今まで強調スニペットで表示されることを狙って頑張って検索順位上昇を狙って…ようやく検索結果1位&強調スニペット化に成功したと思っていたら…日本時間1月23日にそういったサイトページが軒並み11位(2ページ目以降)に順位下落しました。これにはGoogleによる新しいメカニズムが働いたようで…今回はこのご紹介です。
Googleの発表
いち早くGoogleのDanny Sullivan氏がツイートし、Search Engine Landでも取り上げられていましたが、その20時間後にようやく公式もツイート発表しました。
If a web page listing is elevated into the featured snippet position, we no longer repeat it in the first page of results. This declutters the results & helps users locate relevant information more easily. Featured snippets count as one of the ten web page listings we show….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
This change launched yesterday for 100% of our search results globally. There’s no change to the overall set of web results we are showing. There are still ten unique listings, as before. Deduplicating simply means we’re no longer showing any of those unique listings twice….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
Deduplication does not happen for video featured snippets. It does for a featured snippet-variant that may resemble a Knowledge Panel on desktop, to the right side of results. This will likely stop later this week and resume when those move inline with main results….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
Deduplication does not happen with other features, such as Top Stories or Interesting Finds. Deduplication also only happens for the exact URL in the featured snippet and only within the first page of results….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
Some have noted that a deduplicated URL may appear on the second page of results. This is not a guaranteed position, nor by design, nor might it stay that way. Deduplication does not purposefully move the deduplicated URL to the second page….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
If there are more answers to common questions that come up from this change, we’ll add to this thread.
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
For those asking, this causes no change in Search Console performance reports. We only log the topmost appearance of a URL as its position. Featured snippets were already counted, duplicate appearances were not. See also: https://support.google.com/webmasters/answer/7042828
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2020年1月24日
引用)@searchliaisonより和訳
つまり、強調スニペット化されたサイトページは2ページ目以降に下げる機能(アルゴリズムと呼ぶべきか…)が働くようになったとのことです。そして、それは2ページ目に必ず表示されるとは限りません。これは強調スニペットで表示されたサイトページが連続表示されることで、検索結果の多様性を阻害するのでは、とGoogleが判断した結果のようです。
また、これによってGSCで表示順位が変更されるということはありません。もともと強調スニペットはGSCで順位として(1位)カウントされていたので今に始まった話ではないとのことです。ちなみに、ダイレクトアンサーと強調スニペットは違いますし、ナレッジパネルカードは1位としてカウントされません。詳細は「GSCでリッチリザルト表示を確認」をご覧ください。
強調スニペットの中には、デスクトップ上で右側にナレッジパネル枠に表示されているケースもあるので、それらもちゃんと強調スニペット枠としてメイン検索結果の最上部に移行対応していくとのことです。
どうなる!?クリック率
今まで強調スニペット化&1位(とか2位)になっていたサイトページのCTRは絶対下がりますよね!?
私の検索ユーザー目線で申し上げますと、なぜか「強調スニペット化されたサイトページを一般検索結果からクリックして詳細確認する」という動きになっていました。別に強調スニペットからクリックすれば良いだけなのに、なぜか一般検索結果をクリックしていました(笑)。でも、こういう動きをしている人って多いと思うんです。強調スニペットは強調スニペットとして確認し、一般検索結果でなんとなく1位~3位くらいのサイトページを見ながら、やはり強調スニペット化されているサイトページを一般検索結果からクリックするという動き…。
こうなってくると、強調スニペット化が良いのか悪いのか…今のところ検証材料となる変更後の期間が短いので判断できませんね。強調スニペット化をやめたいという場合は、「スニペットを制御する」で解説したように、該当ページの<head>内の設定で表示されるスニペットのテキストの最大文字数を制限させることで、回避する方法があります。
しかし、これは飽くまでも「有用な強調スニペットを生成するのに十分なテキストを表示できる場合」を逆手に取った手法に過ぎず、通常の検索結果スニペットにも影響してしまいますのでオススメできません(詳細はSearch Consoleヘルプ参照)。
まぁ…強調スニペットに選出されてしまったら、1ページ以内の一般検索結果枠を諦めて、喜ぶようにしましょう(笑)。