今回はSEOを施策立てる上で、より現場感の強い考え方を(いつものように)ふわふわっと書き連ねてみたいと思います。ポイントはリーチすべき市場の捉え方です。
市場を分析する場合
まずはSearch Console等を使用して、既に流入しているクエリを極力全て洗い出します。流入しているクエリの派生クエリ等も全て調査します。やり方は以前ご紹介しましたが、おそらく何万何十万というクエリが出てくると思います。
そして、その全クエリで検索上位になった際の想定流入数と現時点での流入数を差し引いた数値が…検索市場においてまだリーチできる数ということになります。現状からの派生クエリ等で算出したクエリなので、サイト特性上、検索上位表示は可能なはずです。
もちろん、各クエリの各検索エンジンでの検索数と上位表示時のクリック率から流入数を仮定することは必要ですが、この作業をツール等でクリアできるのであればデータドリブンとして充分に仮説立てしたKPIにすることができます。
施策キーワードの捉え方
前述の各クエリを取りまとめてカテゴリ化したら、各カテゴリにおける検索心理を紐解きます。検索心理は検索結果のサイトページ群の内容から逆説的に推察可能です。検索結果に出てくるサイトページのコンテンツを読み進めるうちに、検索ユーザーの求めている内容を理解できるようになるからです。
そこまで分かれば後は情報設計するだけです。クエリを施策キーワード化したら、受け皿ページを(インデックス上)明確化し、そこに検索心理を満たすコンテンツを設計してあげれば良いわけです。そして、そのコンテンツは各クエリで検索流入してきた時にズレていないことが前提です。
さらに、受け皿ページに検索心理を満たすコンテンツを配置しつつ、新しい情報欲求を喚起させ、別のページに推移させる設計をします。それを何パターンも行っていくことでカスタマージャーニーやセッション最大化、コンバージョン最大化が出来るようになり、セッション改善からSEO改善できるようになるのです。
あとは良いパートナー会社を見つけましょう
SEOにおける施策として今考えられる最低限はこの業務内容なのです。後は、サイト運用ご担当者様はこの理論をもとに具現化してくれるSEO会社やパートナー会社を探しましょう。この仮説理論から実行施策まで導き出してくれるパートナーに巡り合えたら最高ですが、細分化しながらお付き合いする会社を増やしてもアリですね。
簡単に述べてしまいましたが、“言うは易く行うは難し”ですかね(笑)。
いつでもご相談ください♪