考えて検索しなければならなかったと思います。しかし、これからは目的を直接入力しても表示や検索が出来るようになるかもしれません。

従来のローカル検索イメージ(個人的想像)
①検索動機:「ティッシュが欲しい」
②検索変換:「コンビニで検索しよう」
③検索:「コンビニ」
④「コンビニ」の検索結果

今後のローカル検索イメージ(個人的想像)
①検索動機:「ティッシュが欲しい」
②検索:「ティッシュ」
③「ティッシュが買える店舗」の検索結果

↑こうなるとめちゃくちゃ便利になりますよね。
まぁ、今すぐできる話ではないと思いますが、必ず近い将来に出来そうな気がするので、楽しみに待ちましょう♪

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