• 強調スニペット化したサイトページの所在

強調スニペット化したサイトページの所在

今まで強調スニペットで表示されることを狙って頑張って検索順位上昇を狙って…ようやく検索結果1位&強調スニペット化に成功したと思っていたら…日本時間1月23日にそういったサイトページが軒並み11位(2ページ目以降)に順位下落しました。これにはGoogleによる新しいメカニズムが働いたようで…今回はこのご紹介です。

強調スニペット

Googleの発表

いち早くGoogleのDanny Sullivan氏がツイートし、Search Engine Landでも取り上げられていましたが、その20時間後にようやく公式もツイート発表しました。

もしWebページが強調スニペットに選択され、検索結果上部に表示された場合、検索結果の1ページ目に重複して表示させないようになりました。この対応により、ユーザーにとってはより関連情報を見つけやすい検索結果を提供できます。強調スニペットは、検索結果に表示される10ページのうちの1つとしてカウントされます。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

これの変更は、昨日から世界的な検索結果で始まりました。Googleが表示させているWebページの検索結果全体のアルゴリズムについては何も変更はありません。これまで通り10個のユニークページ(リスト)が表示されます。重複した表示を排除することは、単純にGoogleが同じユニークページ(リスト)を(1ページ以内に)2回表示させなくすることを意味します。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

重複排除は動画の強調スニペットの場合では起こりません。デスクトップ上で、画面の右側に表示されるナレッジパネルのように見える強調スニペットの類ではこの変更が適用されます。これは今週中には右側に表示されないようになり、メインの検索結果内に移動する予定です。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

重複排除は、TOPストーリーや関連結果などの他の表示機能では起こりません。また、重複排除は検索結果の1ページ目以内で特定された強調スニペット化URLの場合にのみ対象となります。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

何人かの方は重複排除されたURLは検索結果の2ページ目には必ず表示されるのかどうか気にしているようです。ただ、2ページ目に表示されることは保証されていませんし、そういう設計をしたわけではございません。重複排除は、意図的に2ページ目には重複サイトページを移動するとは限りません。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

今回のこの変更について質問等を受けましたら、このスレッド上に追加ツイートしていきます。

引用)@searchliaisonより和訳

 
 

何人かからいただいていた質問に答えると、Search Consoleのパフォーマンスレポートには何の変化も起こりません。Googleでは最上部に表示されるURLだけの記録をとっています。強調スニペットはカウントしていて、重複したものはカウントしていませんでした。こちらも確認ください:https://support.google.com/webmasters/answer/7042828

引用)@searchliaisonより和訳

 
つまり、強調スニペット化されたサイトページは2ページ目以降に下げる機能(アルゴリズムと呼ぶべきか…)が働くようになったとのことです。そして、それは2ページ目に必ず表示されるとは限りません。これは強調スニペットで表示されたサイトページが連続表示されることで、検索結果の多様性を阻害するのでは、とGoogleが判断した結果のようです。

また、これによってGSCで表示順位が変更されるということはありません。もともと強調スニペットはGSCで順位として(1位)カウントされていたので今に始まった話ではないとのことです。ちなみに、ダイレクトアンサーと強調スニペットは違いますし、ナレッジパネルカードは1位としてカウントされません。詳細は「GSCでリッチリザルト表示を確認」をご覧ください。

強調スニペットの中には、デスクトップ上で右側にナレッジパネル枠に表示されているケースもあるので、それらもちゃんと強調スニペット枠としてメイン検索結果の最上部に移行対応していくとのことです。

どうなる!?クリック率

今まで強調スニペット化&1位(とか2位)になっていたサイトページのCTRは絶対下がりますよね!?
私の検索ユーザー目線で申し上げますと、なぜか「強調スニペット化されたサイトページを一般検索結果からクリックして詳細確認する」という動きになっていました。別に強調スニペットからクリックすれば良いだけなのに、なぜか一般検索結果をクリックしていました(笑)。でも、こういう動きをしている人って多いと思うんです。強調スニペットは強調スニペットとして確認し、一般検索結果でなんとなく1位~3位くらいのサイトページを見ながら、やはり強調スニペット化されているサイトページを一般検索結果からクリックするという動き…。

こうなってくると、強調スニペット化が良いのか悪いのか…今のところ検証材料となる変更後の期間が短いので判断できませんね。強調スニペット化をやめたいという場合は、「スニペットを制御する」で解説したように、該当ページの<head>内の設定で表示されるスニペットのテキストの最大文字数を制限させることで、回避する方法があります。

<meta name=”robots” content=”max-snippet:○○”>

しかし、これは飽くまでも「有用な強調スニペットを生成するのに十分なテキストを表示できる場合」を逆手に取った手法に過ぎず、通常の検索結果スニペットにも影響してしまいますのでオススメできません(詳細はSearch Consoleヘルプ参照)。

まぁ…強調スニペットに選出されてしまったら、1ページ以内の一般検索結果枠を諦めて、喜ぶようにしましょう(笑)。

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